因みに一万年前と言えば、前作「Say」で人類が初めてチベット高原に進出した時として描き、それは人類が南米大陸の1番下まで到達した時ともされます。
これは「放射性炭素年代測定」という技術で明らかになったコトで、地球の文明も一万年の時を刻んで来たと言えます。
因みに現代に伝わっている最古の歌はアッシリア文明のモノとされ、これはメソポタミア文明を征服した文明でインダス文明も征服して世界最大の王国を築いたとされます。
年代は一万年前とまでは行きませんが、この帝国を築いたアッシュルナチルパル2世の記録は遺っているので、「Say」でも世界制覇をした王のモデルとして、トゥルクであるセイと結婚までさせました。
話を惑星「萌」に戻しますと、それは一万年後の地球として描くコトができ、どうすれば地球文明がそこまで永く存続できるのか、そのヒントを与えてくれる星として描けます。
そのヒントは「萌」の歌に在るとし、秀祥にはそれを学び取って地球に持ち帰って貰います。
それは一体どんな歌なのか? 一万年の記憶を持つ歌は、わたし達にどんな秘密を教えてくれるのか… ぜひ一緒に考えて頂きたいと思います。