今回は、特に大学1年生に向けて書きます。
未だ先だと思っている就活でしょうが、今のうちに是非取り組んでほしい事があります。
それは「予期せぬ出会い」を楽しんで欲しいということです。
就活に入ると、学内だけでなく合同説明会なのイベントやOB・OG訪問、さらに会社見学などにも参加するようになり、行動範囲が広がると同時に初めて出会う大人が急激に増え始めます。
当然、その人たちと挨拶を交わしてお話をすることになりますが、実はこの行為はとてもとても大切な経験になります。
特に、学生の時に多くの見知らぬ大人に出会うのは人生の宝物になると、私は思っています。
それはまず、何より挨拶や言葉使いの実践練習になるからです。さすがに初対面の大人に対してタメ口は使わないし、挨拶もきちんとするはずですよね。
次に、自分のことを紹介したり、会話の中で質問や話題を考えたり、頭をフル回転させているはずです。
これらの行為はそのまま面接練習になるだけでなく、入社後に職場に馴染むまでの時間を短縮させるスキルになります。
事実、学生時代に多くの大人と接点を持つ人は、面接にあまり苦労しません。(本人の意識の問題ですが)
それに、面接担当者も、大人と接してきた学生とそうでない学生は少し話せば直ぐに分かります。(だから良いという訳ではありませんが)
なので、面接官も話しやすく感じるので、ついつい深い質問をしたりすることもあるようです。
そして他にも、多くの大人との出会いが重要だという理由があります。
それは、自分の未来のイメージが湧きやすくなるという点です。
なぜなら、多くの大人は学生に親切に接してくれます。そして色んなことを話してくれて、色んな事を教えてくれたりします。
時には行き過ぎて苦言ばかり言ってみたり、ついつい自分の武勇伝ばかり話すお方もいらっしゃいますが、様々な生き方をして来た大人との時間を沢山経験することが、近未来の自分の在り方などをイメージしやすくなると私は思っています。
なので、就活の前であっても、積極的に大人との接点を持つよう心がけるのも良いのではないでしょうか?
社会人経験の長い人も、まだ始まったばかりの人も、地位や収入、会社の規模に関係なく、出来るだけ多くの予期せぬ出会いを楽しむのも、就活を楽しくする方法ではないかと思います。