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『新・映像の世紀』第1集、1995年の映像と2015年の映像【一部閲覧注意】

2015-10-26 20:56:46 | テレビ

先日、10月25日(日)に放送されました『新・映像の世紀』の感想をざっくりと。




※閲覧注意のキャプチャー画像があります。ご注意ください※
あとあくまで主観的な感想です。番組自体へのあれこれなので、他に何か意図があるわけじゃないです。




「新・映像の世紀」シリーズ

『新・映像の世紀』第6集、「映像に託された意味」が問われる「新しい映像の世紀」
『新・映像の世紀』第5集、連鎖するエネルギー、色を持った世界。
『新・映像の世紀』第4集、未公開映像で明らかになる秘密と嘘。
『新・映像の世紀』第3集、ヒトラーが描いた世界と未来 【一部閲覧注意】
『新・映像の世紀』第2集 ロックフェラーもヘレンケラーもエジソンも、みんな『人間』だった。

1996年版、「(旧)映像の世紀」シリーズ

【1996年】明けまして『映像の世紀』ぶっつづけ放送、1集~5集【一部閲覧注意】
【1996年】明けまして『映像の世紀』ぶっつづけ放送、6集~8集【一部閲覧注意】
【1996年】明けまして『映像の世紀』ぶっつづけ放送、10集~11週【一部閲覧注意】

『真田丸』『精霊の守り人』『ちかえもん』『映像の世紀』他、大河、Nスペ、BSプレミアムのまとめ。
少々真面目で結構ゲスいテレビっ子の備忘録まとめ<NHK系>(2015.12.13)

朝ドラ「あさが来た」「ゲゲゲの女房総集編」「あまちゃん」こちら。
朝ドラ感想記事のまとめ

『ダメな私に恋してください』『新釣りバカ日誌』など民放ドラマ、映画などなどのまとめ
テレビっ子の備忘録まとめ。<民放系>



あの「パリは燃えているか」と連動して思い出す私の中で2番目に名作Nスペ・『映像の世紀』の、ニューバージョン。



1995年、10歳くらいですがリアルタイムで視聴してました。
映像で見せるって手法がいい意味でショッキングでした。
出てきた事件や人物が気になって図書館に通ったものです。

歴史や世界史の勉強はこれにお世話になった感がすごい大きいな。


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サイクス・ピコ協定、マクマホン宣言、バルフォア宣言…。

大学受験で世界史を選択した方ならわかるはず、このへんのややこしさ。
それをうまいこと教えてくれたのが『映像の世紀』でした。

そのややこしさを勉強することに意義があるんだなってことを教えてくれたのも『映像の世紀』だったな。


誰が言うまでもなく、その映像を観ていたらそう感じたのをよく覚えています。




【閲覧ご注意下さい】










今回、新しい映像がいくつかあるということで、それを楽しみにしておりました。


ガスマスク。


ガス室。


ポグロム。



け、結構えぐいの持ってきよった……。
キャプ画、ひくくらいにガチに写ってるのとかたくさんありましたが……

新映像ってそういう方針なの…?

そんな言葉を失うレベルの凄惨な映像が続くので、別にナレーションなしでもわかります。

淡々淡々淡々淡々…と静かに映像を流してくれれば、わかる。
そんな静けさが『映像の世紀』の良さであり、その淡々とした映像がそれだけで何かを伝えてくる。
それが「すげえ」だったり「うわあ」だったり「ひでえ」だったり「えっ」だったりする。








NHKスペシャルで一番の名作は1980年の『絲綢之路』『シルクロード』シリーズだと個人的に思っています。
再放送で観てどハマリして、バイト代はたいてDVDボックス買ったり、つーか現地シルクロードに行っちゃったり。(→05冬、シルクロード横断の旅


そのリメイク、いや『新・シルクロード』が放送されたのは2005年でした。

『新・シルクロード』は旧版の映像も混ぜながら、21世紀のシルクロードの映像がふんだんに使われていました。
ちょうど帰国したときに放送開始したので、「そうそう、そんな感じ」と小躍りしながら見ていたのをよく覚えています。
1980年代に土臭い町だったトルファンが、どえりゃあ石油都市になっていたりとか。
旧版のノスタルジックな魅力とはまた異なるエネルギッシュさが描かれていたと感じます。
そこで改めてまた色んなことを考えるわけです。

旧版新版の何が違うかって、わかりやすいところから言うと、主題歌が違いました。


喜多郎 (シルクロード) 絲綢之路



シルクロード オープニングテーマ曲



旧版は喜多郎、新版はヨーヨーマによる、どちらもシルクロードの雰囲気が出てる名曲だと思います。
違ったからこそよかった。

だからこそ『新・映像の世紀』では、「パリは燃えているか」は使わないでほしかった。
もしくはここぞというときに温存しておいてほしかった。


パリは燃えているか 映像の世紀


もちろん名曲であることに変わりはありませんが。
「これ使えば『映像の世紀』になるでしょ?」
って意図がなんかチラッチラッ感じてしまいました。

1995年に20世紀をまとめた『映像の世紀』を放送することと、2015年の21世紀に『新・映像の世紀』を放送することは何らかの違いがあるはず。
「じゃあ何があるの?」って言われたら困るんだけどさ、でも何か変えようよ、と。

例えばこれ。


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20年前に「きっと20年後もまだパレスチナ紛争は続いている」と思って、旧版の製作陣は作ったわけではないでしょう。
でも現実には20年後にもパレスチナ紛争は続いているし、むしろ今もっといろんな問題が起きている。

1995年に作ったときと、2015年に作ったときの気持ちは違うでしょう。
ほんでもって、それはナレーションであらわすものでもないでしょう。

「歴史を歴史としてとらえるのが旧版」、「歴史を現在の延長としてとらえるのが新版」だとすれば。
そこで「パリは燃えているか」を使うのは卑怯な気がします。





もちろん『シルクロード』と『映像の世紀』、異なることは大いにわかってはいます。
史実としての映像で20年前との比較なんてできないものね。

でも映像技術は進歩しているはずです。
ちょっと前に放送していた『カラーで蘇る東京』とか『カラーで見る太平洋戦争』とか。
そのへんですごい技術見せてくれたじゃないですか。
「すげえ、NHKが本気出した」と驚いたものです。


だからこそ。

中 途 半 端 な 色 を つ け な い で 。

あと

スタンダードサイズからワイドにするんでカットされた上下の部分ぇ……。




なんだかんだ言いましたが、仕方ない部分もあるんでしょうね。
放送時間とかもあるし。

放送を楽しみにしています。
昨日なんて、途中まで下町ロケット観てて「あっ今日映像の世紀だ!!」と思い出してロケットほっぽりだしましたから(録画にした)
再放送もやるのね、ありがたや。


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むしろBSのほうのを観たいかも。



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