平成26年2月23日 第21番 舎心山 太龍寺を参詣しました
太龍寺は793年 弘法大師19歳の頃 舎心ヶ嶽の岩の上で虚空蔵菩薩の ご真言を100万遍唱える
最も難行とされる修法虚空蔵求聞持法を 修行され 桓武天皇の勅願で 伽藍を建立され
虚空蔵菩薩を刻んで ご本尊とし 霊場と定め 山号は修行の地 舎心嶽から
また寺名は 修行を重ねても 悟りを開けず 谷に身を投げようとしたとき
太龍が現れ 大師を守護したのが 由来と言われています
西の高野寺と言われる太龍寺は 広大な寺領に 堂々とした伽藍が建ち
樹齢数百年の巨杉 巨桧の老樹に覆われ 霊気に包まれています
阿波の三大遍路ころがし 一に 12番焼山寺 二に 20番鶴林寺 三に 21番太龍寺
と言われた難所は 標高520mの山中にあり 476m山頂駅まで
ロープウェイで約10分です
空海19歳 舎心ヶ嶽で 虚空蔵求聞持法の修行像 (拝借画像)
ズロンズ製で東向きに座っているそうです
太龍寺境内図
山頂駅を出ると 左ににあります
境内に入って右に行けば本坊 納経所へ
左の石段 百段余り上ると 正面に本堂があります
本堂への石段の途中に 手水場
本堂
おびんずるさま
太龍寺ではおびんずるさまが御堂の中で祀られていました
お釈迦さまの弟子で神通力にすぐれ、みだりに神通力を乱用したので
お釈迦さまが怒り 仏の悟りが できてないと縁側に出されるそうです
また 撫で仏ともいわれ 自分の病気のケ所を左手で 撫で仏のケ所を右手で
同時に撫でると ご利益があるといいます。
本堂から右手大師堂に向かう途中に 聖観世音菩薩さま
弁財天
多宝塔
虚空蔵菩薩の 五つの 知恵 慈悲を 五つの像で表した
法界 金剛 宝光 蓮華 業用虚空蔵の五大虚空蔵が祀られているそうです
大師堂へ曲がるほぼ中央に修行大師像が ちいさな石仏と一緒に見守っています
西の高野寺と言われる太龍寺には 大師堂への御廟橋 があります
大師堂
巨大な老杉が茂り木陰は深々 所々に雪がのこり霊気に包まれています
高野山 奥の院と同じく 大師堂拝殿の後ろに 御廟があります
中興堂
大師堂の左手前にあり 長範和上(尚)が祀られています
参道の 岩肌や 木の根っこの隙間に 色々な石仏があります
j大師堂参道から 石段を下ると 鐘楼門
さらに石段を下ると 手水場があります
手水場 から右に 本坊 納経所 持仏堂 の合同建物が建っています
天井絵
持仏堂の廊下の天井に 描かれた迫力のある龍は
1901年 高知県安芸市出身の武村 松嶺さんの作だそうです
天井絵はほとんど薄れて見えず 天井絵の写真がありましたので それをパチリ
持仏堂の右に 護摩堂
そして 六角経蔵
老樹に覆われ 西の高野山と言われる 太龍寺を後に
つぎは 22番札所 平等寺へ 麓駅から14㎞ バスで約20分です
おしまい