ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

ソコッホ!キャンペーン実施ちう

2014-02-12 14:46:18 | CD

こんにちは、イヴァン・リンスです。嘘です!
先日の貸した医薬、もとい、ウチのPCアタマ悪いな、ええと、歌詞対訳「Novo Tempo」ですが、多少はアクセス反響があってホッと胸を撫で下ろしているサンバタウン店主です。しかしいい曲です。いい歌です。深夜に訳してて涙止まりませんでしたよワタシ。

そんなもらい泣きの才能溢れる店主の涙腺の弱さなどはどうでもいいとして、今日は久々にCDの紹介を。
ちょうど一年前にもぜじろぐに書いたネタなのですが、これ、このCadeira de Balanço(カデイラ・ヂ・バランソ)という6人組のショーロ/サンバインストグループ。もう本当に素晴らしいのですよ。ワタシは彼らの演奏するところをサンパウロのライヴバーで直接体験し、もう即断即決で彼らのデビュー盤を単独輸入させるに至ったわけであります。

な、わけでありますが。
なぜか売れ行きが芳しくないんですよこれがまた。オーマイ。ポルケ? ポルケっつったって、それは店主のプロモーションが下手くそすぎるから。ええ、わかってる、わかってるんですよ(ひとり体育館の裏で泣く)。

やや手前味噌&後出しジャンケンみたいな話になりますが、少し前にラティーナさんの特集「2013ブラジル・ディスク大賞」の原稿を書かせていただき、ワタシは以下のランキングを提出致しました(コメント文は割愛)。

①セルジオ・サントス「ヒマンセイロ」
②ヴェロニカ・フェリアーニ「それ心に満つるより、口は物言ふなり」
③ペドロ・アルテリオ&ブルーノ・ピアッツァ「(同名)」
④ヤマンドゥ・コスタ「コンチネンチ」
⑤ロス・セボソス・ポスチーソス「インテルプレタン・ジョルジ・ベンジョール」
⑥マリエーニ・ヂ・カストロ「セール・ヂ・ルス」
⑦アレシャンドリ・アンドレス「マカシェイラ・フィールズ」
⑧アントニオ・ロウレイロ「ソー」
⑨マリアーナ・バルタール、ルイス・フラヴィオ・アルコフラ、マウロ・アギアール「トレスヴァリオス」
⑩オ・ハッパ「ヌンカ・テン・フィン」
※DVD大賞 オ・テアトロ・マジコ「ヘコンビナンド・アトス」


しかし、実のところサンバタウン店主は、このアルバムこそ2013年度の第1位に推したかったのです。別に弊店名義でリリースしたわけではないので推薦ルール違反には抵触しないのですが、あまりの思い入れの強さゆえか(実質独占輸入状態に近かったため)、逆に気が引けてノミネートを控えさせていただいたという次第。ああ推薦しときゃよかった!

話をCadeira de Balançoに戻します。とにかくこのバンド、イカしてます。 ショーロをよりグルーヴィに、サンバをより洗練させた、ブラジル音楽リスナーさんにとってまさに美味いトコどり。部屋の掃除や後片付け、お料理の下ごしらえ、単純作業をリラックスしてこなしたいとき、ドライヴのお供、そして気の合う仲間とイベントやパーティ等でわいわい賑やかに過ごしたいとき、などなど。このアルバムBagunça Generalizadaは、そういったシチュエーションをこの上なく盛り上げてくれる格好のアルバムと言えるでしょう。力説、力説、力説~!

実際サンバタウン実店舗でこのCDをかけると、実に多くのお客さんがピクリと反応し、そして買っていって下さいます。 論より証拠、彼らの実際の演奏シーンを是非ご覧下さい!


(画像をクリックするとYouTube画面へ飛びます)


(画像をクリックすると(以下省略))

いかがでしょう。
そんなわけで、今や錐揉み状態で地面に向かって墜落寸前のサンバタウン物販部門ではありますが、この素晴らしい作品をブラジル音楽、ことにショーロ/サンバファンの皆さんの許へお届けするまではまだまだ死ねません。あ、いや、間違えた、死ぬだなんて縁起でもないですね。言霊ってコワいですからね。
そんなわけで、どうぞ買ってやって下さい。ていうか助けて!Socorro!(←目が血走っている)

それでも新たな時代を信じて

2014-02-11 04:47:11 | 訳詞

Novo Tempo (新たな時代)

新たな時代の中で
どれだけ咎めを受けようが
ぼくらは成長している
ぼくらはちゃんとわかってる
ぼくらはますます活気づく
ぼくら自身を救うために

新たな時代の中で
野蛮さを増す力だとか
怖くて震える夜だとか
いかなる危険があろうとも
ぼくらは闘う
生き残るために

ぼくらの希望は何のため?
復讐を越えたものであってくれ
どんなときも
受け継いだものを残してゆく一本の道であってくれ

新たな時代の中で
すべてに疲れ
すべてが不公平で
どれだけ罰を背負わされても
ぼくらは抗う
ぼくら自身を救うために

新たな時代の中で
いかなる危険があろうとも
すべての罪に
すべての間違いに
ぼくらはしっかり印をつけていく
生き残るために

新たな時代の中で
どれだけ咎めを受けようとも
ぼくらはその場に立ち会っている
ぼくらはストリートに立っている
手錠を引きちぎって
ぼくら自身を救い出すために

新たな時代の中で
いかなる危険があろうとも
ぼくらは出会おう
広場で歌いながら
笑顔ではしゃぎながら

生き抜くために





No novo tempo, apesar dos castigos
Estamos crescidos, estamos atentos, estamos mais vivos
Pra nos socorrer, pra nos socorrer, pra nos socorrer

No novo tempo, apesar dos perigos
Da força mais bruta, da noite que assusta, estamos na luta
Pra sobreviver, pra sobreviver, pra sobreviver

Pra que nossa esperança seja mais que a vingança
Seja sempre um caminho que se deixa de herança

No novo tempo, apesar dos castigos
De toda fadiga, de toda injustiça, estamos na briga
Pra nos socorrer, pra nos socorrer, pra nos socorrer

No novo tempo, apesar dos perigos
De todos os pecados, de todos enganos, estamos marcados
Pra sobreviver, pra sobreviver, pra sobreviver

No novo tempo, apesar dos castigos
Estamos em cena, estamos nas ruas, quebrando as algemas
Pra nos socorrer, pra nos socorrer, pra nos socorrer

No novo tempo, apesar dos perigos
A gente se encontra cantando na praça, fazendo pirraça
Pra sobreviver, pra sobreviver, pra sobreviver


【作詞 Vitor Martins/作曲 Ivan Lins】

そろそろブラジルいってみますぞえ

2014-02-08 14:50:34 | イベント

こんにちは、舛添要一を都知事にしたくない女たちの会です。嘘です!
でもそういう会が実際に発足しているのは本当です!
あと「舛添に投票する男とセックスしない女達の会」というすごいのもあります。本当です!

それに対して、宇都宮けんじ候補、今夜なんかすげーカッコいいことやるらしいです。
これな。
いやしかし、DOMMUNEを選挙戦最後の訴えの場にするとは、宇都宮陣営、恐るべし。

さて。

折りしも今年はワールドカップイヤー。我らがブラジルがホスト国を務めるわけでございます。加えてその二年後には畳み掛けるようにリオデジャネイロ五輪が控えています。二年ですよ二年。ワタシなど正直大丈夫なのかと思ってしまいますが、ここでブラジルブームとまでは言わないまでも、ブラジルというかの素晴らしき国に注目してもらうにはまさに千載一遇のチャーンス。この機を逸してはもう未来永劫、レーダーにも引っ掛からない超低空飛行のままブラジルファン・ブラジル音楽ファンは肩身の狭い思いで暮らしていかねばならぬでありましょう。

そんな店主の視野狭窄なブラジル贔屓のひき倒しっぷりはどうでもいいとして、2014年も二ヶ月目にさしかかってきたわけですしー、そろそろブラジル音楽屋の店主としてそれっぽい活動をやんないとなー、と思っていたところへこの企画。やっちゃいましょう、語っちゃいましょう、ブラジルの魅力というやつを!(鼻息ムフー)

平成25年度豊山町多文化共生交流会
「Viva Brasil!」

ついに始まるワールドカップ! 全国で活躍中のミュージシャン、マルセロ木村と、ブラジル音楽の伝道師・上沖央明がブラジルの魅力をトークと音楽でお伝えします。

講師:マルセロ木村
1979年ブラジルサンパウロで音楽一家に生まれ、ラテンアメリカ最大の演劇・音楽学校にて、クラシックギターを学ぶ。名駅にMúsica & Bar Marcelo(現在はLatin Bar São Luis サンルイスに店名変更しています)をオープンさせ国内外の有名アーティストとのセッションを繰り広げるとともに、若手の育成にも力を入れる。

サポーター:上沖央明(ゼジ)
1968年愛媛県松山市出身。大阪外国語大学(現大阪大学)ポルトガル・ブラジル語学科卒。ブラジル音楽レストランバー「サンバタウン」店主。現在は西区・円頓寺の店舗をベースに活動。ブラジル音楽そしてブラジルという国の持つ限りない魅力の布教をライフワークとしている。

基調講演内容(そんなカタいもんじゃないですけどね):マルセロによる「ブラジル」そして「ブラジル音楽」の素晴らしき世界についてのレクチャー。サポーター・ゼジがスライドプレゼンテーションを交え補足解説するとともに適宜マルセロにツッコミを入れる等、ざっくばらんでフリースタイルなプログラムを目指します。実演コーナーではマルセロとゼジのブラジル音楽セッションあり。の予定。マルセロのソロCD、サンバタウンの雑貨販売コーナー等もあります。たぶん。

◆と き:3月1日(土) 午前10時~午前11時30分 
◆ところ:豊山町社会教育センター・視聴覚室
 (愛知県西春日井郡豊山町大字豊場字和合72)
◆参加費:無料

申込み:豊山町役場総務課企画財政・情報係窓口で受付けます。葉書やメール、FAX、電話でも予約可。「多文化共生講座参加希望」と書き、氏名、住所、申込み人数、電話番号をお知らせください。応募者多数の場合は抽選。問合せ先は申し込み先と同じです。
郵送先:〒480-0292 豊山町役場総務部総務課 企画財政・情報係
電話:(0568)28-0913 FAX:(0568)29-1177
メール:kikaku@town.toyoyama.lg.jp



(豊山町役場でチラシを用意して下さいました。ありがとうございます!)

豊山町というと、小牧空港(旧名古屋空港)のあるあたりなんですけども、皆さま遠いとかおっしゃらずに、まま、土曜の午前ですし、休日の有効活用ということで、是非!
沢山のご参加、お待ち申し上げます。

ここからだ

2014-02-05 18:00:48 | 訳詞

Tudo Novo de Novo (すべてまた新たに)


さあ 始めよう
最終地点をプロットして
少なくともそれは
人生のすべてに
終わりがあることのしるし

さあ 目を覚まそう
今日の空には
前とは違う顔の太陽が
回転木馬に乗って
豪快に笑いながらこう叫んでる
何がそんなに悲しいんだと

すべては再び新しい
落ちてしまったところで跳び上がろう
すべて また 新たに
上りつめた高みから飛び込むんだ

さあ 祝おう
ぼくらのあるべきやり方で
後ろの光が消えるとともに
新たに生まれたこの輝きを

おしまいにしよう
新曲一つを無理して作るのは
ましてや二番煎じなんて
もう終わったのだということを
どうにかして理解しないと

それでも
すべては再び新しい
落ちてしまったところで跳び上がろう
すべて また 新たに
上りつめた高みから飛び込むんだ

飛び込もう
飛び込むんだ



【作詞/作曲 Moska】