先日読んだ「博士の愛した数式」が映画化されていることをコメントで教えていただいて、
DVDを借りてきました。
原作は、小川洋子さんのベストセラーを小泉尭史監督が映画化したものです。
博士役の寺尾聡さん・家政婦さん役は深津絵里さん共に良い味をだしていました。それから子供の頃の息子・大人になった息子役、吉岡秀隆さんもよかったですね~ 117分を一気に観てしまいました。
映画では、家政婦の息子が成人して数学の教師になり、教室で博士のことを生徒たちに話す・・・ところからはじまりました。
博士と、博士の所で働く家政婦とその息子の交流が、温かくえがかれていて、原作にも忠実にそっていると思えました。
80分しか記憶がもたない博士に対する時の親子の約束「その話はもう聞きました」と決して言わない・・・の場面がありましたが、
これは私たちが この先、高齢者とふれあう時には、心においておきたい言葉だと思います。(自分も高齢者のお仲間なのですが・・・)
博士の保護者(浅丘ルリ子)と家政婦の会話の中で「私と息子が博士と過ごすひと時は、それは 80分に限られた記憶が
たとえゼロになっても目に見えない永遠の真実を教えてもらった・・・」は印象深い場面でした。
また一連の画面に流れる、加古隆さんの音楽「愛のテーマ」も素敵に合っていましたね~
もう古い映画らしいのですが、私にとっては先日読んだばかりで、新鮮な受け取り方ができました。
古い映画なのでしょうDVDを借りて、7泊8日で105円と、なんだか申し訳ないような値段でした。
二回目を観たときはジィジもいっしょでした。二人共通な感想は、博士や、その薫陶を受けて先生になった息子も同じですが、
こんな先生に数学を教わりたかったな~ でした。