こんにちは、イヴァン・リンスです。嘘です!
先日の貸した医薬、もとい、ウチのPCアタマ悪いな、ええと、歌詞対訳「Novo Tempo」ですが、多少はアクセス反響があってホッと胸を撫で下ろしているサンバタウン店主です。しかしいい曲です。いい歌です。深夜に訳してて涙止まりませんでしたよワタシ。
そんなもらい泣きの才能溢れる店主の涙腺の弱さなどはどうでもいいとして、今日は久々にCDの紹介を。
ちょうど一年前にもぜじろぐに書いたネタなのですが、これ、このCadeira de Balanço(カデイラ・ヂ・バランソ)という6人組のショーロ/サンバインストグループ。もう本当に素晴らしいのですよ。ワタシは彼らの演奏するところをサンパウロのライヴバーで直接体験し、もう即断即決で彼らのデビュー盤を単独輸入させるに至ったわけであります。
な、わけでありますが。
なぜか売れ行きが芳しくないんですよこれがまた。オーマイ。ポルケ? ポルケっつったって、それは店主のプロモーションが下手くそすぎるから。ええ、わかってる、わかってるんですよ(ひとり体育館の裏で泣く)。
やや手前味噌&後出しジャンケンみたいな話になりますが、少し前にラティーナさんの特集「2013ブラジル・ディスク大賞」の原稿を書かせていただき、ワタシは以下のランキングを提出致しました(コメント文は割愛)。
①セルジオ・サントス「ヒマンセイロ」
②ヴェロニカ・フェリアーニ「それ心に満つるより、口は物言ふなり」
③ペドロ・アルテリオ&ブルーノ・ピアッツァ「(同名)」
④ヤマンドゥ・コスタ「コンチネンチ」
⑤ロス・セボソス・ポスチーソス「インテルプレタン・ジョルジ・ベンジョール」
⑥マリエーニ・ヂ・カストロ「セール・ヂ・ルス」
⑦アレシャンドリ・アンドレス「マカシェイラ・フィールズ」
⑧アントニオ・ロウレイロ「ソー」
⑨マリアーナ・バルタール、ルイス・フラヴィオ・アルコフラ、マウロ・アギアール「トレスヴァリオス」
⑩オ・ハッパ「ヌンカ・テン・フィン」
※DVD大賞 オ・テアトロ・マジコ「ヘコンビナンド・アトス」
しかし、実のところサンバタウン店主は、このアルバムこそ2013年度の第1位に推したかったのです。別に弊店名義でリリースしたわけではないので推薦ルール違反には抵触しないのですが、あまりの思い入れの強さゆえか(実質独占輸入状態に近かったため)、逆に気が引けてノミネートを控えさせていただいたという次第。ああ推薦しときゃよかった!
話をCadeira de Balançoに戻します。とにかくこのバンド、イカしてます。 ショーロをよりグルーヴィに、サンバをより洗練させた、ブラジル音楽リスナーさんにとってまさに美味いトコどり。部屋の掃除や後片付け、お料理の下ごしらえ、単純作業をリラックスしてこなしたいとき、ドライヴのお供、そして気の合う仲間とイベントやパーティ等でわいわい賑やかに過ごしたいとき、などなど。このアルバムBagunça Generalizadaは、そういったシチュエーションをこの上なく盛り上げてくれる格好のアルバムと言えるでしょう。力説、力説、力説~!
実際サンバタウン実店舗でこのCDをかけると、実に多くのお客さんがピクリと反応し、そして買っていって下さいます。 論より証拠、彼らの実際の演奏シーンを是非ご覧下さい!
(画像をクリックするとYouTube画面へ飛びます)
(画像をクリックすると(以下省略))
いかがでしょう。
そんなわけで、今や錐揉み状態で地面に向かって墜落寸前のサンバタウン物販部門ではありますが、この素晴らしい作品をブラジル音楽、ことにショーロ/サンバファンの皆さんの許へお届けするまではまだまだ死ねません。あ、いや、間違えた、死ぬだなんて縁起でもないですね。言霊ってコワいですからね。
そんなわけで、どうぞ買ってやって下さい。ていうか助けて!Socorro!(←目が血走っている)