失われた時間の代償

徐々に気温が下がってきたこの頃

おにいちゃん犬とわたしのお膝攻防戦も

佳境に入ってくる

わたしとしては

特に肉厚もなく座り心地の悪いわたしのお膝に座るのは

１日１回で十分じゃないかな～って思うけど

彼は常にそこを陣取っていたいらしく

わたしがちょっと座るごとに

狙ってくる

で

もちろんどっかりお座りあそばすので

けっこう我慢して付き合ってるけど

まあ長くて１５分が限度

それで彼をどけて

痛い痛いって膝をさすると　　いやでも演技が身に着くの・・・そんな時は女優です・・・

一応あきらめてくれるけど

その５分後にはまたやってくるので

まあ１日１０回と言わずお膝に座ってる

たまに「もういい加減にしてよ！」って思うけど

たぶんこれ

ひとりぼっちでつらかった時間を取り戻してるんじゃないかって

思うんですよね・・・

まだおにいちゃん犬が幼くて１匹だった時

わたしの仕事が忙しくて時間もバラバラで

家にいてもあまりかまってあげられなくて

それで鬱になっちゃったときの

あの時間・・・

だから

あんまり無下にもできなくて

できるだけ座らせてあげようとは思ってる


考えてみれば

わたしってひどい飼い主で

おにいちゃん犬が夜中におなか壊した時も

あまりにも眠気が強くて「いい加減にして！」なんて怒っちゃったので

おにいちゃん犬は仕方なく自分でトイレしたけど

お尻がうん〇まみれのままお布団に入って震えてて

わたしも夜中に臭いで気づいて大パニック

でもその時も大して心配しなかったら

朝になるころには下血しちゃって

ぐったりしたおにいちゃん犬を病院に連れてったってこともあったし

おとうと犬の目のことは

お散歩のときしょっちゅうおにいちゃん犬にぶつかってたのに

「かわいい」とか言って全然気づいてやれず

結果両目の網膜剥離は手の施しようがない状態になり

失明

後から本当のことが分かった時は

もうどうしていいかわからないくらい動揺したし泣いたけど

どうにもならない

３人４脚だね～なんて言ってるけど

実際は私の大失敗を

この子たちの元気な体が何とか支えてくれてる状態

だから

「もしこの子たちの飼い主が私じゃなかったら

　もっと幸せになれたかも・・・」

なーんて思うこともある

でもそれは考えたって仕方がない事なので

この先を精いっぱいして

この子たちが「まあまあじゃない？」くらいに思ってもらえるように

がんばるしかない

なので

こんなお膝でよければ

いつでもどうぞ、おにいちゃん犬

ただし

１回１５分でお願いします・・・


・・・なので皆さんのブログを拝見してて

たまに偉そうなコメントをつけてしまうこともありますが

失敗の裏返しの話なので

平にご容赦を！　　おばさんのおせっかいだと思って許して～



遊びに来てくださって、ありがとうございました