
夢の始まりのカトレア
17年の歳月をかけて、一つの目標まで到達しました。
創業当時からの生業、カトレアの切り花。
カトレアには様々な花色や形がある中で、花屋さんの世界では
「カトレア=大輪ピンク」
それ以外は需要はほとんどありません。
冠婚葬祭に使われ、昔は年末のレコード大賞で歌手の皆さんが胸に着けて歌っていました。
そんなカトレア、8月下旬~11月の間、一年間の中でも花が少なく、開花調整が難しく生産が不安定な時期になります。
また、夏~秋の季咲の品種は、冬~春咲く品種に比べて、花質、花保ち、営利性等で、品種改良が世界的に遅れています。
そこで秋咲きカトレアの良花を産み出したい! と言うのが親子二代目に渡っての目標でした。
構想17年、交配から10年の歳月をかけて咲きました。
初花で二輪開花、NS16.2cm
とても優雅に開くペタル、ベルベットのような光沢のあるリップに黄色い目。
全体的に丸みを帯びてエレガント。
来ました!
やった!両親の良いところ獲り!
しかも一応計算通り!
ただのピンクカトレアに見えますが、凄いカトレアです。
ウキウキが止まらない専務でした!