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私だけの仕事の流儀 (ヒロパパ)

2016-02-09 | 仕事

「私だけの仕事の流儀」2人目は、大人の男性の登場です。

 

ニックネームは「ヒロパパ」です。

宗像市在住 57歳。

現在のお仕事は、日本語教師・プロコーチング(3年目)西日本国際教育学院にお務めです。

 

実は、「私だけの仕事の流儀」というプロジェクトを発信して即座に返信をくれたのはヒロパパでした。

しかし、先月福岡市内を覆った大雪の影響で取材が出来ず後日延期になりましたが、事前のインタビューシートにもしっかり記載してもらったので、色んなお話を聴くことが出来ました。

好奇心旺盛でおおらかな人柄は、まさに「ヒロパパ」と呼ぶに相応しい、優しい先輩です。

それでは、ヒロパパとの貴重なお話の一部をご紹介します。

 

● これまで経験したお仕事・またはその一部

スポーツ用品店の外商・アパレルメーカーの営業・学習塾講師・ユニホームメーカーの営業・サニックスの営業・パソコンインストラクター・ゴルフのロストボール販売・日本語教師・プロコーチング

 

● もっとも印象深い仕事と、その内容

ユニホーム会社の時、社内キャンペーンで好成績を挙げ、グループ目標を達成したボーナスとして60万もらい、さらにベトナムに視察旅行にも行けた。

サニックス時代にも、社員旅行でハワイに行けた。

 

● 忘れられない仕事での失敗談

沢山ありますが、一番は、ユニホーム会社で商品の受注ミスをして、大きな損害を与えてしまったこと。さらに車で営業中に、自転車との接触事故は起こすし、未回収金の回収が出来ないという失敗が重なり、結局リストラされてしまった。

サニックス時代には目標が達成できない時は宝満山登山に行かされ、社長の訓話を聞かされた。おまけに楽しいはずのハワイ旅行が、ボッタクリバーの餌食となり悲しい思い出となった。

 

● これまでの仕事を振り返って、今思うこと

営業職と、教える仕事をやって来たが、やはり自分は人に何かを教えることが好きだったと思う。

営業の仕事は、生活のためにしなくてはならないといった感じでやっていたと思う。だから、どこで身が入らない部分があったと思う。

 

● 仕事で影響を受けた人

最初に就職したスポーツ用品店の社長と専務には大変可愛がってもらい、お世話になった。彼らには人としての資質がいかに大切かを学んだ。

ユニホームメーカーの営業リーダーだった先輩からは、営業のいろはを教えてもらい、今でも人付き合いに活かされている。

ゴルフのロストボールをオークションで販売するという仕事では、傲慢な社長ではあったが、親身になってくれる先輩社員や、苦楽を共にできる仲間にも恵まれた。しかし、仲間だと思っていた同僚が、実は疑い深い傲慢社長の愛人だったと知った時は、改めて人間関係の難しさを実感した。

色々な人に出会って来たが、やはり人間性が一番大事だと確信した。

 

● 仕事で楽しいと思う瞬間

営業においては、やはり成績を挙げた時は素直に嬉しいという気持ちと達成感があった。

先生の仕事の時は、単なる勉強を教えてくれる人ではなく、人間として信頼されていると実感できた時はとても嬉しく、やりがいを感じた。

プロコーチングの仕事では、セッションそのものがとても楽しいと思う。

 

● 今になって思う、仕事のために、やっておけば良かったこと

今自分は、やりたい仕事が出来ているので、さらにスキルを磨きたい。今の仕事は天職だと感じている。

営業時代には、何か手に職を付けたいと思っていたので、英会話をはじめ、色んな勉強をして来た。

だから、特に今やっておけば良かったと思うことはないが、これから先に後悔しないためにも、色んなことにチャレンジしたい。

 

● ズバリ、仕事とは何か

一言で言うと「やりがい・社会貢献」

自分は、勉強をしたくても経済的な理由で思う存分出来なかった経験がある。だからこそ、今現在奨学金という借金を抱えて学んでいる学生たちをとても心配している。

私の言う社会貢献とは、そんな若者がお金の心配をせずともしっかり学ぶ事ができる互助制度やファンドを設立することだと思っている。

 

● 自分にとっての仕事の意味価値とは

仕事は、互いを「Win-Winの関係」にする道具の一つだと思う。

どちらか一方が良い思いをするのではなく、互いが喜べる道を探るのが大切。そういう行動こそが、やがて世界平和につながると思う。

 

● 未だ社会に出ていない若者へ、贈る言葉

「若者達よ、起業精神を持て!」

若い者が元気よくのびのび働ける社会にして行きたい。

 

★ 私だけの仕事の流儀とは

常に「Win-Winの関係」を意識して、どんなに辛い仕事でも遊び感覚を忘れない。

「楽しくなければ仕事じゃない!!」を貫くこと。それが私だけの仕事の流儀。

 

 

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私がヒロパパに出会ったのはほんの数ヶ月前、それは観術という学びの場でした。

その後は、仲間と共にカラオケやイベントなどで合流した時にお話をさせて頂く程度だったので、実は今回取材をさせて頂くまで、彼のことは殆ど知らずにいましたが、取材して改めて発見したのは「心の広い勉強家」という側面でした。

一見、物静かで穏やかな感じに映るお人柄の中に、実は「好奇心旺盛なひょうきんオヤジ」という楽しい側面を持つ、とても魅力的なヒロパパですが、現在の“境地”に至るまでには、様々なご経験があってこそだと感じる、楽しい取材でした。

 

その中で特に印象深かったのが、将来の夢の話しです。

ヒロパパの計画は、なんと100歳現役だそうです。(私は90歳を想定していますが)

今現在、観術師を目指すお勉強も継続されていますが、つい最近では起業家になるためのセミナーにも参加されるなど、本当に精力的に活動されています。

その原動力は、世界的なコミュニティーの創造という大きな理想が土台となっており、現在日本語を教えているネパールやベトナムなど東南アジアの若者との交流を通して、日本だけでなく、世界の若者たちを活性化させるためのネットワークを構築したいという願いです。

今回の取材で私が一番学んだのは、「利他の精神」です。

ヒロパパは言います。「自分はごく普通の生活さえ出来ればいい、皆のために使えるお金を稼ぎたい」

人に教えることが好きだと自信を持って言える大人のこの言葉は、まさに利他の精神が吐かせた言葉だと思いました。

ヒロパパは、与えることに価値を見出した人です。

人の集まる場面では常に先頭に立って盛り上げ役に徹し、自分が得た知識は惜しげもなく誰かに教える。

そして相手が笑ってくれるだけでハッピーな気持ちになれる。

きっと、これから100歳になるまで、いろんなものを与えて行くことでしょう。

 

最後に、辛い仕事でも、楽しい仕事にするコツについて聞いてみたら、社外にも仲間を持つ事というヒントを頂きました。

人生を楽しく生きることこそ、人間が目指す道だと教えてもらいました。

ヒロパパ、本当にありがとうございました。

これからも、共に学んで行きたいと思います。

 

 

 

2016.2 Yout hworker・Support「私だけの仕事の流儀」

 


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