(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

欧米のリボンの骨壷

2008-04-14 | アート
ゴールドのリボンの装飾が施された、丸い飾りつぼは、実は欧米の「骨壷」。

欧米では日本のように、遺骨ではなく、パウダー状の灰になるまで焼却されるので、「骨壷」と言うよりは、遺灰を入れる壷「遺灰入れ」と言う感じである。

リボンの飾りの付いた、こんな可愛い「遺灰入れ」は応接間や書斎に故人の写真などと共に、思い出として飾られる事が多い。

こんな可愛い「骨壷」であれば、若いジェネレーション(世代)の人も今、現在のモダンなインテリアとマッチして故人の思い出を部屋に飾る事が出来る。

日本のような暗い「骨壷」ではなく、故人の生前の趣味や好みを反映させた、素敵な「骨壷」なら、故人の写真や花などと共に、「思い出」を美しく、しかも親しみやすく守って行く事が出来るのではないだろうか?

生前とてもお洒落だった女性や、エレガントだった女性には、このような素敵な骨壷が似合うのではないだろうか?

私がロンドンで学んで来た葬儀装飾では、このようなシックで可憐な骨壷の他にも、ゴールドやピンクのいろどり鮮やかな骨壷達がたくさん存在し、花の絵が描かれた骨壷やら、イルカが彫刻が施された物など、様々な「遺灰入れ」を見ることが出来た。
形も様々で、丸やら四角のボックス型やら、人形が付いた物など本当に故人の趣味などに合わせて、個性的な骨壷が多い。

欧米では葬儀装飾自体が真紅の花輪のリースを飾ったり、ピンクのハート型の花のリースを飾ったりと、カラフルで故人の個性を象徴させるような装飾が主流である。
お墓も以前にもご紹介したが、可愛いハート型のお墓などがあり、とても素敵である。
欧米、特にイギリスなどでは、葬儀装飾もとても芸術的である。
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