久しぶりに京都市美術館へ絵画鑑賞に出かけました。
最近はほとんど写真展ばかりを訪れて、絵画にはご無沙汰が続いておりました。
水彩画を始めているので、いい絵画を観て何か参考・反省になればと思い出かけました。
17世紀のオランダ絵画の黄金時代を代表する画家、ヨハネス・フェルメール、ピーテル・デ・ホーホ、
ヘラルト・テル・ボルフなどの作品がヨーロッパやアメリカの各地から集められ、約40点の作品が
展示されている。
全世界に現存するフェルメールの作品は36点に限られ、その中から手紙を題材にした3点、
《手紙を書く女》、《手紙を読む青衣の女》、《手紙を書く女と召使い》が出展されていた。
特に彼の作品は、差し込む光と影を自然な状態で非常にうまく描かれています。
どの作品も油絵で髪の毛1本までていねいに、かつ繊細に描かれていることに大変感心しました。
今後の水彩画では、あせらずに丁寧に輪郭を描き、色付けする場合に太筆、中筆、細筆を使い
分け、筆に水をふくませ過ぎないように注意すべきと思いました。
帰り際、気に入った添付写真の《手紙を書く女と召使い》の複写を購入しました。
書き直しながら手紙を書く女主人の後で、早く書いてほしいと待っている召使いの表情が顔によく
表されているのが気に入りました。
9月13日から「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」が同じ京都市美術館で開催され、モネ、ゴッホ、
ルノワールら83点の名品が紹介されるので是非また鑑賞に出かけたい。