へるしーな日々

            やーやの日記
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金子みすゞのこころ2

2007-08-27 10:25:45 | Weblog

昨日読んだ「金子みすゞのこころ」のなかの 「こだまでしょうか」金子みすゞ
この詩について、いろいろ考えさせられました。

                 こだまでしょうか

              「遊ぼう」っていうと
              「遊ぼう」っていう。

              「馬鹿」っていうと
              「馬鹿」っていう。

              「もう遊ばない」っていうと
              「遊ばない」っていう。

              そうして、あとで
              さみしくなって

              「ごめんね」っていうと
              「ごめんね」っていう。

              こだまでしょうか。
              いいえ、誰でも、

一見、なんでもない詩のようですが、何回か読み返していると何か感じませんか。あたりまえのことを言っていて、人の心を言い得ている気がします。
著者、矢崎節夫氏の言葉を抜粋すると、

こだまとは ”丸ごと受け入れる”こと


「辛い」という字に一本横線を引くと「幸せ」になります。
辛いときは「辛い」と声に出してこだましてくれるまわりの人に話すことです。

と、あります。


丸ごと受け入れて、こだま出来ている自分だろうか・・・
しばし、考えてしまいました。
こだまできる人になれるよう、いえ、せめて、近づけれるようになりたいものと思います。

その他、「大漁」・「蜂と神さま」・「積もった雪」・「花のたましい」・「日の光」などの詩をあらためて鑑賞すると、金子みすゞという詩人の、深~いやさしさ、達観した宇宙観ともいえるような思いがみえてきます。
みすゞワールドにどっぷりと浸って、少ぉ~し心のお掃除ができた気のする二日間でした。