斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

「反日種族主義」を読んで・・・『嘘をつく』ということ

2020-04-10 09:19:22 | 政治
昨秋話題の本、ようやく手に届き読んだ。内容に驚きも、さほど新しい事項もなかった。私のこれまでの、読書や歴史観から想定のことだった。だが、特に正確な情報を持っていたわけでもなく、推測の限りであったものが、本書の活字で確認できたことが、大きな収穫であった。
もう一つ、経済学に疎い私にとって、経済学専門の編著者のこの部分には、目がさらになった。(p335抜粋)

 お金と地位を最高の価値とする精神文化が物質主義です。・・・・物質主義は嘘をつくことに寛大です。・・・・最高の価値であるお金と地位を追求する上で、嘘をつくことはしばしば避けることはできません。みながそのことに納得しているため、嘘をつくことに寛大なのです。・・・

我が日本は「サムライ精神、武士道」とかいうが現在の物質主義は否定できない現実。
だからな、首相始め閣僚や官僚が嘘、偽造に国民は「納得、寛大」でいるのか。経済界から「政府の虚偽」などに批判や非難の声が皆無なのも、そういうことなのか。
他国の指導者にも私腹を肥やす、利益をむさぼり、国民へ背信でいられるのか。また、国民も虎視眈々と「その立場を目指す」主義なのか。
明るい未来は永劫来ないのだろうか。

蛇足ながら、安倍総理の応援する方は「反韓種族主義」「反中種族主義」のようにも思えたが。