筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

野間焼について13 -名残の遺構2-

2013-04-20 23:40:02 | 野間焼

この工房建物の外は草地になっていますが、
よくよく見ると小型のガス窯が放置されたままに朽ちかけています。

ここは故岡本光山氏の工房跡で、昭和50年代までは
屋外に粘土を水簸する大きな水槽があり、
レンガで築かれた円筒型の空吹き窯が3基以上ありました。
工房も写真の建物は本体の添え屋のごときもので、
この建物の左側に2倍以上の長い工房の本体があり、
工房の中には電動の轆轤が何台も据えられ、製品の石膏型や製品見本などが
無造作に沢山置かれていました。