こんにちは、サンバタウン店主ゼー・イリーアスです。嘘です!ていうか誰もわかんねえよ!
(注:Zé Elias・・・90年代にコリンチアンスで頭角を現したイケメンクラッキ)
さて、29日未明のブラジル×チリ戦、ワタシは22時より仮眠モードに入り、27時覚醒予定。
皆さんのお心構えはいかがでしょうか?
今日は久々に雑貨の話題をひとつ。
雑貨っちゅうても弊店の商品ではありません。ていうかサンバタウンは今や雑貨ほとんど扱ってませんし。
何かと申しますと、Tシャツのハナシ。
店主、気がついたら日常生活でほとんどTシャツしか着ない男になってしまっていました。
今じゃネクタイ絞めたりすんのって冠婚葬祭の時くらいのもんです。
しかしながら、どれ街へTシャツでも買いに・・・と思っても、なかなかこれはというものに出会えません。
プリント柄の趣味もさることながら、その一番の理由はやはり素材。
ダメなんですよね、やっぱウニクロ(ブラジル人的発音)やら激安店とかで1枚1,000円みたいなのを買っても、しょせん価格相応のパフォーマンスしか期待できません。襟はすぐテロテロ、生地もヨレヨレ、色落ちもムラがひどくてみすぼらしくなるし・・・。安かろう悪かろうワールドの限界というやつです。
そんな悩める店主のもとに、ある情報が舞い込んできたのはそんな梅雨入りどきの午後。
聞けばこれがまたすごいのよ奥さん、あのねここだけの話よ。
ブラジルと日本をTシャツでデザインする
という、なんともイカすコンセプトを掲げるお店があるんであります。
そのショップの名はhinolismo(ヒノリズモ)。
オリジナルプリントTシャツで日本とブラジルを楽しむWEBショップです。
驚いたことに、店長の「ひーちゃん」、昔のサンバつながりで15年くらい前から知己のある方。
嬉しいつながりです。
ただ、そういった単なるコネだけではサンバタウン、そうそう簡単にお店/アーティストの紹介やら宣伝とかは致しませんよ。ただの便利屋じゃござんせんから。そこんとこは履き違えないようにお気を付け下さいましね。
hinolismoの存在を知ったサンバタウン店主、さっそくこちらのサイトを拝見しましたらば。
むう。
欲しいアイテムばっかり。
久しぶりに物欲王モードになりましたね。萌えました。
プリント柄がブラジルをモチーフにした可愛いデザインばかりで、チョイスに悩みます。
が。
店主が注目したのはそこばかりにあらず。
Tシャツの素材、つまりコットンのクオリティだったわけです。
こちらをご覧いただければおわかりの通り、hinolismo店長・ひーちゃん、人並みはずれたこだわりを見せておられるようです。洗濯についてのアドバイスも完璧。こういうのをプロフェッショナルと言います。
思えば彼女に初めて出会ったのは確か'95年前後だったと思いますが、その頃からひーちゃん、Tシャツしか着ていなかったのを今でもはっきりと思い出します。夏はもちろん、冬でも長袖Tの上からTシャツ。そんな彼女だからこそ、日々長く着られて愛着の湧くTシャツのプロデュースに相当な情熱を注がれたのであろうことは容易に想像できます。
そして注文した4着のTシャツ。まあ当然っちゃ当然なんですけどね、
最高です。
実は去る6/27(日)に店主の所属するバンド、ブラック・サパト、じゃなくてSapato Novoのライヴが名古屋・瑞穂区の「イェマンジャの棲むお店」ことサルバドール(祝・3周年!)でございまして、そのステージ衣装用にという目的もあったわけです。
まずは冒頭の店主前後写真。ホーダ・ヂ・ショーロ、ホーダ・ヂ・サンバをモチーフにした、ブラジル音楽を演奏する人なら誰もが共感を覚えるデザインです。
ちなみにコレ、183cm・69kg(痩せ型)がXLを着た状態。ワタシはゆったりした着心地が好きなのでジャストフィットのLサイズはあえてパスしてXLに走っております。ご参考まで。オレンジもあるよ。
あと、他の男子メンバーにも強制着用させました。
(明るいグリーンが魅力のカイピリーニャ柄。175cm強・75kg強(推定)のバンドリーダーにXLをあてがうの巻)
(170cm弱のパーカッショニストにパンデイロ柄XLをムチャぶりするとルースフィットで着こなしちゃうの巻)
終演後は彼らにそのまま持って行かれそうだったので慌てて回収しました。
このTシャツのすごいのは、洗濯後。
生地がよりふわりと厚みを増したような、空気感のある肌触りに。そして吸汗性の良さ!
今日の名古屋などは凄まじいまでに湿気の多く蒸し暑い日でしたが、午後、洗濯して乾いたばかりのhinolismoTシャツに着替えましたところ、それまでの安物Tシャツでよく経験した、吸った汗が肌にべちゃりとまとわりつくあの不快感がなく、しっかりした手触りなのにちっとも暑苦しくないのです。コットンおそるべし。
そう、良いものは、良いのだ。
これでワタシのTシャツ年間ローテーションがほぼ決定しました。きっと数年間、ずっと大事に着続けられることでしょう。しかも全部ブラジル柄。こんなに嬉しいことはありません。
ですので、「Tシャツにしては4,900円って高くね?」とか言ってる人。そろそろモノの価値というものを理解する良い機会です。
例えば1,000円出して「ただ着てるだけ」の使用感のまま、1年も経たぬうちに資源ごみ(古布の部)行きになるものと、着てて気持ち良さ(品質そして自己表現という二つの側面があるのです)を味わえ、しかも長く愛用できるもの。ワタシは後者を選びます。
一番欲しかったカヴァキーニョ柄は、残念なことにXL品切れにつき、7月入荷待ち~。
サンバタウン店主は四十代前半の人生をこのTシャツとともに歩みます。