やすこルーム

想いつくまま綴ります

        源氏物語

2007-06-28 12:07:51 | Weblog
光源氏


源氏
「みづからは、幼くより、人に異なる様にて、ことごとしく生ひいでて、今の世の覚え、ありさま、きし方にたぐひ少なくなりありける。されどまた世にすぐれて、悲しき目を見る方も、人にはまさりけりかし。されどまた世にすぐれて、悲しきめを見る方も、人にはまさりけりかし。まずは思う人にさまざまおくれ、残りとまれる齢の末にも、あかず悲しと思ふこと多く、あぢきなくさるまじきこよにつけても、あやしく物思はしく、心にあかず覚ゆること添ひたる身にて過ぎぬれば、それにかへてや、思ひし程よりは今でもながらふるならむ、となむ思ひしらるる。」これが↓こうなる

『わたしは、小さいときから、人とは違ったふうに、仰々しく成人して、現在の評判や暮らしぶりは、昔に例があまり無いくらいだ。しかし、それとは別に、人並み以上に悲しいめを見る点でも誰よりも多かったな。第一に、かわいがってくれる人にそれぞれ先き立たれ、1人生き残った晩年にも、いくら考えても悲しくてたまらないと思う事が沢山あって、つまらないけしからぬ事につけても、妙に心配をし、不満に思う事がつき纏うという状態(ありさま)で過ごしてきたので、その代わりで、昔おもったより今までも生き長らえたのだろう、と考えるのだ。』

エルモ流
源氏は小さいとき、恵まれていたから、その上は無いほどの贅沢をして育てられた。
とはゆえ、つぎつぎと、身内の別れで・とても悲しい思いをした。
そのせいで、長生きしているのかなぁ~?。寂しいヨォ~と言っている。

光源氏は寂しかったのよジャンジャン!

人間の欲望はこれで良いと言う終わり無し・なぜならば・欲が無くなる時は命の終わる時




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