岐阜県社会福祉協議会主催のボランティアフェスティバル'13に行ってきました。
会場が市内の市民会館でしたので、近場で楽だったのですが、遠くは下呂からとか、県内各市町村のボラに係る人たちがたくさん参加されました。
今回のテーマは 「みんなでつくる地域の居場所」 というものでした。
開会式のあと、パネルディスカッションがはじまりました。
実際にボランティアに係わっておられる3人の発表がありました。三人三様の地域での居場所作りのお話しでした。
それぞれに興味深く聞かせていただきました。
間に休憩をとり、記念講演がありました。
「大笑いゼーションでノーマライゼーション」と題して、落語家の桂 福点 さん でした。
全く予備知識もなく、お話しを聞くことになりました。始まって舞台の中央に出られるすり足から、大分お年の方かしら・・・と思いましたが
そうではなくて、中学生の頃に視力を失った1968年生まれの方でした。桂 福団治師匠に弟子入りしておられるそうです。
軽妙な語り口のお話しをひとしきりして、昔、音楽をしていたから・・・1曲歌いますと
アカペラで歌われたのは「オーソレミオ」でした。
最初の一声で会場の皆はシーンとなり、歌い終わると満場の拍手でした。
落語家とアカペラでの歌、独唱という異色の展開もありますが、満場の皆の拍手は、まぎれもない彼の歌のうまさに対してでした。
細身の体から、声量豊かな声がでる歌声ににびっくりでした。感動しました。
そのあとも、おもしろく障害を持つ自分に重ね合わせたノーマライゼーションの話をされました。
心に残ったことのひとつに、障害者に対する時 その障害を理解することは勿論、大事だが、
その人を理解する・・・してほしい という言葉でした。
今は視覚障害者のために音声で、操作できるパソコンも開発されているのだそうです。
メール送信の場面では、見えないための変換ミスを見逃して、トンチンカンなやりとりをする話をユーモァたっぷりに聞かせてもらいました。
視覚障害者が持つ白杖(ハクジョウ)の体験を、数人が舞台にあがってやりました。手助けをする時には事前に声掛けをして、手をお貸しすることも教わりました。
最後に笛の演奏も披露してくださり、一時間半を飽きさせることなく 講演がおわりました。
感動をたくさん味あうことの出来たボランティアフェスティバルでした。
夕方4時半、帰宅しました。