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自己表現にはバリエーションが必要

2016-07-28 | 仕事

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久しぶりの更新です。

いろいろな変化や決断を要することが続き、なかなか発信する時間が取れなかったのですが、今回は「自己表現」について書きます。

私が行う面接練習には、必ず「言い換え」と「要約」そして、たまに「集約」が登場します。

「言い換え」とは、あるフレーズを別の言葉で表現することで、例えば「私は主体性があります」を「私は自分から進んで取り組みます」と言ったり、「私は自ら積極的に働きかけることができます」と言ったりすることを指します。

そして「要約」とは、「つまり・・・です」というまとめ方を指します。例えば、エピソードを話した後のまとめとして「このように私は責任感があります」などと締めくくる場合のことです。

この二つは、実は多くの人が普段から無意識にしている話し方の一つなので、そう難しいことではないと思います。

さらに「集約」とは、様々な事柄を一つの共通項に集約して表現することで、勉強もアルバイトもサークルも趣味も何もかも頑張ったと伝えたい時などは、それが出来た要因や原動力となる共通項を探して「・・・だからそうできた」という言い方をします。

例えば「私は負けん気が強く何事にも手を抜くことが嫌なので、勉強もアルバイトも・・・も頑張ってこれたと思います。」と言ったりすることです。

この集約は、実は数学でいうところの”2X+3X+4X=X(2+3+4)”という考え方に似ています。

つまり、”いろんなこと”に当たるのが2.3.4のことで、共通項(頑張れた要因)に当たるのがXという訳です。

例に当てはめると「負けん気が強く何事にも手を抜くことが嫌」の部分がXになり、「勉強もアルバイトも・・・も」の部分が2.3.4という事です。(さらに「因数分解表現」というのもありますが、ここでは説明が長くなるので避けておきます。)

 

物事を、言葉だけで誰かに伝えるというのは意外に難しいものです。

私たちは普段、映像や音の力を借りて情報をやりとりすることに慣れ過ぎているので、ついつい言葉不足に陥り、それに気づかないでいます。

例えば、普段あまり使わないペンを、人に言葉だけで説明して同じペンを想像させることができるか試してみると直ぐに分かります。言葉のレパートリー(語彙力)の乏しさや表現法のバリエーションの無さに・・・。

実は面接も同じで、何も知らない人に自分を分かってもらうには、いろんな言葉が必要になります。

そのためには、普段からしている「言い換え」や「要約」をもっと意識し、多用しながら話すこと、出来ればあまり親しくない人に自分の経験を話すなどのトレーニングをお勧めします。

それは、必ず入社後に役立つトレーニングだからです。

以前にも書きましたが、本当のハードな面接は入社後に待っています。

その時のためにも、普段から「言い換え」と「要約」、できれば「集約」はマスターして欲しいと思います。

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