志望動機の攻略法についてお伝えしています。
シリーズ1で「動機は未来からやって来る」、シリーズ2では「6割しか伝わらない」とお伝えしましたが、今回は「会社理念は命取り」というお話です。
「貴社の、お客様第一主義に感銘し・・・」や「貴社の理念である『共存共栄』に感銘を受け・・・」、さらに「貴社の『・・・商品で世界を変えよう』というスローガンに感銘し・・・」といった、いわゆる感銘パターンをよく見聞きしますが、選考する側にとって、これほど社交辞令を感じるフレーズはありません。
実は、これらの言葉は、夏に「今日は暑いですね~」と挨拶するのと差ほど変わりません。
この社交辞令を履歴書に入れるだけで十数文字は使います。面接なら3~5秒といったところでしょうか・・・
私は、感銘パターンを否定している訳ではありませんが、どうせ書いたり言ったりするのなら、どこがどんな風に感銘したのかを伝えるようアドバイスします。
実際に、説明会などで話を聞いているうちに心から感動したという人なら、その時の自分の様子を伝えたらいいし、その会社の取り組みが本当に世の為人の為になっていると感じたなら、素直にそう言えばいいだけです。
ただし、そう伝えたからと言って、劇的な効果になることはあまり無いと言っておきます。
なぜかと言うと、そもそも会社の掲げる理念やスローガンは、多くの人に共鳴する言葉を選んで作られているからです。
つまり、感銘するようにできている言葉がほとんどなので、それを強調されてもなあ~と言った感じになります。
※だからと言って、決して企業理念を軽視している訳でありません。
そういった理由から、私は感銘パターンをあまりお勧めしていません。
それでも言いたい、伝えたいと思う人は、劇的に伝える術はあります。
直接伝授するので、どうか私に会いに来てください。