以前調査しようとして
途中で放置していいましたが
今回分解する機会があり調査しました。
(歯数の数え間違いや計算間違いがあるかもしれませんが・・・)
今回の対象は
・旧動力、屋根スイッチ、2スピードで
ケースにL1A(左側)、R1A(右側)に表示があるギアBOXです。
モータ軸を「軸(1)」~車輪軸を「軸(7)」としています。
軸(1):モーターピニオン8T(主)
軸(2):クラウンギアベベル(従)22T ロングピニオン8T(主)
軸(3):a)ギア(カウンター、高速)20T、 b)ギア(主、低速)14T
軸(4):a)ギア(従、高速)14T) 、b)ギア(従、低速)20、ギア(主)8T
軸(5):ギア(従)24T、ギア(主)8T
軸(6):ギア(カウンター)16T
軸(7):ギア(車輪軸)12T
写真はジャンクのギアBOXになります。
高速: 8/22x8/20x20/14x8/24x8/16x16/12≒0.0462
モーターピニオンが1回転で車輪軸が0.0462回転
車輪軸が1回転するのにモーターピニオンが21.656回転
減速比:21.656
↑ 写真:2スピードの高速時
低速: 8/22x8/20x14/20x8/24x8/16x16/12≒0.0226
モーターピニオンが1回転で車輪軸が0.0226回転
車輪軸が1回転するのにモーターピニオンが44.196回転
減速比:44.196
↑写真:2スピードの低速時
「軸(3)の入」と「軸(4)の従」歯車の組み合わせで( a)が20/14、b)が14/20 )で減速比が変わる。
高速は低速に比べおよそ2倍の速さ
2スピードのギアBOX外側にはL1A(R1A)以外の刻印のもあるが
他の刻印のものも
軸受の位置は同じだと思うので(1スピード含め)中間ギアの組み合わせが
違うものがあるのかもしれません。
(他のサイトで1スピードで中間ギアの組み合わせが2スピードのものと異なるという情報あり)
ギアBOXで刻印が異なるもの(変速有無含め)を修理した際は、
減速比(ギア仕様)も見てみたいと思います。
※2020年5月に記事にした
ゆふいんの森の20T、14T組の補修ギヤ(変速での可動部)でジャンクのギアBOXの中から
割れていないギアを見つけたので交換しました。
通常レベルの調子の良いギア音になりました。
以上になります。
ベベルギアではなくて
クラウンギアと言うみたいですね(間違えてすみません)。
22Tを20Tにすると1割高速化されるので
20Tクラウンギアでの減速比は
・高速:19.69
・低速:40.17
となります。
私もクラウンギア割れのときは
市販の20Tのもの(半径で0.5mm小さく
なるだけなので組込可。ただしケース側
の長いボスは製作して組み込みました。
ちなみに、市販の24Tのクラウンは外径が大きくなりケースと接触する可能性があると思います。
22Tが出回っておらず20Tと24Tが
あったので20Tを選んだ次第です。