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面接が得意な人は読まないでね。(その2)

2016-02-16 | 仕事

前回に続き、面接が苦手だなぁ~と思っている人に送るメッセージです。

なので、私は(俺は)面接なんか目じゃないよ!と思っている人は読まなくてもいいです。

今回は、面接官の目線でお話します。

まずその前に、「面接官」という呼び方について触れておきますが、ここで言う”官”とは、単なる役目や担当という意味です。

一般的には、面接を担当するのは人事の人というイメージが強い様ですが、例えば営業部と総務部の課長が二人で一次面接を担当して、各部長が二次面接を、役員が最終面接を担当するという場合もあれば、あえて入社3年目くらいの若手社員に面接を担当させるケースもあります。

さらには、最終面接までは外部に委託するという会社もあり、面接を担当する人は実に様々だということを、まずは理解しておいて下さい。

では本題ですが、面接官は何をする人達でしょうか?

 

前回の質問は「なぜ企業は面接をするのか?」というものでした。そして、これには答えはないよ、自分で考えようという内容でした。

でも今回は大切な要点だけは伝えておこうと思います。

多くの場合、面接官は応募者のことをできるだけ理解して、その人が仕事や職場に適しているかを判断することを要求されます。

しかも、判断に至る理由を明確に説明できなければいけません。

この部分だけを、先の質問に合わせると、面接官は(応募者を)理解し・判断し・(結果や経過を)説明する人達。ということになります。

この3つの行為の中で、面接官が最も苦労するのが「理解する」という行為です。

その日初めて会う人を、わずか20~30分程度で理解せよ。と言われたら、貴方ならどうしますか?

しかも、その次に待っているのが「判断せよ」です。理解もままならない人を判断なんか出来ませんよね。(普通は)

そして、最後の極め付けが「説明せよ」です。そもそも理解出来ない人のことを、どう説明するのでしょうか?

よく分かりませんでした。では済みません。

但し、社長が面接を担当する場合は全く違います。決定権者ですから理解・判断・説明など吹っ飛びます。

ここでの話は、社員の方が面接を担当している場合の目線とうことを理解しておいて下さいね。

なので、面接官も必死になって、全力で応募者の一挙手一投足を見逃さぬよう、緊張感の中で仕事をしているのです。

そう見えない人もいるかも知れませんが、実は細かいところに目も神経も集中しているものなんです。

そうでもしなければ、単時間で初対面の人を理解し、判断することなど出来ないからです。

もちろん、長年面接を担当しているベテラン社員になれば、自身の経験と照らし合わせて大体の検討を付けることが出来る様になるので、いかにも貴方を観てますよ!なんてオーラ全開で待ち構えることもないでしょう。

しかし、先程説明したように、面接を担当する人も、会社によって経歴や役職は違います。当然それぞれの目線、観点で質問します。

ここで私が言いたいのは、実は「面接官は貴方の良き理解者になりたいと思っている人」という捉え方を持って欲しいということです。

面接が苦手だと思っている人の多くは、自分をさらけ出すことへの抵抗感を感じていると私は観ています。

しかし、面接を担当する人だって、以前は恥ずかしがりやで人に話すのが得意ではないという人かも知れません。(実際にいますし…)

同じ人間同士、面接官にだけ何か特別な能力が備わっているなんてありえません。

私はよく「面接官は貴方の味方だ」と言います。

面接とは、一種独特の雰囲気で会話をする空間ですが、そこには応募者と面接官しか存在しない空間でもあるのです。

両者が互いに協力し合って、「良い面接」となるのです。

面接官は応募者の事がよく理解でき、応募者は自分の事をしっかりアピールできたと思えたなら、それが良い面接です。

どの面接官も、良い面接を目指しています。

だから、面接が苦手だと思っていても、どうか面接官の気持ちも分かってやって欲しいのです。

なんだか恥ずかしい、変な事言ったらどうしよう、失礼な振舞いをしたら・・・なんて言ってる場合じゃないんです。

「恰好なんか付けなくていいから、貴方の事をもっと教えて下さ~い! 私に仕事をさせて~!!」と叫びたくなるのが、面接官の嵯峨です。

なぜなら、採用の最終決定を下すのは社長や役員かも知れませんが、そこに至る経緯と、その人を推す理由、さらに判断するために得た情報などを逐一説明するのは面接官の役割だからです。しかも、自分が面接して採用になった人がわずかな時間で辞めてしまうなんてことになったら、さあ大変です。

「いったい、どこを観ていたんだ」などと言われるのも面接官の嵯峨なのです。

だから、苦手意識のある人、ここは一つ、面接官に良い仕事をしてもらうために、一肌脱いで協力してもらえませんか?

と言いたいのです。

次回は、社長(役員)面接の攻略法です。


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