ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

ゼジ、再び京へ上るの巻

2007-08-30 16:54:21 | イベント

タイトルを見てつい「だぺっちゃ!」とか口にしたアナタ、そうとう店主とトシ近いですね(笑)。いやいやいや大いに結構でございますよ。何が結構なんだか。こんにちは、性懲りもなくイベント告知を繰り返し、しかも前に使った画像を使い回す横着者のサンバタウン店主ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて、去る6/2(土)にワタクシ店主ゼジ、京都は左京区一乗寺のカフェバー&ライヴハウス、VIVA LA MUSICA!(以下ビバラ)さんにて出張イベントをやってまいりましたが、有難いことにビバラさんにて定期イベントにしようと計らって下さいまして、めでたく9月にも再びおじゃまできる機会をいただきました。ありがとうございます。

イベント内容はと申しますと、
VIVA LA MUSICA! SAMBA NIGHT Vol.2
日時:9月15日(土) 18:00~
会場:VIVA LA MUSICA!
   京都市左京区
   一乗寺塚本町106-2 白川ビルBF

 ☆18:00~ ブラジル音楽・新作名作 試聴・上映会
 ☆20:00~ 関西パンデイロ振興会によるパフォーマンス
 ☆ブラジル音楽CD・DVD、楽器、雑貨即売会 (上記の合間に)
 ☆21:00~ 打ち上げパゴーヂ

 ※参加費・・・¥500(飲食代別)
 ※参加お申し込みは直接VIVA LA MUSICA!さんへお願い致します
  (TEL 075-723-3297、営業時間 18:00~25:00 定休日 毎週木曜・第三水曜)


前回と同じ誘い文句で恐縮ですが、京都近辺にお住まいの方で、ブラジル音楽や楽器演奏に興味のある方は是非お越し下さいませ。前回好評だった試聴・上映会の時間枠をたっぷりとって目一杯お楽しみいただきます。またリクエストのあったDi Giorgioのヴィオラゥン(ガットギター)も、要望があればお持ちするように致します。関西圏のボサノヴィスタはこの機会を是非お見逃しなく!今回はパンデイロのカンタン講座はありませんが(第3回に開催予定)、来ていただきさえすれば店主ならずとも関パ振の方とかタダで手ほどきしてくれるかもしれませんぞ。一緒に遊びましょう!

9月の公開ホーダ・ヂ・ショーロ@名古屋

2007-08-29 13:33:36 | イベント

むむむ、なんか最近イベント記事しか書いてないような気がするのですが、あまり深く考えないようにしましょうか。

これまでサンバタウンで月2回、ホーダ・ヂ・ショーロなる集まりがあったわけですが、杁中店舗がなくなっちゃったもんですから、名古屋ショーロメンバー、代わりの場を試行錯誤しながら探しております次第。幸いなことに周りには温かい理解者の方々が沢山おられまして、「だったらウチで試しにやってみたら」とお声かけ下さるところが出てきています。この場をお借りして厚く御礼申し上げます(120度おじぎ)。

そんなわけで9月は名古屋、っちゅうか愛知県内で、先日ご紹介した豊橋ブラジルデー(9/2)に次いで、2つの公開ホーダ・ヂ・ショーロが予定されています。用はなくとも見物がてら覗きに来ていただけたら嬉しいです。

まずはおなじみCafe Dufiさんでの公開ホーダ。
日時:9/7(金) 20:00~(23:00)
会場:Cafe Dufi Tel 052-263-6511
入場無料(飲食代別)


次は知多半島の隠れた名所、知る人ぞ知る新舞子のライヴハウス「LIMA」にて。こちらは公開ホーダというよりも、かなりライヴ寄りの内容になると思います。
日時:9/23(日) 19:30くらいから
会場:LIMA(リマ) Tel 0569-43-8668
チャージ:投げ銭方式(飲食代別)


さあ、結果は吉と出るか凶と出るか。
いずれにしましても、ワタクシたち、がむばりまーす。

9月2日は豊橋ブラジルデー

2007-08-28 14:33:30 | イベント

こんにちは、大阪で開催されている世界陸上で日本人選手の低迷が続いておりますが、その半分以上の責任は、連日の過剰報道で要らぬプレッシャーを選手達に与え続ける愚劣極まりないマスコミと、「俺の大会」とカン違いしきっているであろう織田裕二にあるんではないかと信じて疑わない、中学時代は陸上部だったサンバタウン店主です。とはいえ選手はこの地獄の炎天下で(何もこんなクソ暑い時期に開催せんでもなあ)一所懸命戦っておられるわけですので何も文句はございませんが、織田には是非ひとこと言っておきたいことがあります。
なぜポスターの真ん中にオマエがいるのだ?

さて。
9/2(日)は豊橋ブラジルデーなるイベントが、愛知県豊橋市の豊橋公園特設会場にて開催されます。なんと今年度リオのカーニバルの優勝チーム、ベイジャ・フロールの精鋭メンバー(来日中)のパフォーマンスもあります!先週末に行われた浅草サンバカーニバルにも、ヴォーカルのネギーニョ・ダ・ベイジャ・フロールが日本のエスコーラ(リベルダーヂだったっけ)に参加していたというとんでもないエピソードもあったとか。あったとか、なんて書いてるワタシは今年も浅草に行けず(行かず?)じまい。そういえば先週末の「ぜじろぐ」アクセスポイントが、実店舗が閉店したにもかかわらずいつもに比べて随分ハネ上がっていたのはやはり何らかの結果情報を求めてサンバフリークがアクセスして下さったからなのでしょうか。よくわかりませんが、もしそうだとしたらご期待に添えず申し訳ございません。来年こそは己の心の欲するままに(婉曲表現)参加しようと思っております。話が見事にそれました。豊橋ブラジルデーです。

【豊橋ブラジルデー】
日時:9月2日(日) 9:00~18:00
会場:豊橋公園
入場無料


このイベント、もちろん入場は無料。開催時間は9:00~18:00としか書かれていないこの大雑把さがステキですね。もちろんシュハスキーニョなんかの屋台なんかも出てますので、飲み食いはお楽しみいただけることと思います。いいなあ。ビールないかなあ。それから特設ステージではさまざまなブラジルゆかりのグループが、歌にダンスにカポエイラにと、パフォーマンスを繰り広げます。ネギーニョらベイジャ・フロールの出番は大トリですから、おそらく17:00あたりからのスタートと思われます。

で、ここに実はワタクシども「中日本ショーロ団」が12:30-12:45という「チョイの間」的出演を致しますので、当日おヒマを持て余していらっしゃる方は是非遊びにお越しいただけましたら恐悦至極に存じます(平伏)。で、さらに宣伝告知させていただきますと、それが終わったら我々は急遽豊川へ移動し、多目的ホール「八の蔵」(マジで蔵らしいっす)にてショーロの無料ミニライヴを敢行致します。

【中日本ショーロ団 Roda de Choro ミニライヴ】
日時:9月2日(日) 14:30~15:30
会場:多目的ホール「八平次記念館 八の蔵」
   (豊川市国府町流霞184)
入場無料

こちらも東三河地域にお住まいの方で、ショーロ好きな方(いるんだろうかそんな人?)もしくはパンデイロに最近ハマっておられる方、それから室内管弦楽、アコースティック楽器アンサンブルファン(だんだん苦しくなってきた)の皆さんは是非遊びにいらして下さい。

次回は9/15(土)の京都Viva La Musica!さんでのSAMBA NIGHT! Vol.2のお知らせを。楽しみざんす。

たまにはブラジル以外のイベントも

2007-08-17 17:26:41 | イベント

こんにちは、昨日は日本全国で記録的猛暑の日でしたが、店主は日中・夕方と空調の効いた空間にずっと避難しておりました。今日もまだ暑気がかなり残っておりますが、皆さんもご自愛下さいませ。

さて、そんな昨日は名古屋でピエール・アデルニのライヴがCafe Dufiさんにて超満員御礼の中、大成功のうちに終わりました。ああよかったよかった。あまりの暑さと人の入りに、Dufiさんのエアコンは午前中からずっと全開なのに全然効かねえという凄い一夜でありましたが、それにしてもピエール&フェリペのコンビ、見事なパフォーマンスでした。シンプルかつ爽やかでありながらも随所にヒネリのあるテクニカルな演奏で、室内体感温度が2度ほど下がったような気がします。元来がシャイな気質の名古屋人ということもあってか、控えめな反応ながらも、温かい拍手と笑顔で迎えるお客さんに、ピエールもフェリペも大喜び。特にフェリペ(注:以前『フェリペ・ピナウヂ Felipe Pinaud』と表記しておりましたが、これは本人ご指摘のもと『ピノー』に訂正させていただきます)はDufiさんの雰囲気にいたく感動したらしく、しきりにastral, astral(=場の空気)と連呼しつつ、この夜をmomento inesquecível(忘れることのできないひととき)と表現しました。初日の幸先良いスタートに、二人もノリノリで関東入りすると思いますので、鎌倉・舞浜で彼等のライヴをご覧になる予定の方々はどうぞ温かく出迎えてあげて下さい。もちろんコーディネイターであるインパートメント・稲葉氏も含めてね(笑)。稲葉さん、お疲れ様でした!

というわけでいよいよ本題です(前置き長え)。
たまには名古屋界隈のブラジルネタから外れて、サンバタウンにゆかりのあるお友達が開催するイベントのご紹介をさせていただこうかなと思っちゃったりしちゃっとんてんちんとんしゃん。

まずは8/25(金)に東別院のクラブACHE pa'ti(アチェ・パティ)にてキューバンナイトなDJイベントがあります。このアチェ・パティなる言葉、ACHEはアシェAXÉと同義語なんですよね(キューバとブラジルは、オリシャ等のアフリカ神信仰の部分で酷似しているのであります)。pa'tiはpra tiまたはpra vocêと同じ意味です。あなたにアシェがあらんことを。なんかスター・ウォーズみたいになってきましたね。まあそれはさておき、このイベント「Cubania」、いよいよ5回目を迎え、コンセプト通り「よりエロく、よりマッチョに」を地で行く盛り上がりぶりを見せているそうな。もう踊り倒しです。店主も年甲斐もなく何かを期待して行ったりしたらちょっと恥ずかしいですね。ゼジさんこんなトコで何してるんスかー。ななな何のことでしょうか人違いじゃありませんかワタシはハバナのホセと言う者でして。そんなワタシの痛いしらばっくれようはどうでもいいとして、Cubania5、熱いラテンの夜をお求めの方は、是非!

もうひとつ、こちらはライヴ。こうまで暑いと暑気払いになんかこう、爽やかな楽器の音色が恋しくなってまいります。ダメですよカヴァキーニョとかトリアングロだとか自己限定的な決め方をしちゃあ。ここではスティールパンをご紹介させていただくんであります。

そこで8/27(月)、今池・得三にてRastic Pansというスティールパンのグループらのライヴがあります。リーダー(たぶん)は山村誠一さん。得三サイトのレビューをお読みいただければお察しいただけるかと思いますが、どうも、なんというか、人畜無害の癒し系パンでなくて、こう、「ゲイジュツはバクハツだ!」みたいなガッツ系の匂いを感じます。怖いもの見たさで行ってみましょうか。尚、この夜はオープニングアクトとして、名古屋では知る人ぞ知るコリアンパーカッショングループ「センメッチュ」の演奏が控えております。強烈だあ、これは強烈だあ。暑気払いっちゅうか、暑気も裸足で逃げ出しそうなハイテンションのパフォーマンスをご堪能いただけると思います。

この次はいよいよ9/2(日)の豊橋ブラジルデーの告知であります。(つづく!)

夏期休業のお知らせ

2007-08-10 14:05:32 | 連絡事項

8/11(土)~8/15(水)の間、サンバタウンは夏期休暇をいただきます。
この間の通販ご注文につきましては、商品出荷が8/16(木)以降になりますことを予めご了解下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。



※画像は休暇中の店主の行動予定とは何ら関係ありません

MATER弦楽器における使用材コンビネーションの成功事例について

2007-08-08 23:48:07 | 弦楽器

なんて大学の卒業論文みたいなタイトルから始まってしまいましたが、記事の内容はそれほど濃いものではございませんので悪しからず。日本全国弦楽器フェチの皆さん、夏バテとかしてませんか。倉庫と化した店舗の中で相も変わらず作業に没頭しているサンバタウン店主です。

8月アタマに、サンパウロ郊外のMATER工房から待望の弦楽器10台が入荷してまいりました。3月にオーダーして、予定の5月納期(後から考えてみるとそれ自体ちょっと無理がありました)を大幅に超過し、ほとんど痺れを切らしておりましたが、まあそのほとんどが申し分ない仕上がりで届きましたので、店主としましてはここんとこ毎日がハッピーで、何かストレスのたまるようなことがあればすぐさまMATER文字の入ったハードケースに手を伸ばし、カヴァキーニョと言わずバンドリンと言わずおもむろに手にとってガス抜きをするという、ハタから見てると「なんだかなぁ・・・」的な日常を過ごしている次第であります。

さて、このMATER、そもそも仕上げの美しさと音のクリアさには一定の評価を得ておりましたが、身内の弦楽器プレイヤー達からは「リオの楽器みたいに音にガッツがない」とか「エンブレムがお土産品みたい」とか散々な言われようで、店主も内心ちょっと傷ついたりしてたんですが、それでもおかげさまで昨年の入荷分は到着後2ヶ月もたたぬうちに完売と、実績だけは確かなものを誇っておりました。もう一年近く経ちますが、旅立っていった楽器たちは当時よりも良い音で鳴ってくれているかなあとつい思いを馳せたりします。

そしてこのたび第2回のロット入荷となったわけですが、今回のテーマは、
「表板を標準仕様のドイツ松からカナダ杉に変更したら音がどう変化するか」
という一点にありました。これまでは表板はドイツ松を採用していたのですが、そもそも松という素材、MATERの親方・マルセロ氏いわく、本来の底力を発揮してくれるまでに数年を要するそうなのです。つまり出来上がったばかりの時点ではおとなしく、しばらくしてからドカンと鳴ってくるのだとか。
で、一方の杉はというと、氏いわく「音の立ち上がりが早く、作った時点でよく鳴ってくれて、小型楽器の使用材にうってつけ」という特質を持っているそうです。後は店主自身の経験として「弾き手自身にも音が良く伝わる」「鳴りに広がりがある」という印象がありました。
野球にたとえると、松が晩成型の長距離パワーヒッターなのに対し、杉はルーキーイヤーから大活躍の広角打法を持ち味としたアベレージヒッターとも言えるでしょう。まあ、要はお好み次第というわけですね。

そこで今回は「ヴィオラだけは松にしとけ」という親方のアドバイスを守り、カヴァキーニョ、バンドリン、ヴィオラゥン、ヴィオラ・カイピーラ等をどどんと注文してみたわけであります。

果たしてその結果は、というと、明らかに言えるのは「カヴァキーニョにおいては抜群の効果が得ることができた」ということであります。特に側底板にインブイア(ブラジリアンウォルナット)を用いた時の杉との相性は驚くほどピッタリでした。これはひとつの成功事例と呼んでも差し支えないかもしれません。従いまして、ハカランダやメイプル、あるいはインディアンローズといった高級材を使用したハイグレードなカヴァキーニョ(まず国内価格で10万円を切ることはありません)においそれと手を出しづらいのが実情ですから、そのワンランク下のボディ材であるインブイアを使用した楽器、すなわち10万円を切る価格帯のカヴァキーニョにおきましては、おそらく最強のコンビネーションであろうと思われます。MATERに限らず、ARIASSしかり、CARLINHOSしかり、インブイア×杉、コストパフォーマンスといい新品のくせして年季モノに見えてしまう色合いといい、これ、杉×杉の組み合わせと並んで絶対オススメです。

バンドリンについても、松の表板に比べ、音の広がり&音量においては格段の向上が見られました。なんせよう鳴ってくれます(注:あくまで完成間もない時期での所感です)。しかしながら複弦楽器においては、その特性上ただでさえ広がりを持つ鳴り方をするものですから、あえて一方向への強い放出指向性のある松の方が将来的には相性が良いのかもしれません。とはいえ実際に松材の音の成長度合いを検証したわけではないので、ここではあくまで推測としての記述にとどめておきたいと思います。

本来でしたら同じボディ材を2台、うち1台の表板は松、もう1台の方は杉といった風に、直接比較できるようなオーダーにすれば一目瞭然なのですが、さすがにそこまで大量発注できるほどサンバタウンは潤沢な資金をプールしているわけではないので、次回のオーダーまでに、今度はどういった仕様で製作依頼してみようか、などと考えるだけで幸せな気分になってしまう、弦楽器フェチ道まっしぐらの店主であります。それはともかくこのMATER、注文ごとに着実に腕を上げられております。まだまだ日本では無名に等しい工房ですが、作り手と売り手、共に切磋琢磨してどんどん良い楽器を世に紹介していけるものと確信しておりますので、今後もますますご期待下さい。

というわけで、これらのMATER楽器、本日サンバタウン通販にもアップ致しましたので、ご興味のある方は是非チェックしてみて下さい。よろしくどうぞ。

ちなみに今回の入荷分の中に、「トップ:杉×ボディ:メイプル」という、カラーコーディネイト無視(ほとんど紅白のツートンでっせ)のカヴァキーニョ&バンドリン(いずれもMATERの最強グレード『Profissional』)が1台ずつあるのですが、それらは店主の愛器として活躍してもらうことに致します。ふふふ。うふ。うふふ(←欲望の塊)。

そういや明日だった

2007-08-03 22:35:32 | ライヴ

こんにちは、ライヴ前日という一番店内スペースを広く保っておきたい時に限ってCD・DVD、楽器等が4箇所からどどっと入ってきてしまうという、タイミングが悪いのか計画性がちっともないのか、たぶんその両方だと思うのですが、この荷物の山を前に途方に暮れているサンバタウン店主です。

いよいよ杁中ラストライヴが明日に迫って参りました。一応チェックはしてたけど結局予約せずじまい、でも明日は特に用事ないんだよね~という方は是非是非サンバタウンまでお電話もしくはメールにてご一報下さいませ。杁中におけるイベントは本当にこれで最後になりますので、いっちょ盛り上げましょうっ。

というわけでどうぞよろしくお願い致します。