今日もいつものように診療所へ点滴を受けに行きました。
カーテンで仕切られたベットに寝て点滴を受けます。すぐ横で温める治療・牽引治療などもやっているらしいのです。看護師さんと患者さんの話し声は、そのまま聞こえています。
聞くともなしに耳にした話は
何かの治療を受けにきた82才の、仮にOさん(この方自身も要介護とか)という女性が訴えています。
「おじいさんは87才でね、大きいし私はこのとおり小さ
いしね~もう、起こしてポータブルトイレに座らせるこ
とが大変なのよ。食事をさせようとしても、なかなか、
すんなりとは食べてくれんし・・・(イロイロ省略)
もう、私は体も心も体もボロボロ・・・」
と、年末からお正月にかけてディケァーが休みのため、ご自分が、つれあいの介護をして疲れ果てたことを話しておられるのでした。
それに対して、聞き役の看護師さん
「Oさん、つらいね~ここでみんな、吐き出していくとい
いよ~」
Oさんは、そんなやさしい言葉に気がゆるんだのか泣き出してしまいました。でもすぐに
「聞いてもらって、ありがとうね、ここへ来ると元気に
なれる」
看護師さんは最後に
「自分が元気でないと介護はできないよね またやっ
た人しかわからないし」
と、更にOさん自身の介護認定を上げればディケァの日数も増えるとの助言をしているようでした。
何度も何度もお礼を言ってOさんは帰っていかれた様子でした。
きっと少~おし元気を取り戻して、つれあいのおじいさんにも優しく接したことと思います。
介護認定のことも、わからないながら 老々介護 の現実をはからずも、のぞいて胸がつまる思いでした。
それにしても、話し相手の看護師さんのやさしいこと!
Oさんでなくても、グチを聞いてもらいたくなる看護師さんの器の大きさでした。
看護師さんの顔がカーテンごしに見えないのが残念でしたが、年配のあの方かしら・・・などと勝手に想像しているバァバです。
病気になる度に感じるのですが、患者に接する看護師さんは
美しいです!!
お仕事とわかっていても、きびきびとした、そのやさしさに心がなごみます。