yurikago-sa

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四国八十八ケ所第二十番札所 鶴林寺

2014年04月22日 | 日記

平成26年2月23日 第二十番 霊鷲山(りょうじゅざん) 鶴林寺を参詣しました

鶴林寺は798年 垣武天皇の勅願により 弘法大師が開創され 

大師が修業していたとき 雌雄の2羽の白鶴が 杉の梢に舞い降り 翼を広げ 

黄金の小さな地蔵菩薩像を かわるがわるに 護っている情景を見て  

霊木で 高さ90㎝の地蔵菩薩像を刻み 胎内に黄金の 地蔵菩薩を納めて本尊とし 

境内の山の姿が お釈迦様が説法された インドの鷲峰山に 似ていることから

霊鷲山と号し 2羽の鶴にちなんで 鶴林寺と名付けたそうです 

 仁王門

参詣したのは2月23日  日本列島を連日記録的な寒波が襲っていました 

標高550mの鶴林寺への 遍路道は杉や桧の 老木が覆うように茂り 

遍路道や 境内に 前日まで降った雪が残っていました

 

四国第二十番別格本山の 鶴林寺

  

仁王門には 木彫りの仁王像と 1対の鶴 それぞれ左右に納まっています

仁王像は運慶作と伝えられています 

 

 鶴林寺境内図

門をくぐると 境内も老木が茂り 静寂そのもの 右に 六角堂

六体の地蔵尊と 弘法大師像が祀られています

大師像

大僧正の石像 4基

 大師座像 (お大師さんも色々なお顔があります)

境内に入ると色々な仏像や 石塔があります

水子地蔵尊

 水子地蔵尊

 

十三重供養石塔

「無」の石塚

  仏さまの智慧 最も大切な 心を教えた

お経 「仏説摩訶般若波羅密多心経」には「無」の文字が21文字あります

忠霊殿 と不動明王

忠霊殿の右 石段を上がった高い所に 本堂があります

ご本尊は 地蔵菩薩さま 天界から地獄まで 救って下さる仏さまです

鶴林寺の地蔵菩薩は 平安時代の作で 国の重要文化財に指定されていて

別名「矢負地蔵」と言われ 村の猟師が 猪めがけて 矢を射かけたところ

猪が血を流しながら走り去り 跡をたどって行くと 鶴林寺の本堂につき

本堂の中を見ると 地蔵菩薩の胸に 矢が刺さり 血が流れていたのを見た猟師は

日頃の殺生を懺悔し 仁王門の前で 自害したといわれています 

仁王門の近くに「猟師塚」という墓石が建っているそうです

 

    

本堂のまえに 青銅の鶴 一対 高さ3mの大きさです

降臨の杉

本堂の左に 大師が修業していたとき 雌雄の2羽の白鶴が 

黄金の地蔵菩薩を護りながら 杉の梢に舞い降りたという 杉の木です

降臨の杉のまえに 南無大師遍照金剛像が祀られています

本堂の右前に 波切地蔵菩薩像

 海や山で働く人々の信仰を集めているそうです

三重塔

五智如来像が祀られています

江戸時代後期の建立と言われ その時代で残っている 貴重な建物だそうです

第二十一番札所太龍寺と 向かい合う位置にあり 太龍寺から 塔の屋根が見えます

 

 

                  大師堂                 大師堂に桓武天皇勅願寺の表札が掛かっています

 鉢に 小さなお地蔵さん像がありました (気配りが嬉しくなります) 

老木が生い茂り静寂 霊気を感じる鶴林寺をあとに

つぎは21番札所太龍寺へ ロープウェイ駅まで約9㎞ バスで20分です

おしまい