ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

CDジャケかくあるべし

2006-02-28 20:09:17 | CD

Giana Viscardiの2ndアルバムが到着しました!

1stアルバムのチンゲ、じゃない、Tingeから注目していたファンも多かったですが、いやあ出ました出ました。そして見て下さい、この素敵なジャケット!綺麗なおねえさんは好きですか、って思わず店主つぶやいてしまいました。ファッション雑誌の広告とかにも出せそうですよ。やはりあのどーにもダサダサだった1stに懲りたのでしょう。そりゃそうです。まるでダイエットに成功したNana Caymmiにしか見えんかったもんね、1stでのGianaのアップ顔。

それはまあともかく、やはりジャケデザインってセールスに大きく影響しますね。今度の新譜は期待大。手にとって試聴してもらえそうな予感。やっぱこうでないと。

肝心の音はというと、歌唱力、録音、アレンジ全てにおいてスケールアップしたサンパウロ系ハイグレードMPBをお楽しみいただけます。ギターのキレもリズムセクションも完璧。メンツを見てもPaulo Paulelli, Fabio Torres, Celio Barros(ピアノ?!), Sergio MachadoとSPモンスター級のバック。曲によっては前作よりも少しジャジーになった感触がありますが、この人名古屋に呼びてえ、と思わず唸る出来栄えです。あとは聴いてのお楽しみ!

Gianaのオフィシャルサイトはこちら。残念ながら2ndの試聴はできません。実はオフィシャルサイトって一番情報の更新が遅かったりしますよね(笑)。

本当は楽しいコトを書きたいのに

2006-02-26 19:46:58 | 日記

以前に何度か書いた「電気用品安全法(以下PSE法)」のことで最近どーも心の中でモヤモヤしたものがあります。サンバタウンおよび店主にとって致命的なダメージこそ被らないものの、お役人の姿勢には容認すべからざる倣岸さ・不遜さを感じております。ようやく先週あたりからマスコミでもこの問題を取り上げ始め、TVでも(ツッコミはまだまだ浅いですが)ニュース等で流れるようになったことは救いです。

そんなところへ、こんな事実が発覚しました。情報元はとってもヴェルメーリョさんなトコロなんですが、この党には是非国会で(といっても会期もうすぐ終わるけど)猛攻撃を仕掛けていただきたいものであります。

あるだけムダな民間検査機関をわざわざ作り(例の耐震偽装の件と全く同じ構造)、そこへ大量の経済産業省天下リスタ・天下レイロを流し込み、高給取りポストを独占する・・・。このPSE法を国民の知らないところでコソコソと通していた裏にはこのような薄汚い目論見があったのですね。

本来ならサンバタウンはこんな唾棄すべき世界からは無縁でいたいのです。ほら「愛と微笑みと花」って言うでしょ。
でも敢えて書きますね。
てめえら全員地獄に落ちれーっ!
もうこんなやつらなんて知らない。我々はこんな馬鹿共のためにこれ以上心を濁らせたくなんかない。
というわけで憂さ晴らしです。一発ブチかましましょうっ。

みんな、パゴーヂやるぞ!
大名古屋ホーダ・ヂ・サンバが遂に復活します。毎月第2・第4土曜日にサンバタウンにて20:30より。ホーダ・ヂ・ショーロと同じ要領ね(ちなみにショーロの方は第1・第3金曜日)。初日は3/11(土)から!この日は店閉めてヘヴェラサゥン浜松公演に行くことに決めておりますが、そのまま名古屋に帰って昼間の感動をそのままパゴーヂで爆発させます。飲食物持ち込み自由、自慢の楽器とノドを持参されたし。来たれパゴデイロ達!!

ヘヴェラサゥン、東京以外の公演情報です。

2006-02-24 13:36:10 | ライヴ

かねてから話題となっているGrupo Revelaçãoの来日公演ですが、東京以外の情報がなかなか入って来ずにヤキモキしておりましたところ、今回よーやく噂の浜松・鈴鹿情報を入手しましたのでここにご案内します。ちなみにこれは招聘元の担当・シロマ氏から電話で直接ヒアリングした内容ですので信憑性は高いです。と言い切っていいのでしょうか。来週あたり某国会議員さんのように入院したりしないでしょうか。ちょっと心配です。

3/11(土)13:00~(真っ昼間かい!) なんと入場無料っす!!もちろん予約不要!
於:浜名湖ガーデンパーク (431-1207 浜松市村櫛町5475-1)
所在地MAPはこちら
上記URLで3月イベント情報に出てくれば間違いないでしょう(笑)。それにしても野外かあ。前の長野でもそうだったらしいけど、Revelaçãoって野外ステージ多いね。

3/12(日)14:00~(・・・) こちらも入場無料!予約もいりません!但しキャパが小さめなので早目にお越し下さい。
於:Escola Alegria de Saber (513-0823 鈴鹿市道伯5-23-29)
これは在日ブラジル人学校の鈴鹿校です。どこにステージ作るんでしょ。体育館?それとも校庭?

※注意!以前に流れていたShopping Centar Irisが会場という情報は誤りです。キャパ面で変更となっています

【お問い合わせ先】 090-7692-8278, 090-3382-3746

招聘元はこちら

こりゃもうサンバタウン臨時休業にしていくしかないですな。でも11日の方ね。12日はTrindadeのライヴがあるんだもんね。それにしても雨天決行なんだろうか(←訊き忘れたやつ)。それよりドタキャンはありますまいな。ううむ・・・。

更に詳細がわかりましたら随時コメントに情報を追加してまいります。

こ、このワタシが再度ZIP-FMに・・・。

2006-02-24 11:48:33 | 連絡事項

えー、またまた手前味噌なネタで恐縮ですが、またもZIPさんからお声がかかりました。おぶりがどうございます。

2/25(土)の17:45頃より、「ASAHI SUPER DRY SUPER AXIS」なるタイトルの番組に4分間のみ(笑)電話生出演します。番組内容はですね、ええと「新しいミュージック・ムーヴメントを紹介。様々な音楽関係者に電話をつないで、オススメのアーティスト・楽曲を紹介して頂きます」とあります。おお、恐縮です。ブラジル音楽以外にも面白そうな話が聞けそうですね。ワタシの方では2曲ほどオススメ音源をご紹介させていただく予定です。さて、今度は何を出そうかしらん。めざせムーヴメント!(笑)

スザーノ、待望の教則DVDリリース

2006-02-21 15:59:35 | パンデイロ

これでようやくスザーノの伝説的教則VHSビデオ(笑)「Marcos Suzano Pandeiro Complete Lesson」のDVD版は出ないのかというパンデイロファンからの問い合わせにいちいち答えなくても済むようになってホッとしています。中にはDVD-Rに焼いて落としてくれないかという無茶なリクエストもあったりして。それ犯罪やっちゅうねん(笑)。

90年代後半からパンデイロシーンはスザーノの影響が強くなり、やれ皮は厚い方がいいだのフープは丸フープじゃないとチューニングが正確にキマらないだのウンチクが並べられましたが、レコーディングやライヴでの演奏を重ねるプロでもない限りそこまでシビアに要求しても違いはそんなにありません。ましてやブラジル製の楽器に対し、そういうものを「シビアに」要求する自体がナンセンスです。パンデイロひとつとってみても、同一品番なのにジングル窓の隙間が違う、皮の質が違う、なんてのは日常茶飯事です。ていうか全品違います。ですからサンバタウンでは毎回検品のうえ、必要があればヘッドの張り直し、釘の打ち直し、ジングルの隙間調整などの手間(即ち付加価値)を付けてお客様にお出しするようにしています。これがまたしんどい作業で(涙)。

それにしても例の「長岡本」が爆発的に売れれば(ウチでも品切れ中)今度は皮が薄い方が良い、テーピングはしない方が良い、平フープがカッコいい、皮のチューニングは張り気味にするのが正統派、とばかりにトラディショナル流派になびく風潮はなんとかならんもんでしょうか。別に全国のパンデイロ愛好家にケンカ売るつもりはないのですが、ええ、ここ名古屋でそういう現象が起こってます(苦笑)。はっ、その元凶はひょっとしてワタシ?!(←最近ショーロに凝っている店主)

それはさておき、このスザーノDVDのリリースで再びブームの揺り戻し現象が果たして起こるのか、店主としてはじっと様子を見守りたいと思います。ていうかスザーノの次回来日時には今度こそ名古屋でワークショップやらんといかんですね。

ちなみにこのDVD、ウチは未入荷です。御免!(切腹)

※注:2/24(金)入荷しました!

再び「電気用品安全法」について

2006-02-19 14:07:59 | 連絡事項

先日書いた(現在はお詫びのみが残っておりますが・・・)「電気用品安全法」という正気の沙汰とは思えぬ法律に関しまして、店主から2件のみご案内致します。

まずは
「谷みどりの消費者情報」
というBlogをご紹介します。今回の騒動についてはここの2/13にエントリされた記事へのコメントを読むだけでもほぼ全貌を把握できますが、既に音楽愛好家のレベルどころの話ではなくなっていることがご理解いただけると思います。

なおこのBlogのタイトル、直接確認したわけではないのですが、立ち上げた当初は「谷みどり」の前になんと「経済産業省 消費経済部長」の肩書きが付いていたそうです。本丸に対する国民の意見は苛烈そのものです。中にはひどいものもありますが、その100%近くが反対意見で占められています。ちなみに店主はココには書き込んでいません。

次に「日本シンセサイザー・プログラマー協会(略称JSPA)」より、
「電気用品安全法(PSE法)に対する署名」
の呼びかけが始まりました(発起人:坂本龍一、高中正義、椎名和夫、松武秀樹)。ちなみに店主はココに署名致しました。

サンバタウン店主は以上2件のご案内をもちまして同法に対するアクションを終了します。後は自ずと国民が動くでしょう。ひとりひとりに当事者意識が働きますように。

もひとつ北東部ネタを

2006-02-15 19:53:55 | 雑貨

そういえばぜじろぐのカテゴリを見ると、「楽器」と「雑貨」の記事がゼロになっているのに気が付き、ちょっと焦ってしまいました。早く何かで埋めてしまわねば。

そんなわけで手っ取り早いネタとして雑貨からいってみようと思います。今回はノルデスチ(北東部)Tシャツのご紹介です。
サンバタウンでは2005年夏の話題アイテムとして息巻いてレシーフェから仕入れた自慢の品だったのですが、店主の思いはあまりに独りよがりに過ぎたせいか、全く反響はありませんでした。唯一の販売機会だった昨年10月の「ブラジル北東部音楽祭2005」では、店主自身がバンドで出演、当時はお手伝いさんもおらず、第一イベントの全体統括でそれどころじゃなかったのですね。というわけでこのTシャツ、未だに店内で袋詰めされて売り場の隅で肩身の狭い思いをさせてしまっています。うううごめんよみんな。

写真は女の子向け・ピンク地の「フォホーバンド」柄。可愛いでしょ、ね、ね?(注:価値観の押しつけはやめましょう)これと同じ柄が後ろの襟元にも小さくバックプリントされていたり、左肩にブラジル国旗柄のタグが付いてたり等、ブラジル製とは思えぬほど気の利いた作りになっています。先日東京から超絶ショーロユニット「ko-ko-ya(コーコーヤ)」が名古屋に来てライヴをやって下さったのですが、そこでの打ち上げの席でクラリネットの黒川紗恵子さんがこのノルデスチ版画Tシャツをどこかでご覧になったとかでいたく興味を持たれていました。もっとも彼女が見たのは白黒の男モノ。女の子バージョンを見たらきっと叫んじゃうんじゃないかな。

というわけで今でもサンバタウンには山ほど売れ残ってます。現在売り尽くしセールで一律2,000円で販売中。通販やってます。詳しくはコチラ。(それが目的かい!)

これは久々にきました。

2006-02-14 19:37:35 | CD

北東部音楽シーンの新たなる牽引者、シルヴェリオ・ペソアの新作到着です。
墓場に持って行くアルバムがまた1枚増えました。もうすぐ発売のLatina3月号新作レビュー欄をご覧下さい。

昨年10月に名古屋で行われた「北東部音楽祭2005」に良き思い出のある方は全員買って下さい。絶対後悔させません。これ中日本フォホー団でやりたいっす。

「電気用品安全法」の記事に関するお詫び

2006-02-09 16:11:13 | 連絡事項

少し前に当Blogに掲載した「【緊急】音楽を愛する全ての方へ!」の記事について、一旦削除致しました。
これは掲載したものがチェーンメール同様の性格を帯びていたこと、またその掲載内容に一部誤った解釈が含まれていたためで、この記事を放置しますと多方面にご迷惑をおかけする結果になると判断しました。この記事をご覧になった皆様には深くお詫び申し上げます。

現在ネットを中心に反響を呼んでいる「電気用品安全法」につきましては、店主も情報源等をよく精査した上で改めてぜじろぐにて掲載させていただきます。

それでも店主はこの正気と思えぬ法令には反対の姿勢を貫きます。

名古屋ショーロ三昧

2006-02-08 16:15:50 | イベント

名古屋では今週末にショーロのイベントやライヴが連荘で開催されます。
ひとつはこのぜじろぐでも紹介致しました2/11(土・祝)のCafe Dufiさんでのショーロイベント(ライヴ・トーク・稽古)。そしてもうひとつは2/12(日)のCafe Milou(ミル)さんでのko-ko-ya(こーこーや)ライヴです。どちらも観に行って損はさせません。まだご検討中の方は迷わずご予約しちゃって下さいっ。

Dufiさんの詳細はコチラ

Milouさん 名古屋市千種区楠元町2-35 TEL 052-764-4936
※2部(20:00~)の方にまだ空きがあるそうです

そして翌月もとどめを刺さんばかりの勢いで凄いショーロユニットが名古屋にやってきます。その名はTrindade(トリンダージ)。東京からのお出ましです。場所は言わずと知れたDufiさんにて。詳しくはフライヤー(でかっ)をご参照下さい。おお、近藤くろさんがお持ちのバンドリンはまごうことなきBarros(バホス)・・・!店主も同じ職人さんのを持ってます。猫に小判、豚に真珠、ゼジにバホス・・・。くっそう、上手くなってやるっ!!

Feliz Natal!!(メリークリスマス!)

2006-02-04 19:23:04 | CD

いま、ブラジルは夏休みが終わったと思ったら今度はカーニヴァル直前で早くもお祭りモード。中南米音楽のケペルさんが書いているBlogにもあります通り、アチラのレコード業界は開店休業状態。荷動きも悪く、毎年この時期は店頭の新譜品揃えがプアになって悲しいばかりです。
そのせいか、この1月も全然入荷がないなあ、3月にならないと入ってこないのかなあと思っておりましたらさにあらず、サンバタウンのオーダーしたCDやDVDは何をどう間違ったのかマイアミに送られていたそうです。ぎゃふーん。しかもマイアミのCDショップがアホなことに中身を確認もせずに荷物を開梱して店頭に陳列しやがったらしく、それらを回収して日本に送り直すのに時間を要していたらしいのですね。ぎゃふふーん。今回のケースはブラジル楽器業界並みにすごかったです。

さあ、そういうわけで届いたのがAna Carolina & Seu JorgeのDVD、"Ana & Jorge"。これはカッコええっすよ~。この盤のコメントは店主がLatina2月号で書かせていただいておりますので是非そちらもチェックいただければと思います。
しかし今回の主役はこれではないのですね。ふふふ。
どうです。写真の"Natal de cavaquinho"。「カヴァキーニョのクリスマス」と題されたこのCD。ようやく本日届きました。遅いっちゅうねん!!
おかげでサンバタウン店内は今日一日クリスマス気分な音に包まれていました。店の外につながれたスピーカーのシールドはあまりに恥ずかしいので外しておきましたけど。

これが良い!どう良いのかというと、すっごく微妙な良さ!まず特筆すべきは音楽監督が故トン・カポーニ。あのマリア・ヒタの1stアルバムのプロデューサーといえば通りが良いですよね。それにしてもどういうつもりでこういう企画立てたんじゃろかと思ってしまいます。カヴァコ演奏とプロデュースはSergio Chiavazzoli?知らんぞそんな奴。どなたかご存知の方がいらっしゃったら情報下さい※。それはさておき、ジャケ写のカヴァコのちゃっちいこと。土産物屋さんで買うようなあの感じです。もうちょっとマシな楽器をモデルにして撮影しようという気にはならなかったのでしょうか。
気になるサウンドですが、こちらはジャケとは打って変わってステキなカヴァコのメロが光ります。光るんですが、ほとんど全編まったり系パゴーヂ。ブラジルは南半球にあるのでクリスマスの季節は夏なんですよね。いかにも夏が似合いそう。それにしても物凄いことになっています。

収録曲は以下の通り。
1. Jingle bells
2. Boas festas
3. Noite feliz (Silent night)
4. O velhinho
5. White Christmas
6. Jesus alegria dos homens
7. Happy Xmas (War is over)
8. Natal das criancas
9. Homem de Nazare
10. Jose (Joseph)
11. What a wonderful world
12. Ave Maria

「カヴァキーニョによるクリスマスソング集」というテーマを念頭に置きながら見るとブッ飛びそうな曲のラインナップです。冒頭からズッチャカスタラカズチャーンチャンチャンと軽くパルチードの入ったサンバビートが室内に充満します。次の曲も、その次も、「ようしこの調子でどんどんいこうぜ!」といわんばかりにますますパゴーヂノリは絶好調に。圧巻はハイライトともいうべきHappy Xmas (War is over)。「戦争は終わる。もしあなたが望めば」とジョンとヨーコが歌ったかの名曲ですが、これも1曲目のペースからテンポは多少ゆったりすれど、ドーンとタンタンの効いたパゴーヂのうねりに飲み込まれていきました。ルイ・アームストロングのWhat a wonderful worldまでパゴーヂです。これは何なのでしょう。戸惑いました、店主ただただ戸惑いました。情け容赦なし。恐ろしいばかりの破壊力を持っています、このアルバム。平和という皮をかぶった最終破壊兵器のようにすら感じます。

とまあ、とにかくすごいCDだったのですが、ところで一体これをどうせえっちゅうの。
今年の年末まで売りの時期を待たねばならないのでしょうか。酷です。酷すぎます。
昨年末はこいつが間に合わず、せっかく石垣島からも(笑)注文をいただいていたのに、キャンセルになってしまいました。というわけで石垣島にお住まいの皆さん、今年のクリスマスには居酒屋「Papa Bigode」でこれを聴くことができますからお楽しみに!(もうヤケクソ)

※ジルベルト・ジルがよく使っている弦楽器プレイヤーであることが同日に偶然判明しました(笑)

こ、このワタシがZIP-FMに・・・。

2006-02-03 21:17:30 | 連絡事項

いきなりですが、ワタクシ、FMに出演します(自爆)。
日時は2/5(日、つまり明後日)、ZIP-FM(名古屋77.8Hz、Hzちゃうわ、MHzですね)SUNDAY MUSIC VOXの中のDesign your futureというコーナー(21:30頃から確か20分間かな)です。お相手は都竹(つづく)悦子さん。

このフリートークプログラムの中では、えーと、何を話したんだっけ、ブラジル音楽の魅力とか(未だに説得力のある解説ができないのが情けない・・・)、店主がサンバタウンを始めるに至った動機とか、名古屋のブラジル音楽事情とか、まあそんなことをつらつらとおしゃべりしたような記憶が。ここでは店主自身が音源をセレクトして持ち寄り、BGMとして使ってもらいました。

ランダムにプレイしていただいたとはいえ、コーナーのイントロダクションにNovos BaianosのA menina dancaがかかった瞬間なんざ、ワタシ手前味噌ながらスタジオの中で鳥肌たちましたよ。すげえオレ、みたいな。オレじゃないちゅうの。エンジニアさんのお手柄です。

その他は編集の都合で変更になるかもしれませんが、いいのかな予告しちゃって、

・Marcelo D2/ A procura da batida perfeita (Allプレイ)
・Arranco de Varsobia/ Sai dessa (Allプレイ)
・Zelia Duncan/ Nega manhosa
・Los Hermanos/ Primeiro andar
・Comadre Fulozinha/ Ia
・5 no choro/ 2x0
・Dominguinhos, Sivuca & Oswaldinho/ Cada um belisca um pouco
・Teresa Cristina/ Embala eu~Samba-de-roda~Chora, viola

あと1、2曲あったような気がするのですが、何だったっけ、よう思い出せんのですけど、まあこんな感じで10曲ほどかかるはずです。ご興味のある方は店主の野暮ったい声に辛抱しつつ是非チェックしてみて下さい。ついでに2/11のショーロイベントの宣伝もさせてもらいました。いひひひひ。

番組詳細はこちら

セルメンを斬る!

2006-02-02 14:07:47 | CD

セルジオ・メンデスの新譜が到着しました!地元FM局でも1/28のリリース日前から毎朝ヘビロテ状態でプレイされておりましたが、この話題作について書いてみようかと思います。

【タテマエ】
やったぜセルメン!彼自身もそうなってほしいと語っていたように、これでブラジル音楽を聴き始めるヤングが一気に増えることでしょう。今をときめくプラック・アイド・ピーズのWill-i-amプロデュースにより、ヒップホップ/R&B路線まっしぐらに迫る本作、間違いなく陽の当たる場所を大手振って歩ける1枚と言えそうです。その他にもスティーヴィー・ワンダー、ジョン・レジェンド、ジル・スコット、エリカ・バドゥ、ジャスティン・ティンバーレイク、インディア・アリー、ザ・ルーツ、Qティップ、ジュラシック5、ミスター・ヴェガスら、業界騒然の錚々たるメンツが参加していて豪華なことこの上なし!これでまたマシュ・ケ・ナダのオリジナルヴァージョンとか探し求める音楽ファンが出てくるかも。ビバ・ブラジリアンビート!

【ホンネ】
え?ワタシ?いや、英語歌詞の曲にはもう興味ないもんで。いやこれは本当にバカ売れするとは思いますよ。でもウチの客層のほとんどはこういうの求めてないんで。後はメガストアにお任せしますわ。ええ、まあ3枚ばかし一応入荷しましたけどね。これストレートど真ん中っちゅう常連さんが2人ほどアテがありますし。とにかくマルセロD2の入った2曲以外聴く気せんわね。それにしてもD2最高。たまらん。これだけにカネ払ってもいい。全部D2歌ってくれてりゃねえ。ギンガもクレジットの文字見ただけでゾクゾクきましたけど、これはツウのファンをギンガの名前で釣ってるような感じでした(笑)。そうそう、マオガニもね(笑)。いやカッコ良かったですよ(大笑い)。冒頭のマィス・キ・ナーダ(なにもそんな意地張ってサンパウロ発音表記にせんでも・・・いやね、地元局のDJの兄ちゃんが中点も入れずにマシュケナダとか言ってて笑っちゃいましたよ。「ケ」にアクセントが来てて。今時マシュってこたあないでしょ。あっ、ひねくれ過ぎ?)もジョルジ・ベン(オリジナル)に旧セルメンやタンバのヴァージョンの方が数段いい。こういうのをいらんことしーって言うのかもね。とにかく結果的にこれでブラジル音楽に入ってきてくれる人が増えてくれたら嬉しいことは確かだけど、でも最後に言わせてね、セルジオ、今回のアルバム製作さあ、そういうの日本じゃ「名義貸し」っていうんだぜ。