昨日、無事にロンドンオリンピックの開会式が終わりましたね。。。
ロンドンオリンピックはテロがうわさされていて、どうなることかと思っていました。
開会式のチケットも売れ残りが多数あった、、、と事前にうわさされていましたが、テレビに映っている映像を見る限り、満員のようにも感じましたが、よく見ると、空席の場所もあったように感じました。
わざと、座れないように、セキュリティーをかけていたのかどうかは分かりませんが、空いた席も画像で見えました。
このロンドンオリンピックのオープニングに登場した、中世の時代の演出や、魔女の演出はいかにもロンドンらしいな、、と感じました。
私がロンドンでイギリスのお葬式を、イギリスの葬儀社で研究させていただいているとき、
ロンドンの町並みは、とても近代的な場所もありましたが、住宅地などは中世の時代から少しも変わっていないかのような雰囲気を残していました。
私が暮らした一軒家も屋根裏部屋があって、中世の衣装を着た女性がふっと立っていても違和感がないような家でした。
イギリスには、お城がまだまだ残っており、そのお城を時間貸しで借りることが出来ます。
お城で中世の衣装を着て、パーティーなどもありますよ。
このお城には幽霊が住んでいるお城も存在し、イギリスは幽霊がとても多い国であると言えると思います。
古い建物がそのまま残っているので、その建物に幽霊が巣くうのでしょうかね?そういえば京都にもお化けが多いとか聞いたことがあります。
添付した写真は、イギリスの中世時代のお葬式、フュネラルの様子です。ゴシックな感じでしょう?
といっても、今でもイギリスでは、霊柩馬車を使ったお葬式が日常的に行われますので、お葬式は中世時代からあまり変わっていないように思います。
私がロンドンのお葬式社で研究していたときは、葬儀社の幹部が私に日本でも霊柩馬車でのお葬式の演出をしませんか?と聞かれたことがありました。
でも、日本では、馬の手配やら、道の馬の通行許可とか、、、色々あって無理だと伝えたら、
「素敵なのに、残念ね、、」と言われました。
ロンドンオリンピックのオープニングに出てきた、中世の紳士たちの衣装が、このイギリスの霊柩馬車の御者の人と同じ格好なので、
今でも儀式には、中世時代の衣服が日常的に使われているんだな、、と改めて納得しました。
古きよき時代の衣服や、行事、を大切にし、新しいものと共存して取り入れる演出がとてもうまいイギリスだからこそのロンドンオリンピックの中世時代の演出だったのでは、、、と思います。
この写真の霊柩馬車はガラス張りです。イギリスの霊柩車はガラス張りで中のお棺が見えるのです。
これはこのブログでも散々ご紹介してきたので、ご存知の方もいるかと思いますが、
そのガラス張りの霊柩車がとても美しいのです。真っ赤なバラを棺いっぱいに施したり、装飾したりして、その姿はシンデレラの花車のようです。
ガラス張りの霊柩馬車の真後ろに白いドレス姿の女性が写っていますが、この人が未亡人になるのでは?と思います。彼女が手に持っているのがリース型の花輪です。リースは永遠を表し、お葬式によく使われます。
私が手作りのお葬式を教えている教室でもこのリースのお花アレンジやハート型の花アレンジを教えています。
この女性がなぜ白いウエディングドレスのような姿なのかは私にも不明です。
中世時代は未亡人は白を着たのかしら?と思いますが定かではありません。それとも、結婚の予定だった人かも知れませんね。
今現在は、お葬式には黒い服や、白いブラウスに黒いスカート、やグレーなどを来て参列しています。
日本のお葬式よりも、少しラフな感じで、真っ黒でなくても、黒いスカートに白いブラウスでも参列しています。
この霊柩馬車に私はロンドンの街角で出会ってから、フュネラル・アート(アートお葬式)の世界に没頭することになりました。
美しいガラス張りの霊柩馬車との出会いがフュネラル・アーティスト(アートお葬式装飾家)としての今日の私を作ってくれたといえます。