四枚組と言えばボブ-ディランのトリビュート・アルバム「Chime of Freedam (自由の鐘)」が有名ですが、「草」のトリビュートも既に出ているかと思うので、心当たりのある方はぜひ教えて頂きたく思います。
それでは早速ラストのアルバム作りに取り組み、ここではバラエティー豊かに紹介して行きます。
1. The Wonderer : Johnny Cach with U2
前回のラストに引き続いてキャッシュのシブい声をお届けします。 U2サウンドとそのバックコーラスもシブく、歌の内容は核戦争後の近未来を彷徨うモノです。 キャシュは高齢で目が見えなくなっても歌い続け、次世代のアーティストとコラボして魂のバトンを引き継がせました。
2. The Sains Are Coming : Green Day with U2
U2も次世代にバトンを渡しており、この曲は日本のミスチルとサザンがコラボした「奇跡の星」とよく似た感じの歌です。 共に地球の未来を救おうと訴えるコンセプトですが、日本のが受け身的で嘆いているだけの感があるのに対し、アメリカのは宗教的な救いに希望を託しております。
3. Be there for you : Green Day
グリーン・デイも「草」のトリビュートでは外せない存在でしょう。 これはレアなインディーズ曲ですが、彼らの心がストレートに伝わって来る名曲だと思います。 パンク・ロックは「優しいから好きなんだ」とブルーハーツは歌っていますが、これほど易しい単語だけで唄われている歌もまず無いかと思います。
4. 完璧な一日 : ブルーハーツ
この歌では冒頭に「笑うはっぱ」が唄われており、それだけで「草」だと特定はできないのですが、その後のメローな曲調からも「キマってる感」が伝わって来ます。 やはり日本ではこれくらいの曖昧さで「草」は謳われるべきかと思い、それでこそ詩的な高揚感が生まれるのも面白いカルマと言えるでしょう。
5. Back on the Chain Gang / Kid (live) : Pretenders
プリテンダーズはシェリル・クロウが憧れたイギリスの女性ロックバンドで、トンガッたエレキサウンドが持ち味なのですがここではアコースティック-ライブ「The Isle of View」からの選曲とします。 こちらの方が日本人には馴染み易いかと思え、ライブアルバムで「至高の領域」を目指すアーティストの気概が伝わって来ます。
6. Summer's Cauldron / Grass : XTC
XTCもこのジャンルでは大御所です。このサイケデリックなイギリスのバンドは日本でも以外と人気があり、私は大学時代に友人から勧められて聴き始めました。 彼らは都会の生活に馴染めずに都落ちし、田舎でアングラ的にキャリアを続けているみたいですが、残念ながらそれは日本にまで伝わって来ません。ネット時代の波に乗って彼らがメジャー復帰するコトを願っております。
7. Rocky Mountain High : John Denver
ジョン・デンバーも早逝の天才でした。 彼は今でもカレン・カーペンターと同じくらいアメリカでは人気があり、その歌声は永遠の響きを持ちそうです。 この歌は有名なのでご存知の方は多いかと思いますが、ギター弾き語りバージョンが特にお勧めです。 ロッキー麓のコロラド州でいち早く「草」が合法化されたのは、デンバーの歌の功績と言えるかも知れません。
8. Straight Time / Across the Border : Bruce Springsteen
スプリングスティーンも外すワケには行かないと思うのですが、彼の歌はちょっと複雑なので選曲に迷います。 これまで何度か紹介して来た「the ghost of Tom Joad」から2曲を挙げさせて貰い、これで彼がアメリカにおいて「ボス」と呼ばれる訳の一端を紹介できるかと思います。
9. 愛のことば / グラスホッパー : スピッツ
共に名盤「ハチミツ」からで、デビュー・アルバム「スピッツ」とこれが特に「草色」の濃いアルバムと言えます。 「愛のことば」は前にも紹介したので「グラスホッパー」に絞りますと、ここで唄われる「裸で跳ねる」という表現は「グラス」のハイを良く表しており、心は裸になって初めて跳ねるコトが出来ると謳っております。
10. Rockaria! / ELO
エレクトリック-ライト-オーケストラは最近聴き始めたのですが、まだ歌と曲名が一致せずにお勧めしたい「草」の歌を見つけられませんでした。 それはストリング-パートが無くなった後期の作品で、" stranger on grass feed " というコーラスが印象的な歌です。 でもELOと言えばやはりストリング-サウンドなので、前期のこの歌もお勧め致します。
11. Building a Mystery / Sarah Mcrachlan
サラマクのもう一つの代表作「Surfacing (浮上)」からファーストナンバーを挙げます。 ここでは「神秘を打ち立てる」仕事について唄っていますが、それは恋人の没頭している仕事であって彼女は少し醒めた感じで応援しております。 でもやはり女性は神秘が好きなようで、私もそうした仕事に関わって行きたいと思います。
12. Little Wing : Jimi Hendrix
ジミヘンは「神秘を打ち立てる」仕事をしていたかと思います。 それはエレキギターが発明され、音波と電波の共振が初めて人の手で自由に操れる様に成った時代に、その波に歌声を乗せて世界の人々の心を動かそうとした仕事でした。 彼のギターサウンドを超えるアーティストはまず現れないとされ、その歌声もギターなみにトンガッていました。
13. 同じ夜 : 椎名林檎
彼女のアルバムは初期の5枚(「歌い手冥利」を含む)までしか聴いておらず、最近のはちょっと「イっちゃてる」感が強すぎる気がします。 この歌は2枚目「勝訴ストリップ」からで、実に裸の心が表されています。 私もこの歌で唄われている様な「青春の嵐」を少しは体験できたコトを懐かしく思う者です。
14. Have a Cuppa Tea : Kinks
T についてここまで肯定的に謳った歌はまず無いかと思います。 貧しきヒルビリー(丘の占拠民)達にとって「ティー」はあらゆる差別を無くしてくれて、隣人愛と団結心を高めてくれる " Hallelujah " な草でした。 因みにKinksのリーダー Ray Davis は今でもソロ活動をしており、「生きるロックの伝説」と呼ばれております。
15. Wot's... uh the Deal : Pink Floyd
この歌も前に紹介しましたので、ここでは私が大学のギターサークルでこれを弾き語りしてた思い出を語ります。 21才の頃から " stone after stone " な暮らしだった私は、必然的にインドに惹かれて東洋大学のインド哲学科に入りました。 しかし私が求めたモノは大学には無く、22才でまた一年の旅に出ました... 今またそんな旅立ちの時を迎えております。
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