昨日は桜を見て楽しもうというお話をしたけど
考えてみたら桜はそれだけじゃなく
食べても楽しめる
桜の花の塩漬けは、桜茶とか炊き込みご飯、ケーキなどに使われるし
桜の葉の塩漬けは、皆さんご存じの桜餅に使われる
それに実がなる木ではサクランボも食べられるし・・・
で
それらはどんな桜の種類を使ってるのかなって思って調べてみると
桜の花の塩漬けは
発色や香りがよく形がしっかりしている「八重桜」の関山や普賢象という種類
そして桜の葉の塩漬けは
産毛が少なく柔らかで食べやすい「大島桜」の若葉が使われるそう
やっぱり食べるのに適する種類があるんですね
そして桜の葉の塩漬けには独特な香りがあるけど
あれはクマリンという成分が塩漬けによって発生し、抗菌作用があるそう
だから桜餅には適してるってことなんでしょうね
因みにソメイヨシノの花や葉は食べられるけど
葉はクマリンという成分が出にくいため風味が少なく
花は一重で色が薄くて「映えない」ため、食用には向かないらしいです
人も花もそれぞれの個性を大事にするのがいいということでしょうね
さて、サクランボですが
これは花見で楽しむ桜の木とは少し種類が違い
どちらもバラ科サクラ属ですが
見て楽しむ桜は落葉樹の総称で約300種
サクランボの方は果樹のミザクラ(主にセイヨウミザクラ)という木で約1000種(そのうち日本には30種)あるそう
観賞用の桜でも実がなることはあるそうですが、苦みなどで食用には向かないとのこと
やっぱりそれぞれ向き不向きがあるけど
個々の特性を大事にしたら色々楽しめるわけで
愛でる桜はそろそろ終わりを迎えるけど
そのあとは食べる桜でまたお楽しみがあって
桜って本当にありがたいなって思います
普段は桜というとソメイヨシノを思い浮かべるけど
いろんな種類の桜がそれぞれいい仕事をしてくれていて
どの桜にも感謝したくなりました
遊びに来てくださって、ありがとうございました