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志望動機は難しい?

2016-02-12 | 仕事

就活生だけでなく、転職する人も、志望動機には苦労しますよね。

とにかく入れてくれたら一生懸命仕事をするから、志望動機なんかいいじゃん。という気持ちになったことありませんか?

ついでに、履歴書も後から出すから、とにかく面接してよ~って、思ったことないですか?

私は何度も履歴書を書きましたが、いつもそんな気持ちでした。

いくら想い焦がれていても、応募書類でその思いを書いて訴えて、面接でまたその思いを言葉や態度で訴えて、おまけに適性検査だの筆記試験だのを受けて、やっとこぎ着けた最終面接とやらであっけなく落とされてしまい、最後に残ったのは「お祈り文書」だけ・・・なんてこと、ざらに起こるのが就活。

そんな残酷な就活を、なぜみんなは頑張っているのか。そんな疑問を抱いたことありませんか?

私は、何度も何度もこんなことを思っていました。(転職の時に)

でもいつか、どこぞの会社の志望動機を考えていた時に、ふと気づきました。

どうやら志望動機の意味というのは、相手に宛てるためではなく、自分の心に宛てるものかも知れないと。

この会社で自分は何をしようとしているのか。本当に入りたい会社なのか。ここに入れなかったらどうするのか。この会社でしか出来ないことは何か。この会社に自分はどんな貢献ができるのか。この会社に自分は必要か。・・・など、外に向けるのではなく、自分の内面に問いかけるようになりました。

そして自問自答を繰り返すうちに、その会社への本当の思いが見えて来ました。とにかく入れそうな会社かな?と思っていただけだったと・・・

という訳で、今は志望動機は、就活には必要だなぁ~と思っています。

それは、自分の将来に真剣に向き合うことができるからです。

志望動機は、自分の将来像そのもの。

応募書類のほとんどは「こんな自分が、将来こうなります(したいです)」という方向性を持っています。

「こんな自分」が自己PR、「将来こうなる、こうする」が志望動機です。

自己PRは過去から現在の自分、志望動機は現在から未来の自分。という捉え方をしてみましょう。

現在でつながっているでしょ。つまり、未来の自分を暗示しているが過去から現在に至る自分です。

今までの自分が取って来た(選択して来た)言動の延長が未来の自分です。

人任せの人生を歩んで来た人は、将来も人を当てにする人生を歩むし、時間にルーズな生活をしていた人は、やはり時間に苦労する人生を歩むのです。反対に清く正しく生きて来た人は、将来もくそ真面目な人生を歩むし、厳格で規則正しい生活をして来た人は、固苦しい人生を歩むのです。

但し、二つの条件をクリアーすると、未来の自分を変えるためのオプションを付けることが出来ます。

その一つが、自己理解&自己肯定です。これも就活には必要不可欠なアイテムです。

つまり、自分の現在位置を明確に知り、その自分を素直に受け入れることが、未来の自分の「在り方」を明確にする方法です。

そして二つ目が、仕事・業界・会社の研究です。

その会社の中にいる自分がイメージできなければ、未来の自分も書けないし、言えないでしょ。つまり、何をしている会社なのかが分からなければ、将来の自分も想像出来ないということです。

その基本は、「誰に何をする会社なのか」を明確に理解することです。それを追求することで、何のためにという目的が把握でき、どうやってという手法が見えて来ます。つまり、本当にやりたいと思うかどうかが判明するのです。

志望動機は、この二つの条件が整えば、そう難しいことではありません。

ひたすら自分に向き合い、自問自答を繰り返すことなど、就活の時にか味わえない特別な時間だということを、一人でも多くの人に気付いて欲しいと、私は願っています。

楽しい就活にして下さい。


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