ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

Di Giorgioと7弦

2015-05-15 10:51:50 | 弦楽器

こんにちは、サンバタウン店主・ゼジです。

(顔上げ、拍手促す。収まるのを待ち)

いえ、ワタシはスピーチにカンペなど使いません。ええ、使いませんとも。

さて。

ぜじろぐに弦楽器ネタをアップするのなんてマジ何ヶ月ぶりでしょう。と思って検索かけてみたらなんと2年近くもブランクがぽっかりと。なんたるっ。なーんたるっ。

ハア、ホントこの2年、ワタシ何やってたんでしょうね・・・。

気を取り直して(コホン)まいりましょう。
今回は久々にDi Giorgioヴィオラォンの話題。それもヴィンテージモデル。おまけに7弦という。
正直「誰が弾くんだ?」と思わないでもありませんが、ああ日本のどこかに/私を待ってる人がいる、と百恵ちゃんではありませんが、四十七都道府県のどこかに、こういうのをお探しだった方がいらっしゃるといいなあ、なんて思ったりします。

モノはもちろん中古ですが、35年前のギターとは思えないほど状態は良好です。個人的に気になるところといえば、表板のラッカー塗装が経年により細かな内部クラックを起こしている(表面ヒビまでには至っておりません)ところですが、年数を考えればこれは致し方ありませんし、見た目の問題という話ですので、ヴィンテージギターに慣れておられる方でしたらノープロブレムなレベルかと思います。ネックの形状は、現行Di Giorgioモデルで採用されている扁平ネックほど薄くはありませんが、かといって当時のブラジル製ギターによく見られるごんぶとネックというわけでもなく、ごくスタンダードなクラシックギターのタイプとなっております。もちろんネック反りもなく、とても良い状態を保っています。

音はDi Giorgioならではのバランスのとれたまろやかな弾き心地。コードハーモニーの気持ち良さはさすがDGヴィンテージという印象ですが、新品のギター(後継モデルであるClassico 38 7Cordas)とは音のまとまり感が違います。年月を重ねるというのは、やはりそれなりの価値があるのだなあと改めて思う次第です。

スペックや価格は以下の通りです。

機種名:BEL SOM No.36 7Cordas
製作年:1980年
表板:スプルースまたは松単板(詳細不明)
側底板:ハカランダ合板(3PLY)
ネック:レッドシーダー
指板:パウ・フェーホ(テツノキ)
弦長:640mm
ナット幅:55mm
ペグ:金属シャフト、クロムフィニッシュ
PU:あり(パッシブPU、コンタクトタイプ後付け)
  ※ラインで音を出す際はプリアンプかDIが必要です
その他:
 ①ブリッジ部にテンション強化のための牛骨アダプターを
  装着しています(弦長645mm相当)。ソフトなテンションを
  好まれる方はアダプターを外した状態にして弦を張り替えて下さい
 ②ゼロフレット仕様
キズ・汚れ・不具合等:
 ①表板ラッカー塗装内部に細かいクラックあり(表面割れには至っていません)
 ②サイド面に5mmほどのタバコが原因と思われる円状の焼け焦げ跡あり
 ③ネック8FL・第1弦側に擦りキズあり
希望販売価格:194,400円(税・送料込)












ご興味のある方はぜひサンバタウン(info@sambatown.jp)までお問い合わせ下さいませ。店舗でのご試奏についても大歓迎ですので、ご遠慮なくお尋ね下さい。
※お電話(052-485-8199)は店舗不在がちのため現在つながりにくくなっております。何卒ご容赦のほど・・・。

杉山ギター(7弦)ただいま販売中です

2013-08-14 20:40:38 | 弦楽器

こんにちは、杉原千畝です。嘘です!
ああ、麻生太郎に彼の爪を煎じて10,000杯くらい飲ませたい・・・。ていうか麻生は「千畝」なんて絶対読めないと思います(ワタシも最初読めんかった)。

さて。

そんな徹底的にアンチ麻生・アンチ自民な店主のポリティカル・ユー、ポリティカル・ミーっぷりはどうでもいいとして、本日は久々に弦楽器の話を。

来ましたよ来ましたよ、幻の杉山ギターが!今回は7弦です。
モノは2002年製の名器の呼び声高いEX65モデルで、表板:杉、側底板:ハカランダの大業物。
ほとんど未使用(表板にわずかな爪キズがあるのみ)、まだ弾き込まれていないこともあってやや音は「閉じた」感じになっていますが、ケースから出して使うごとに、杉山ギター独特の「あの」ドスの効いた力強い音色が戻ってくると思います。

こちらを破格の630,000円にて(税込・送料無料)。

ブラジルの個人売買サイト等では中古でも20,000レアル(現時点で約85万円)もの値段がつけられるほど現地ではカリスマ的知名度を誇る杉山ギターですが、それ以上にここ日本でもレアであることには変わりありません。現にビルダーの杉山重光さんは、日本顧客向けにはギターを製作することはもうないと明言されておりますし、サンバタウンとしましてもおそらくこの先杉山ギターを取り扱うことはないと思われますので、この機会を是非お見逃しなきよう。

詳細につきましてはご遠慮なく info@sambatown.jpまでお問い合わせ下さいませ。

今年最後の3台

2013-05-17 16:05:29 | 弦楽器

こんにちは、大阪市長の橋下徹です。最大フォントサイズで嘘です!
いやはや、もう詰んだね、この人・・・。

さて。
この度は一件、お知らせとお詫びを。

ここ最近のブラジルにおけるインフレにも近い物価の急騰と、円安に伴うブラジルレアルの為替レート上昇というダボーパンチにより、サンバタウンにおきましては今後取り扱うブラジル弦楽器の価格維持が困難になってきております。
しかしながら一括発注にかかる仕入資金の調達が難しい状況であることや、店主の値上げに対する躊躇等もろもろの条件を検討しました結果、誠に残念ではございますが、弊店での今年度中のブラジル弦楽器輸入を見合わせることと致しました。
特に弊店自慢の弦楽器工房MATERの製品を始め、入荷を心待ちにされていたお客さまには大変申し訳ございませんが、何卒ご容赦下さいますよう伏してお願い申し上げます。

というわけで、弊店に現存する弦楽器在庫は以下の三本のみとなります。

Di Giorgio ヴィオラゥン Bird's-Eye(エレガット)

Di Giorgio ヴィオラゥン Tarrega

MATER 7弦ギター Clássico インブイア ジャンボボディ PUなし

【中古】Marquês バンジョーカヴァキーニョ ファイバーボディ(黒)
  パッシヴPUつき(ソフトケース付属 \27,300)

 ※本品は中古商品のため通販ページには掲載していません。ご興味のある方は
   別途お問い合わせ下さい。

特にMATERの7弦ギターに関しましては、これだけのコストパフォーマンスを誇るものはそうそうないものと自負しております。是非お試しいただきたいオススメの一本です。

以上、これをもちまして(想像を絶するレベルのサンバタウン大ブレイク現象が勃発しない限り)本年中の弊店での弦楽器販売は終了となります。売り切れ御免ということでどうぞよろしくお願い申し上げます(おじぎMAX)。

・・・ん?

失礼、4台でした(自爆)。

ものすごいセール

2013-02-19 21:10:54 | 弦楽器

こんばんは、マーティン・ルーサー・キングです。嘘です!
ワタシには夢があります。いかなる夢か。それは秘密です!

さて、のっけから何を言ってるのかわからないサンバタウン店主ですが、今回はセールのお知らせ。しかも弦楽器です。

単刀直入に申し上げますと、2/20(水)0:00より、2/28(木)24:00までの9日間におきまして、Di Giorgioのヴィオラォンを全て半額にて大放出セール致します!
また、サンバタウンのセールって案外人目につくのが遅いという毎度の傾向がありますので、いわゆる「後になって気がついた」というお客さまのために、敗者復活戦よろしく二段構えの陣として、3/1(金)~3/10(日)の10日間につき、同社商品を30%OFF価格にてご提供させていただきます。
併せてMATER弦楽器の在庫(7弦ギターおよびヴィオラ・カイピーラの2台)につきましては、2/20(木)~3/10(日)の期間、20%割引セールと致します。

ボサノヴァギターにチャレンジしてみようかとかねてから考えておられた方にはまたとないチャンス。そして前々からDi Giorgioのヴィオラォンにご興味のあった方は是非この機会をお見逃しなく。

なんでまたそんな太っ腹というかハチャメチャなセールを打つのか?!
事情お察し下さいませ(笑)。

まもなくセール開始でございます。皆様何卒よしなに!

12/1~12/15 弦楽器セールのお知らせ

2012-12-01 13:43:41 | 弦楽器

こんにちは、エリゼッチ・カルドーゾです。歌っちゃうわよサンバ・カンソン!ハウ。
嘘です!
本物のエリゼッチはそんな芸風ではありません。

さて。
なんかもう毎年恒例って感じになってきつつありますが、今年もやります、サンバタウン歳末弦楽器20%OFF大感謝セール!
期間は12/1(土)より(『かーらーのー』絶対使いたくない派)、12/15(土)までの15日間。実店舗・通販共通です。
つまり本日!Justamente hoje! ヂ・オージ!セール開始であります。
特にMATERの弦楽器「クラシコ」シリーズ、そしてDi Giorgioのボサノヴァギターといった高額商品等につきましては年に一度の大チャンスですので、是非この機会をご利用下さいませ。ませませ。

MATER弦楽器、ようやく入荷&通販アップです。

2012-09-27 19:55:38 | 弦楽器

こんにちは、マヤノトップガンです。嘘です!
うむむ、TwitterやFacebookの方についつい気を取られ、ぜじろぐが疎かになってしまってどーもすみません。

そういえばサンバタウンWebページのイベント欄も更新できてないなあ(無表情)。
いけません。本来やるべきことが全然できていない。これはいけませんよセニョーラ(誰がセニョーラや)。

そんなわけで、イベントページはひとまずおいといて(おい)、まずはサンバタウン自己都合的に一番HOTな情報をアップせねばなりません(注:尻に火が着いているという意味もあり)。

サンパウロ郊外の弦楽器工房MATER(マテール)の極上作品群が、どどーんと!そして、ばばーんと!ようやく!紆余曲折を経て!(もうそのへんでいいぞ)円頓寺に到着致しました。
今回は、そのう、色々ありました(視線そらす)。本来3~4ヶ月納期が標準であったMATERオーダーでしたが、今回はまさかの9ヶ月。もう変態、もとい、大変です。工房では諸事情によりマルセロ親方たった一人で製作作業を余儀なくされ(むしろ品質的にはこちらの方が安心なのですが)、製作期間が大幅に伸びてしまった上、いざ楽器が完成する折にブラジル税関スト(書類審査&貨物検査ボイコット)というアクシデントに直面。「弱り目に祟り目」「泣きっ面に蜂」とはよく言ったものです。代金前払いから9ヶ月。ご予約客さまから手付金をいただいておきながら9ヶ月。こんなタイムスパン、断じて許されざることです。The Unforgivenとはまさにこのこと。穴があったら入れたい、もとい、入りたい気分です。
実際の話、ご予約いただいた中で今回の事態に対し承服しかねるお客さまもやはりおられまして、その方からは信用を完全に失うという、大変に申し訳ない結果となってしまいました。
そんなわけでサンバタウン店主、MATER弦楽器につきましては今回の経緯を教訓に、いかに全幅の信頼を寄せる工房といえど、やはり何が起こるかわからないブラジルとの取引、安易な予約オーダーは金輪際受けまいと心に誓う次第です。

とはいえ、どうにかこうにか入荷してきた楽器に罪はあろうはずもなく、相も変わらず素晴らしい出来栄えでサンバタウンに全数無事に辿り着いてくれたことには心からホッとしております。

既に半数は予約がついており先日旅立って行きましたが、残った面々の情報を通販にアップ致しましたので、カヴァキーニョ/バンドリン/7弦ギター/ヴィオラ・カイピーラあたりのご購入を検討されていた方は是非ともチェックしてみて下さい。
今回はとりわけ、セレジェイラつまりサクラの木で仕立てた楽器(バンドリン&ヴィオラ)がとにかく素晴らしかったです。新材にトライするにあたり、期待以上の結果が得られた時の快感たるや、尋常ならざるものがあります(逆の場合は思いっきり凹みますけどね)。

というわけで、全品売り切れ御免につき、どうぞお早めに!

Di Giorgioのギター、入荷しました。

2012-09-06 22:18:53 | 弦楽器

こんにちは、ネーハイシーザーです。嘘です!
いやあ、久しぶりの競走馬ネタで。えっ、ぜじろぐ自体が久しぶり?1ヶ月以上?!
そうですか、はあ。

どーもすみません。

そんなわけで、ブラジルから人気のボサノヴァギターメーカーDi Giorgio社のヴィオラゥンちゃん達がどどどんと入荷してまいりました。その数6機種・11台。サンバタウン店内は先日から倉庫と化しております。

詳細は後日また加筆してまいりますが、今日のところはお知らせまで。
通販にも出してます。よしなに!

MATER弦楽器のご予約承ります

2012-01-08 17:26:33 | 弦楽器

こんにちは、民主党政調会長の仙谷由人です。嘘です!えんがちょ!
なんか民主党、次期衆院選用にまたマニフェスト作るとか言ってますね。
年明け早々たいそうなギャグをぶちかましてくれます。
あなた方には本当に失望しました。とっとと増税否決されて解散総選挙やって勝手に大崩壊して下さい。

さて、そんな不愉快極まりない政局バナシはどうでもいいとして(どうでもよくはないけどね)、サンバタウンが自信を持ってご紹介しておりますサンパウロの弦楽器工房、MATER(マテール)の弦楽器のオーダーが以下の通りまとまりました。
入荷はGW前を目標に進めておりますが、先着順(代金ご前納)で事前のご予約も受け付けております。特に「エントリークラス」の常識を覆すハイコストパフォーマンスモデル・Estudanteを筆頭に、入荷後だいたい2~3ヶ月で出払ってしまいますので、この機会にブラジル弦楽器の購入をご検討の方は是非お気軽にご相談下さいませ。

【オーダーリスト(冒頭の数字は発注台数)】

07 カヴァキーニョ Estudante(エントリーモデル) 
(表板:エンゲルマンスプルース単板、インブイア合板)
※うちパッシヴPU付×1、アクティヴPU付×2 ※残3台/PUなし:予約完売
予価 52,500~57,800円(以下すべてハードケース付です) 

01 カヴァキーニョ Clássico PUなし
(表板:ジャーマンスプルース単板、側底板:セドロ単板)
予価 138,000円

01 カヴァキーニョ Clássico アクティヴPU付 
(表板:ジャーマンスプルース単板、側底板:ロウロ・ファイア側合板/底単板)
予価 138,000円(お試し特価)

07 バンドリン Estudante(エントリーモデル)
(表板:エンゲルマンスプルース単板、インブイア合板)
※うちPUなし3、パッシヴPU付×1 ※残4台
予価 66,000~69,000円 

01 バンドリン Clássico PUなし ※ご予約済
(表板:カナダ杉単板、側底板:インブイア単板)
予価 158,000円

01 バンドリン Clássico PUなし
(表板:ジャーマンスプルース単板、側底板:セレジェイラ単板)
予価 158,000円

01 7弦ギター Clássico ジャンボボディ仕様 PUなし ※ご予約済
(表板:ジャーマンスプルース単板、側底板:インブイア単板)
予価 220,000円

01 7弦ギター Clássico ジャンボボディ仕様 Fishman-4TアクティヴPU付
(表板:ジャーマンスプルース単板、側底板:インブイア単板)
予価 257,500円

01 ヴィオラ Clássico PUなし
(表板:ジャーマンスプルース単板、側底板:インブイア単板)
予価 220,000円

01 ヴィオラ Clássico PUなし
(表板:ジャーマンスプルース単板、側底板:セレジェイラ単板)
予価 220,000円

以上22台

Di Giorgioギター、届いてます。

2011-12-05 12:28:32 | 弦楽器


こんにちは、バーデン・パウエルです。
薬指と小指に煙草はさんでブレイクのたんびにちょっと無意味なくらいにふかします。サラヴァー。
嘘です!

と、いうわけで。

ブラジルからDi Giorgioのギターが到着しました。
今回届いたのは

Tarrega(ジョアン・ジルベルト愛器の後継モデル)
Tarrega E(PUつきTarrega)
Author3(バーデン・パウエル、トッキーニョ愛器の後継モデル)
Author E(PUつきAuthor3)
Classico38 7cordas(エコノミータイプの7弦ギター)


の5機種であります。

TarregaおよびAuthor Eにつきましては只今調整中につき納期が少し遅れますことから、通販サイトでは「商品は見えるが注文はできない」状態にしております。ご先約も承りますのでご遠慮なくお問い合わせ下さい。

渋谷・宇田川町のバー「bariquinho(バルキーニョ)」さんの方にもTarregaが1台回ってますので、ご興味のある方は是非ご試奏がてらbarquinhoさんに一杯呑みにお立ち寄り下さいませっ!
あーヒガシノさんの作ったモヒート呑みてー。

忘れた頃にDi Giorgio

2011-08-12 17:28:05 | 弦楽器

皆さんこんにちは、えー・・・。

店主、夏バテ気味なんでしょうか。「嘘です!」ネタが最近なかなか思い浮かびません。
嘘です!
こんなんでお疲れモードになってては先が知れてます。
さあ、今夜もガリガリ君ソーダ味(なぜ梨味を早期生産終了としたのですか、AKG乳業さん!!)をかじりながら涼をとりつつ記事を書く、そんな店主の必死さ加減はとりあえずどうでもいいとして、先日、やっと、ブラジルからDi Giorgioのボサノヴァギター軍団が到着しました。
オーダーから実に四ヶ月、これは過去取引実績から見てもビジネスリードタイム最長記録であります。全然めでたくない!(プンスカ)
Di Giorgio社のギター納期はこれまでオーダーから30~45日、そのように彼らは申しておるわけでございますが、サンバタウンはここに60~90日と倍の日数をもって訂正させていただきます。アンタらどんだけ出荷遅らせたら気が済むんぞな!おかげで円頓寺本店オープン時に店内は陳列商品不足でめちゃめちゃ寂しい品揃えやったぞ。
いやもう、ホンマ、大変ですわ・・・。

しかしモノはどれも無事!そして品質良好!特に塗装技術がずいぶん改善されて、とてもキレイな仕上がりになっています。
今回の目玉は人気機種のTarregaとAuthor3にアクティヴPUが装着された「Eモデル」が初のお目見え!これまではカッタウェイ+薄型ボディのTALENTシリーズがありましたが、今回の「Eモデル」はボディ形状・厚さともにアコースティックモデルと全く同一というなかなかに嬉しい追加ラインナップと言えます。

既に予約がついてしまったものもありまして、現在はMaster、Tarrega-E、Author3、Author3-Eが残っております。前々からご興味のあった方はこの機会に是非どうぞ。
ちなみに次回入荷の予定といいますか、それ以前に勇気が足りてません。店主、正直申しましてDi Giorgio社との取引にいささか疲れてきたようです・・・(←やっぱバテてんじゃん)。

Di Giorgioギター仕入れますの巻

2011-04-07 13:35:46 | 弦楽器

こんにちは、セウ・カン改めカン・インコンペテンチです。嘘です!
いや、ワタシがカンナオトであるというのは嘘です。でもincompetente(無能)というのは嘘ではありません!
(↑わかってるって)

ていうか政府・官僚・財界・報道すべて終わってます。どうにかしないといけません。

さて、それはそれとして本業も精一杯やらないといけないサンバタウン店主、ここ一週間カテーのジジョーとやらで円頓寺本店の現場にも行けずフラストレーション溜まりっぱなしの時期を過ごしておりましたが、そんな甘っちょろいことをボヤいててはいけない。
一部のお客さまには大変長らくお待たせしてご迷惑をおかけしておりましたDi Giorgioのヴィオラゥンちゃん達を久々に日本に呼び寄せようと思います。前回入荷から一年以上も経過してたんですね。こりゃまいった。
政府や東電は、海外から寄せられた事態打開に向けた救援チーム派遣の提案すら拒否し続けた挙句、このようなフイン(ruim)と言えばあまりにフインな状況を延々繰り広げておりますが、サンバタウンはとりあえず心の平安をもたらすためのDi Giorgioヴィオラゥンチームを招聘することに致します。

画像は人気商品Tarrega(ジョアン・ジルベルトのレプリカモデルですね)のノンカッタウェイエレアコ仕様のニューカマー、Tarrega Eくんです。こいつも呼んじゃいます。ライヴユースのためにプリアンプ付きのピックアップはほしい、でもカッタウェイとか薄型ボディはヤダ、という方にとって待望のアイテムなんであります。
もちろんTarregaと並んで人気の高いAuthor3の同バージョンもございます。どうぞお楽しみに。
ヨヤクドアウトにさえならなければ、5月予定の円頓寺本店オープンの時には店頭でじかにDi Giorgioのヴィオラゥンちゃん達を心ゆくまでご試奏いただける、そんな光景も店主は思い描いております。

4/11(月)発注予定ですので、渡りに舟的タイミングでこの記事をご覧下さった方は是非ご相談下さいませ。

そして楽器はどうなった

2011-02-01 12:10:57 | 弦楽器

こんにちは、時計職人のペットじいさんです。
なあピノキオや、世間ではデずニー版のわしらの物語ばかりがもてはやされておるが、ぶっちゃけ原作の「ピノッキオの冒険」とどっちの方が面白いと思う?
嘘です!でも我ながらうまく語呂ハマったなって思ってます!
もう少ししたら時計じゃなくてパンデイロ職人目指します!
それも嘘です!

さて、大阪弦楽器見本市@CHOVE CHUVAから戻ってきて、ありえないくらい体調を崩してしまった自身の脆弱ぶりを誤魔化すかのように冒頭でワーワー騒ぐ店主の痛ましさ加減はどうでもいいとして、どうにかこうにかぜじろぐ復活でございます。ちなみに今日もお粥生活です。今回初めて自分でお粥にチャレンジしてみたんですけど、おいしく作るのってけっこう難しいですね、あれ。
そんなワタシのことを、皆さんこれからどうぞゼ爺とお呼び下さい。
すみません、もちっとカラダ鍛えます・・・。

先週末の弦楽器見本市、やはり完売というわけにはいきませんでした、ハハハ!(当たり前である)
しかし沢山のお客様にご来場いただくことができましたし、サンバタウンカスタムパンデイロの方が実はモテモテだったのは予想外でしたが、何よりMATER弦楽器にご興味を持たれてお越し下さったミュージシャンの方々に、実際に触って演奏していただけたのは何よりの収穫だったと思います。野暮な話になりますが、その全員からとにかく弾きやすいと一様のコメントをいただきました。その他のお褒めの言葉の数々についてはますます野暮なのでここではあえて控えます。機会がありましたら皆様にも是非手にとってお試しいただきたいものです。

ワタシは特に、数年前のMATERを知る方々に是非もう一度お試しいただきたかった。ある関西バンドリニスタの「そんなに大した・・・(以下自主規制)」という当時のコメントが「この値段でこれだけの音が出るというのは・・・」という感想へと変わったのを今回聞けただけでも、MATER弦楽器を取り扱ってきたことについて店主としましては、スラムダンクの赤木剛憲風に言わせていただくならば、

オレは
間違っては
いなかった
(ハァ ハァ)

という感慨に打ち震えた、そんな二日間のイベントでございました。
CHOVE CHUVA関係者の皆さん、ご来場いただいたお客さま、本当に感謝感謝であります。

さて。
どんなわけで出戻り組のMATER弦楽器を虎視眈々と狙っておいでの皆様にお知らせです。
実はまだ通販アップの用意が整っておりません。
なるべく今週中の公開を予定しておりますが、フライングを切ってでもというハングリーなお客さまには個別にメール・お電話等で対応致しますので、下記アイテムの中でご興味のあるものがございましたらお気軽にご相談下さいませ。「試奏・弾き比べのための複数台数出荷」も承ります(但し送料はお客様ご負担になります)。

【MATER弦楽器】
カヴァキーニョ Estudante(エストゥダンチ) インブイア合板 PUなし 49,800円
カヴァキーニョ Clássico(クラシコ) インブイア PUなし 128,000円
カヴァキーニョ Clássico セドロ PUなし 128,000円
カヴァキーニョ Super Clássico(スーペルクラシコ) パウ・フェーホ PUなし 135,800円
バンドリン Estudante インブイア合板 PUなし 63,200円/PUあり 66,000円 ←価格改定でお求めやすくなりました! 
バンドリン Clássico インブイア 表板:杉 PUなし 158,000円
バンドリン Profissional(プロフィシオナル) メイプル PUなし 203,000円 ※SOLD OUT
10弦バンドリン Clássico インブイア PUなし 186,000円
10弦バンドリン Profissional メイプル PUなし 235,000円
ヴィオラゥン・テノール Clássico インブイア PUなし 166,000円
・7弦ヴィオラゥン Clássico インブイア ジャンボボディ仕様 PUなし 214,000円 ※SOLD OUT
(全て消費税込・ハードケース付&送料無料)

それからサンバタウン謹製カスタムパンデイロですが、大阪CHOVE CHUVAさんでも展示用サンプルを置かせていただく予定になっております。注文フォームも用意しましたので、完成品はもちろん、お手持ちのパンデイロ改造についてもご相談下さいませ。詳細は改めてご案内させていただきます。

まあ、そんなわけで、結局のところ
やっぱ楽器は自分の目で見て触って感じんといかん。
という身もフタもない結論に達してしまった哀しきサンバタウン店主であります。アウ。

Tarregaちゃんの使い道

2010-08-04 15:14:57 | 弦楽器

お、お久しぶりです、サンバタウン店主です。えへへ。
いやあ、サボりにサボったり、ぜじろぐ2週間のブランク。すみませんッ。
毎年こどもたちの夏休みシーズンになると、店主、どういうわけだかメンタル面でかーなーりダウナー傾向になってしまうことがここ数年の研究機関の調査で明らかになってまいりました。

(財)日本精神医学研究所が今年6月に発表した資料によると、在宅ベースの自営業者で、自宅に義務教育過程までの子供がいるケースにおいては、ほぼ70%以上の事業主が当年の夏休み期間のうちに軽度のうつ病もしくはパニック症候群を発症するという驚くべき数字が示されていたのです。
大嘘です!
そんなことぐらいで精神病んどったら日本全体がとっくの昔に病みきっとります。

まあ、店主自身、たぶんこれは「帰省願望」といいますか、一種の帰巣本能がそうさせるんではないかと勝手に結論づけています。しかも今年はワタシの実家・松山でですね、沖縄が生んだサウダーヂ・ヴォイス、比屋定篤子さんのライヴが14日(土)に入っておるわけでございますよ。もっと言うと、超内輪ネタで恐縮ながら、同日に中学時代の同窓会もセットされており、まあどのみち帰省したとて二者択一のジレンマにさいなまれるわけなんですけど。今回は都合によりそのどちらも叶わぬかと思うと、毎年恒例の「蒼ざめた八月」が余計に辛く感じられる今日この頃。
かといって、万難を排し捨て身の覚悟で松山へ帰ったら帰ったで、今度はサウダーヂ過剰摂取により甚だ心が掻きむしられ、名古屋に戻ってからもしばらくは脱け殻状態が続くという、店主どんだけヤワなんだよ、と笑われそうな体たらく。
ハイ、ただのノスタルジアなんでございます。おれ一体どうしたいんかな?(笑)

しかしそういうココロネの部分における要因がいったん掴めれば、対処の仕方も見えてこようというもの。
そんなわけでよーやくのぜじろぐ復帰でございます。大変失礼致しました。

さて。
最近ぜじろぐ記事で頻繁に顔を出しているDi Giorgioのヴィオラゥンちゃんですが、9月アタマにまた入荷するよう手筈を整えました。オーダーアイテムは
MASTER
AUTHOR3
TALENTIII
CLASSICO38 SETE CORDAS
ESTUDANTE18

以上5アイテム、計8台でございます。
現在も在庫ストックのあるTARREGAちゃんにCLASSICO38TMを合わせると、かなりのラインナップをカバーすることになります。

さて、上述のTARREGAちゃんについて。
これはジョアン・ジルベルトじいちゃんの愛器レプリカモデルとしてつとに有名な機種でありますが、実は裏技として、こういう使い道もあります。
それは、レニーニのような音、そしてプレイスタイルを目指している方。
つまりワタシのよーな人でございます。

レニーニについて印象的なギターサウンドといえば、何と言っても1993年(だったっけ?)の超名盤、Olho de Peixe(魚眼)で聴かれる、あのパーカッシヴにしてどこかくぐもった陰のある音色。
そう、我が兄貴レニーニ、このアルバムの録音には彼自身の愛器でもあるTARREGAブラックヘッドを使用しているのです。


(証拠写真。ってレニーニのお顔が見えないんですけど)


(証拠写真2。『具合が悪ければ 治せ/真実なら 誓え』)

既に伝説となって久しい97年のレニーニ&スザーノとしての来日時、YAMAHA APX10Nのエレガットを彼は使用しており、それを強く記憶されている年季の入ったファンも多いかと思いますが、あれが真のレニーニサウンドではありません。彼の音、それは何を隠そうこのTARREGA。これ真実。
TARREGAちゃんとAPX10N、その両方を所有したことのある店主が実際に「魚の目」、もとい「魚眼」のレパートリーを弾いてみて言うのですから間違いございません。


('97年、若気の至り。ベースがDJ El Gordoの大学同期、ドラムはおーたまるの弟御。よう見たら凄いメンバーやな)

あのオーバルサウンドホールのTARREGAちゃんを抱き、名曲の数々「Acredite ou não(君が信じなくても)」「O último pôr do sol(最後の日没)」「Miragem do porto(港の蜃気楼)」「O que é bonito(美しいものとは)」「Mais além(遼遠なるもの)」どれを弾いても、このヘタっぴのワタシが弾いても、レニーニの音がします。
ちなみにレニーニは常に深爪状態にしており、指の腹で引っ掛けるようにして弾き、ダウンピッキングの時はフラメンコでいうラスゲアード気味の弾き方をしておりますので、通常の爪弾きとは全く異なる演奏法であることを強調しておきます。

TARREGAちゃんのエラガットバージョン、じゃない、エラガットって何よ。エレガットバージョンのTALENTIIIで弾いてもかなり近いニュアンスの音が得られますので、ライヴとかでアクティヴにパフォーマンスしたい方(というのが日本でどれだけいらっしゃるか全く見当もつきませんが・・・)にはうってつけのキス、じゃなくて機種といえます。いかんなあ、最近アイソレーションタイプのキーボードに替えたんですが、タイプミスだらけでワタシとは相性最悪のようです。買い直そう・・・。

そんなわけでそのTARREGAちゃん、クラシカルペグ仕様/デフォルト仕様が1台ずつ、日本に来てから半年ちょっと経過し、ネックの具合もきっちり安定してまいりました。
このへんでおひとつ、いかがでしょうか?(※TALENTIIIは9月入荷までお待ち下さいませ)
ボサノヴァギター愛好家・ジョアンファンのみならず、いっちょ隠れレニーニファンの顧客層にもアピールせねばと思いつつ、店主個人の趣味丸出しで記事を起こしてみました。


('98年レニスザ二度目の来日時、プラッサオンゼにて。青臭いツラした店主を笑って許して)

死ぬまでにいっぺん「魚の目」完コピライヴやりたいなあ。

100年の歩み

2010-07-12 18:00:00 | 弦楽器

久々にブラジリアンギターの話になります。

サンバタウンが事実上の日本総輸入元となっているブラジルの老舗ギターメーカー・Di Giorgio(以下DG)社が、2008年で創業100周年目を迎えられました(おごそかにパチパチ)。
そこでDG社は記念事業として、100台限定生産のトップシリーズにあたるヴィオローン(以下ヴィオラゥン)の製作販売、そして原則その限定モデルのオーナーにだけ手渡される「Violão Di Giorgio - Os Primeiros Cem Anos(Di Giorgioギター はじめの100年)」という超豪華本を発刊したそうです。

昨年その情報に触れながらも、いつものように「ふーん」という感じで他人事のように捉えていたサンバタウン店主でしたが、先日の正午前(ブラジルだと真夜中だね)に、なんとDG社の三代目社長・ヘイナウドJr.からいきなり「ゼジーニョと話したいのだが・・・」と国際電話がかかってきまして、いやあ、ワタシびっくらこきましたですよ。

用件は何かというと、上述の100周年記念限定モデル"Cent`Anni(チェント・アンニ)"のプロモーション。チェント・アンニとはイタリア語で100年を意味します。
そう、創業者ロメオ・ディ・ジョルジオはイタリアからの移民(ロメオの父と幼少時代に渡伯)だったんですね。

「それと本来は、このCent`Anniをお買い上げいただいたオーナーにだけ進呈するこの本を、君に贈りたい。そして我が社の100年の歴史を日本のお客さん達に是非伝えてほしい」

「あ、はあ、そうですか。わかりました。ありがとうございます三代目」

という感じのやり取りを経て送ってもらったこの100周年記念本。
封を開けてぶっとびました。
監修がミリアン・タウブキンじゃありませんか奥さん!(誰が奥さんや)

ミリアン・タウブキンといえば、ブラジル音楽、とりわけブラジル楽器フェチらが入荷時に先を争って買い求め、常に瞬時で品切れとなるあのマニアック書籍&DVDシリーズ「Violões do Brasil」「Sanfona do Brasil」「Violeiros do Brasil」を編纂した才女。
そう聞けばムムと食指の動く方も日本中で10人くらいはいらっしゃるんではないかと思います。少なっ!
そのミリアン女史のもとで刊行された190ページにわたるこの豪華本、ショボかろうはずがありません。
素晴らしすぎます。

まずは特別にページ抜粋でご紹介をば。


(この重厚な感覚に溢れた楽器の写真こそまさにミリアン女史の真骨頂です)


(限定モデル"Cent`Anni"のお買い上げ客だけに添えられる冒頭ページのオーナー証書見本。
 ワタシはオーナーではないので当然名前は入ってません。これあくまでサンプルコピーね)


("Ao nosso amigo e parceiro, Zezinho com um forte abraço Reinaldo 07/2010"と書かれた三代目社長ヘイナウドJr.の署名)


(見よこの錚々たるMPB界の巨人達の御尊顔を。セルメンはおいといてホジーニャ・ヂ・ヴァレンサ、ジョルジ・ベン、ペリー・ヒベイロ、ヴィニシウス、バーデン、そしてドリヴァル・カイミ翁!これがDi Giorgioの歴史なのだ)


(日本でも局地的に熱烈な信奉者のいるゼー・メネーゼス翁も未だにDGヴィンテージの愛用者であります)


(ギター製作工程。左はMASTER、右はバインディング仕上げの様子)


(こういった往年の名品の写真もふんだんに紹介されております。マニア大喜び)


(弦楽器フェチよりもむしろ職人さんの血が騒ぎそうな各章のトップページ。美しすぎる写真)

圧巻の構成とともに、Di Giorgio社創業100年の歴史が鮮やかに語られておりますです。
もちろん言うまでもなくジョアン・ジルベルトやバーデン・パウエルにまつわるエピソードも収められています。
非売品なのが本当に残念です(←すごくイヤな性格の店主)。

では肝心の100周年記念限定生産モデルのチェント・アンニは果たしていかなるものかというと、

・トップ:セレクテッドカナディアンスプルース単板
・サイド&バック:ブラックハカランダ(合板とヘイナウド社長は電話口で言っておりましたが)
・指板:セレクテッドエボニー
・ペグ:18金モノ(メーカー名未確認)
・ライン工程から完全独立、三代目ヘイナウドも製作に携わったルチエール仕立て
・販売価格:推定55~60万円


というくらいの情報くらいしか手元に入ってきておりません。
ましてや現物も確認できてない状態ですので、サンバタウンとしてもおいそれとは怖くて輸入などできねえっす。
というわけで、今秋にもまたブラジル出張行ってまいりますので、そん時にDG社を訪問して実物を手にとってから判断してこようかと思うちょります。
そん時にはもう売り切れてたらごめんね、ガハハ!(破顔一笑)

「なんか急に欲しくなってきたぞ、それまで待てない!」と何かに衝き動かされやすい方、最近宝くじに当たった方とか、
こっそりいかがでしょうか?

しかし、それにしても、100年。
サンバタウンなんか今年でようやっと7年でっせ。
仮に100年続けるにはこれをあと14セット繰り返さんといかん(ボーゼン)。
歴史の重みを感じつつ、ブラジルの方角を向いて最敬礼!であります。

MATER、進化を遂げる工房

2010-05-26 21:20:06 | 弦楽器

こんにちは、ジョルジーニョ・ド・パンデイロです。嘘です!
ああそうだよ、嘘に決まってるよ!(←エポカ行けなくてスネてるやつ)

さて。
今週はMATER工房の楽器受け入れで、物理的にも精神的にも全く身動きが取れない状態となってしまいました。なんせ一度に23台という数量はサンバタウン史上初。7年そこそこで史上っていうか。
それはともかく、
・外傷チェック
・開梱、緩衝材取り出し
・ハードケース内部包装はがし(また親方のありえないくらいに丁寧な梱包ときたら・・・)
・本体チェック
・試奏
・写真撮影
・ご予約注文客への連絡と発送準備
等の作業で一日の過ぎるのがまあ早いこと早くないこと。いや要するに早いんですけどね。
更には四国からわざわざ入荷の情報を聞きつけて、名古屋まで試奏に来られるお客さまもいるほど。
そんなわけで、通販へのアップはどうやら週明けになりそうです。お待ちになってらっしゃる方には大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ち下さいませ。どうしても待てないという際はzezi*sambatown.jpまでお問い合わせいただければ極力対応致します。

今回の入荷アイテムは、注文品も含め以下の通り。すべてハードケース付、価格は税・送料込みです。
在庫はEstudanteにつき複数台数用意しておりますが、クラシコ以上のラインは全て各1台です。
7弦ギターやヴィオラ等はまた次回。

【カヴァキーニョ】
・Estudante(エストゥダンチ) PUなし ¥49,800
・Estudante PUつき ¥53,000
・Clássico(クラシコ)セドロ PUなし ¥118,100
・Clássico(クラシコ)インブイア PUつき ¥124,600 ※SOLD OUT
・Super Clássico(スーペルクラシコ)パウ・フェーホ PUなし ¥135,800
・Profissional(プロフィシオナル)インディアンローズ PUつき ¥157,600

【バンドリン】
・Estudante PUなし ¥78,700
・Estudante PUつき ¥82,600
・Clássico インブイア(杉表板) PUなし ¥149,700 ※SOLD OUT
・10弦 Super Clássico パウ・フェーホ PUつき ¥182,600 ※予約品
・Profissional メイプル PUなし ¥190,300 ※注文品
・Profissional インディアンローズ PUつき ¥196,900
・10弦 Profissional メイプル PUなし ¥222,000 ※予約品


以前にMATERの楽器をご購入下さったお客さまは「あれ、前と比べて値上がりしたな」と思われることでしょう。
そうなのです。MATERとの付き合いが始まった頃は1レアルがまだ40円そこそこだった頃。2010年5月現在で48~55円台を推移してきており、仕入れコスト高騰の影響をもろに受けております。そのためやむなく時価設定ということでプライスアップさせていただいている次第ですが、エントリークラスのEstudanteモデルだけは、店主として絶対譲れない「カヴァキーニョ5万以下/バンドリン8万以下」のラインを死守しました。なんだかだんだん割に合わない仕事という体をなしつつありますが、なあに、見たくないものは見ないフリして、これからもががが頑張ります!(←声が震えている)

今回のセールスポイントを、画像を交えつつご紹介。


(バンドリンEstudanteのテールピースがループエンド弦対応になった!)


(これまでのボールエンド用テールピースをお持ちのお客さま用に、ボールエンド弦セットも用意しました)


(今回初挑戦、テツノキことパウ・フェーホ。誰だよパーフェローなんてデタラメな読み方してるのは。
 個人的見解ながらこれの単板仕立ては大当たり。ハカランダのパワー、メイプルのまろやかさ、セドロの元気さ、
 インブイアの軽快さがバランス良くまとまっています)


(ClássicoラインのロゼッタがDo Soutoを思わせるオールドスタイルなデザインに変わり、ますますリオっぽくなってイイ感じ)

そして流通品としては日本初上陸と思われる10弦バンドリンの雄姿をご覧下さい。


(こちらはパウ・フェーホをあしらったSuper Clássico)


(これがメイプルボディのProfissionalです)

マルセロ親方(店主と生まれ年も月も一緒の五黄土星)、作るたんびに腕上げてます。
こちらの要望、ひとつたりとも間違えません。完璧な仕事ぶりです。
ひょっとしたら彼はブラジル人ではないのかもしれない・・・(おい)。

さあ、頑張って年内にもう一回オーダーいくぜ!(←今だけかも)