(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

ロンドンのワインミュージアム

2005-07-31 | アート
ロンドンにフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)の研究と、金箔アールデコ絵画の会社経営で、ロンドンの住居兼オフィスに長期滞在すると、必ず訪れるのがサザーク地域にあるヴェノポリス・ワインミュージアムである。

ここには、世界中から集められたワイン達が展示、販売され、ワインの歴史もたどる事が出来る。世界中のワインの試飲も出来、ワイン好きには1日いても飽きない場所である。
私はここで、始めてインド産のワインを試した事があるが、味は野性的で、荒削りであるが、それはそれで、美味であった。

日本でも、葬儀の時に、献杯(ケンパイ)と言って、お酒を故人に手向ける事がある。御花で言えば、献花(御花を故人に捧げる事)のお酒ヴァージョンである。

ロンドンでも葬儀の後、ワインをリフレッシュメント(日本で言う会食)で少し振舞う事があるが、私が考案するモダンな葬儀に、故人がもし、ワイン好きであったなら、献杯として、ワインを小ぶりなグラスに少し注ぎ、参列者全員で、故人に最後のお別れの演出をしても良いのではないか?お酒はワインだけでなく、どんな種類でも良い。

御葬式の装飾もモダンにしたのなら、演出すべてをモダンにしても良いはずである、それが、故人らしいのであれば、、。
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ロンドンの葬送曲はバラエティー

2005-07-30 | アート
ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)では色々な音楽を流す事が出来る。

例えば、故ダイアナさんのフュネラルの時は、友人だったエルトン・ジョンがピアノでオリジナルの曲を披露していた様に、故人の好きだった曲などを、パイプオルガンで弾いてもらう事も可能である。

故人が好きだった曲をテープで流す事も出来るし、聖歌隊に歌を歌ってもらう事もある。又演奏者が生で楽器を演奏しても良い。

またロンドンの葬儀社に事前に頼めば、フュネラルの葬送曲をテープにレコーディングしてくれるサービスもある。

故人の友人等が、フュネラルの時に演奏してくれた葬送曲を記念にレコーディングしてくれるなんて、とても心がこもったサービスである。

私がロンドンで研究し、新しく考案しているフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)にも、装飾の提案だけでなく、バックに流れる音楽の選択の提案などを含めた、葬儀の空間デザインすべてをプロデユースしている。
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多種多用な飾りがあるイギリス

2005-07-29 | アート
インド系イギリス人が、先程のロンドンのテロの実行犯として、ザンビアで拘束された。逮捕された、アフリカ系のイギリス人もいる。

この様にイギリスには卓さんの人種が混在して暮らしている。
昔の植民地からの移民の子孫達が、今、英国民として暮らしているのだ。

以前にもご紹介したが、ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)の演出には、様々な宗教独自の飾り達が用いられる。写真の物は、ヒンズー教の印しで、クリスチャンではない方の葬儀に、ひつぎの上などに飾られる物である。

この他に、スコットランド人の印しのタッセルをひつぎの取っ手の部分に飾る事もあり、多種多用な宗教的な飾りも存在する。

もちろん、宗教の僧侶とか、ノン・クリスチャンの為の宗教家を用意する事も必要であるし、又インド系イギリス人と、西洋系のイギリス人が結婚する事も多々あるので、親族達が違う宗教で有る事もザラである。

英国のフュネラル(葬儀・葬式)は本当に多種多様で、柔らかい感性と、柔軟性を持った気持ちで携わらなければならない。
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『イカリ』の形のフラワーアレンジ

2005-07-28 | アート
ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)の時のフラワーアレンジメントの1つである。

イカリの形をカーネーションや、薔薇、マム(菊)で形取り、ポイントに鮮やかな色、例えば写真のような真紅の薔薇などの花でインパクトを出す。

何度も言及しているが、この『イカリ』の形には何の種類の花を用いても良く、故人の一番好きだった花で作ることが出来る。

花の色もカラフルなピンク、赤、ブルーでも何でも良く、色の種類に規制は無い。

この様なアレンジメントの形にも、故人が好きだった物の形を出来る限り形作り、花のアレンジメントの形でさえ、規制が無い。

ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)はどこまでも自由に『故人』を表現する事を大切にしている。
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イギリスの華やかな模様達

2005-07-27 | アート
ロンドンの墓石に彫る模様の1部である。

日本の物と比べると、とても華やかでカラフルである。ひまわりの絵やら、クローバー、故人が賭け事が好きだったのか、競馬の絵まである。イギリスでは競馬はとてもハイソサエティー(上流社会)のたしなむスポーツの一種である。

そして、イギリス人が大好きな薔薇の絵、カーネーションの絵、チューリップの絵などの花々の絵がある。

ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)はとことん色鮮やかである。
墓石に彫る色もイエロー、赤などのヴィヴィットな色がほとんどで、閉めっぽい色はあまり好まれない。

宗教的な、例えば、キリストや、マリア様の模様ももちろんあるが、こうした一般の人々が好む、故人が大好きだった物や、事柄を墓石に彫るのがイギリス流である。
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宇宙生活時代到来!

2005-07-26 | アート
予定どうり行けば、今日の夜、日本人宇宙飛行士が宇宙に飛び立つ。(何度もキャンセルされてるけど、、、。)
宇宙生活時代の到来が現実化するのもあと少しかもしれない。

以前この6月に毎年葬式フェアなる、日本全国から葬式屋が集うフェスティバルのような物が存在する、、、とご紹介し、フュネラルアーティスト(葬儀・葬式の装飾アーティスト)である私もひつぎの発注などの為、参加した。
その時、サンプルで宇宙のカプセルのようなひつぎが展示されてあるのを見つけた。ただ、ひつぎの色が展示会用に作られた目立つオレンジ色であった。今の段階では実際には注文は少ないらしい。

そのひつぎはプラスティック製の丸い窓があり、そこからご遺体の顔が見える様になっている。今後、宇宙葬があれば、あんなひつぎも必要かもしれないし、今でも宇宙っぽい葬儀が好きな故人もいるはずである。

文具用品などに宇宙っぽい銀色のカプセルのような形の物や、旅行カバンのトランクにシルバーのカプセルっぽい物が結構人気だ。宇宙っぽい葬儀を望む故人はきっと男女を問わずお洒落で、流行の先端を敏感に感じる人に違いない。

その為にも今後は、もっと故人の色々なニーズにこたえられるような提案を葬儀に携わる者たちから、発信するべきである。フュネラルアーティストの私も少なからず、新しい今までに無いお葬式の提案を発信し続けている。
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イギリス人はハート型が好き

2005-07-24 | アート
ロンドナー(ロンドンっ子)に限らず、イギリス人はハート型がとても好きだ。

これはハート型の墓標である。以前にもご紹介したが、白のハートや、黒のハートを墓標に使う。
そして、カラフルなお花をたむけるのである。この墓標は子供向けの物では無く、れっきとした大人用である。

フュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)でもハート型のリースを真紅の薔薇や、ピンクの薔薇などのカラフルな花々で作り、故人に手向ける。

まるで、ヴァレンタインの時に日本で作るハートのフラワーアレンジメントのような、真っ赤なハートのリースを、、、。こんなイギリスのハート型の墓標を見ると、日本の墓石はなんと地味な事か、、、と思えて来る。ハート型の墓標があっても良いはずである。
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ブロンズ製の薔薇のボックス

2005-07-24 | アート
以前にもご紹介したが、イギリスの骨壷である。右上から大理石などの石製にイルカの模様の物、右下がブロンズ製に、薔薇の模様が入った物、そして、左2つが子供用の骨壷である。

ブロンズ製に薔薇の模様の物は、本当にジュエリーボックスかオルゴールみたいである。

骨壷と言っても、ロンドンでは骨ではなく、遺灰を入れて大事に取って置く為のアッシュ・ボックスである。
70%火葬のイギリスでは以前にもご紹介したが、墓地に遺灰を蒔き、その上に薔薇の苗などを植える事がほとんどであるが、こうして、自宅などに遺灰を大切に保管しておく人もいるのだ。

ロンドナー達は本当に日常的に薔薇などの花が大好きで、アッシュ・ボックスでさえ、とても美しくデコレートされている。これ以外にも色んなデザインの物があり、その装飾の華やかさには脱帽する。
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お勧めのデコレーションの本

2005-07-23 | アート
Country Living Crafting Vintage Style: Charming Projects For Home And Garden

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私が海外で、参考にするホーム・デコレーションの本です。洋書にしてはお手軽価格で、薔薇で覆われたデッキチェアなど、、。自分でも出来るステキなアイデイアが一杯!ぜひトライしてみて、、。

西洋のフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)の考え方もこんな発想からきているのでは?と思います。
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永遠の花の贈り物

2005-07-22 | アート
ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)は参列者から故人に花のブーケや、リースが届けられる事が多い。
その時の花もこの写真の様に、真紅の薔薇や、カーネーションや、ピンクの花など色鮮やかな花が用いられる。

ロンドンの葬儀社は参列者からの花束達1つ1つからそれぞれ1房づつを取り、それを『押し花』にして記念品として、遺族に渡す事もある。これは『Lasting Floral Tribute ・永遠の花の捧げ物』と言われ、
参列者から頂いた花のブーケや、リースを記念として遺族が残しておく物である。

イギリスのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)はこんな細かなところまでも美しい。お葬式の時に貰った花々を永遠に残しておくなんて、、、。しかも真紅や、ピンクなどのカラフルな花の記念品。

故人を偲ぶ時、参列者からの暖かくて美しい捧げ物を『思い出』として、大切に永遠に取っておくのはすばらしいアイデアである。



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庭に咲くロンドンの時計草

2005-07-21 | アート
ロンドンの庭先や、バックヤード(裏庭)に良く咲いている。時計草と言う草花である。
花の形が時計のようで、とても可愛い。色もカラフルで紫、ピンクなど色々な表情を見せ、ロンドナーに人気の草花の1つである。

イギリスのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)は故人が主役で、個性的で、色鮮やかであると何度もご紹介して来た。もし故人の1番好きだった花が庭にあるこの時計草のような草花であったなら、故人の葬儀装飾に庭に咲いた草花を一杯飾ってあげても良い。

草花達を主役にしたフュネラルアートが存在しても、それが故人らしいのであればとてもステキである。
庭に小さく咲いた草花達を美しく演出して行くのがフュネラルアーティストである私の仕事だと思っているし、『故人らしさ』を表現するのになんら規制は無い。

ガーデニングが盛んなロンドンでも故人が育てた庭の草花をフュネラル(葬儀)に使用する事もあるし、草花を主役にしたフュネラルは暖かい感じがし、それはそれで美しい。
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ロンドンの『フィナーレ』の本

2005-07-20 | アート
イギイス、ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)では、故人の歩んできた歴史と、故人の若い時の写真や、亡くなる直前の写真を小さな冊子にして、参列者1人1人に配り、サービスの時(西洋では葬儀などの儀式の事をサービスと言う)プリースト(牧師)が聖歌と供に、ひつぎの前で読み上げるのである。

例えば、故人が何年に生まれ、何年に結婚し、故人が何歳の時に第二次世界大戦が勃発しそして、故人の夫が戦死し、1人で子供達を育て上げ、また再婚し、、、。等の故人の今まで歩んで来た歴史を参列者の前で紹介するのである。

また故人が生前得意としてきた趣味や、活動、仕事の事、好きだった事、物などを故人が物語の主役となって、本の中で紹介される。

故人が天命をまっとうされたご老人であれば、若かりし時の写真などを冊子に盛り込み、故人の今までの人生を最後に振り返るのである。そして、『人生のフィナーレ』を迎えるのである。
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ロンドンの十字架フラワーアート

2005-07-19 | アート
ロンドンのクリスチャンのトラディショナルなひつぎのデコレーションである。

この様に、ポイントに真紅の薔薇や、カーネーションを使い、美しくデコレーションするのが、ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)である。

この十字架はピンクや、イエロー、オレンジにブルーなどどんな色でもオーダーでき、花もランやその故人の好きだった物でアレンジを頼むことが出来る。花や色に制限が無い。

十字架のふちにはレースや、リボンでフリルを付け、お葬式だから、、とかの区別無く、様々なカラフルな色の花々が使われる。故人が『主役』の故人らしい、個性を表現したフラワーアレンジメントが施される。

写真のような白地に赤のコントラストのアレンジや、ピンクにオレンジの組み合わせなど、勿論リボンのフリルもピンクを使う事もあるし、イギリスのフュネラル(葬儀)は宗教的な所までカラフルである。
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ロンドンのウインザー古城

2005-07-18 | アート
イギリスにあるウインザー城である。

最近ではここで、チャールズ皇太子とカミラさんがウエディングのセレモニーを行った場所である。

ロンドン市内から少し離れているが、このお城はエリザベス女王が今でも居住されており、女王が不在の時だけ、現在一般に公開されていて、その内装の豪華さには目を奪われる。

ロンドンでフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)を研究し、独自に葬式装飾アートをクリエイトしていると、その微妙な色使いや、バランス等をこの古城の内装からヒントを得たりする。

この古城の近くに、イートン校と言う皇室などの子息が通う名門男子校があり、歴代の王室関係者がここを卒業している。この学校の制服は燕尾服にシルクハットで、この学校の近くをまるでつばめのような少年達を多く見かける。
イギリスでは葬儀社の人もシルクハットに燕尾服姿で故人に尊敬の念を捧げる。イギリスでは日常に燕尾服等の礼装が浸透しているのである。
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ロンドンの夢のガーデン

2005-07-17 | アート
ロンドンのクレメトリアム(火葬場兼墓地・メモリアルガーデン)である。

この写真の様に、墓地は広々としており、ベンチなどもあり、ゆったりと過ごせるガーデンである。
日本の墓地とはかなり違い、怖い感じがまったくしない。

故人の遺灰を埋め、何年に生まれて、何年に没するなどと書かれたプレートをこの写真の様に張って墓標の様にし、葬る事もあるし、以前にもご紹介したが、薔薇の苗を遺灰を蒔いた土地の上に植える事もある。
また、写真の両脇に見える様に、樹木を遺灰を蒔いた上に植える事もある。

日本でも最近、山全体が墓地になっており、そこにロンドンのクレメトリアムの様に樹木を墓標代わりにし、その下に遺灰を蒔く場所もある。

ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)は墓地まで美しく、フュネラルアート(葬式装飾)も墓場まで、カラフルで、広大な土地にそれぞれ、フローラルエリア、ピースガーデン、ヘヴン、ウオーターサイドガーデンなどと名称があり、薔薇園や、樹木のエリアなど、また小さい池などもある。

本当に天国にある夢のガーデンである。
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