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面接が得意な人は読まないでね。(その1)

2016-02-14 | 仕事

生れて初めて、就職のための面接を受ける場合、なぜか恐怖を感じる人が大勢います。

何事も、経験のない事を初めて行うのはとかく怖いものですが、それが面接という人生を左右する行為なら、なおさら恐怖感は倍増することでしょう。

これから数回にわたり、面接が苦手だなぁ~と感じている人に向けて、その攻略法を紹介してゆきます。

なので、面接が得意だという人は、この後は読まなくてもいいです。

 

今回は、最も基本的なことに焦点を当ててみました。

そもそも、なぜ企業は面接をするのでしょうか? 

誰かに尋ねたことはありませんか?もしなかったら、周囲の人に尋ねてみると同時に、自分でも考えてみましょう。

既にその答えを持っていて、実際の面接を経験した人は、その時の様子を振り返ってみて下さい。(苦手だなと思っている人ですよ)

面接の苦手な人というのは、ほぼ全員が「自分は面接が苦手だ」という錯覚に陥っています。だからその改善策も錯覚のまま考えるので、何度も何度も同じような言い方を練習したり、言葉尻や表現法ばかりに意識が向くのです。

しかし面接というものは、そもそも苦手だから上手く行かないのではないのです。

(ん?分かりにくいなぁ)

つまり、面接が得意だ!と言う人でも、あっさり落とされるのが面接だし、どんなに苦手だと思っていても受かるのが面接なんです。

さらに言及すると、苦手だと言う人のほとんどは、自分が勝手に苦手にしているんです。本当にそうなんです。

苦手意識を決定付ける条件の一つが、「なぜ面接をするのか?」という問いに対する答えを明確に持っていないことが挙げられます。

もちろん、その答えには正解などありませんよ。答えは自分が導いて出さなければ価値がありません。

かと言って、そこまで話して放置するのも忍びないので、傾向と対策を言っておきます。

私がこれまで面接練習のお手伝いをさせてもらった中で、面接が苦手だと言う人にこの質問をすると、だいたい9割の人が「分かりません」と言います。残りの1割の人は「実際に会わないと分からないから」という内容の答えです。

つまり、分からないまま面接を受けているから恐怖感が出ているのに、それを「緊張した」と言い換えているのです。

面接での緊張の正体は、実はほとんどが恐怖感だと思った方が良いですよ。

ちなみに、社会人にとって緊張感というのは大切な要素です。だから緊張する方がむしろ良いのです。

面接の意味価値を考えずに、単に受けなければいけないからといって面接に臨むと、ほぼ撃沈して終わり、自己嫌悪だけが残ります。

だから、なぜ面接が必要なのかという、自分なりの意味価値を深く考えることが、面接攻略法の一つなんです。

先程も言ったように、そこに正しい答えはありません。しかし「自分を裁くためではない」ということだけは伝えておきます。

面接をする方、つまり企業側の立場に立つと、面接は応募者の取り調べをするためではないという事位は想像できますよね。

では、何のためにするのでしょうか?

自分なりの明確な答えを導き出すことから、面接の攻略法が開けて行きます。「分からない」ままでは錯覚のまま、迷路に突入することになります。

どうしても分からないと言う人は、私に会いに来てください。一緒に考えましょう。

次回(その2)では、面接官の役割について話します。


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