ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

【恥ずかしいお知らせ】 ブラジル音楽工房サンバタウン、営業再開です。

2014-10-23 21:04:04 | 連絡事項

こんにちは、サンバタウン店主・ゼジです。
大変ご無沙汰しておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

標題の件ですが、まず結論から手早く申し上げます。
実はこの度サンバタウンは、本年11月をメドにまたまた営業を再開する運びとなりました。
過日「2014年6月末をもって全ての営業を終了」ときっぱりアナウンスしておきながら、その舌の根も乾かぬうちにこのような展開になったことをお伝えするのは羞恥の極みですが、何卒よろしくお願い申し上げる次第です。


以下は蛇足も蛇足、単なる店主の見苦しい言い訳コーナーでしかありませんが、経緯について少しご報告しておこうと思います。


昨年、つまり2013年7月よりレストランバーとして再出発したサンバタウンですが、残念ながら2014年5月に同形式での営業を断念、その期間わずか10ヶ月余という短命に終わりました。

一方、時期をほぼ同じくして、店主のプライベートな事情も事態を複雑にしていました。何かと申しますと、親族の大病です。

今年初めに義弟(妻の弟)が末期の肺ガンであることが判明、発見の時点で彼のガン進行度は5段階中のフェーズ4という状態でした(残念ながら本年8/18逝去)。
このことに関し、独り身であった彼の介護看病サポートや、その間サンバタウンの営業をどうするか(ていうかそもそもどうやって生計を立てていくのか)等、いろいろ思案の末、かねてからお誘いのあった名古屋駅西の「ラテンバル サンルイス」にお世話になることを決心しました。ゼジーニョ45歳の春。

ところが移籍したはいいものの、ワタシの能力不足(飲食業において甚だ適性がない)に加え、持病の腰痛が悪化。それに伴う両足の痺れも深刻化し、厨房で思うように動けなくなりました。やむを得ず店側とも協議の上、残念ながら今月10/20をもちまして同店退職という、大変にみっともない結末を迎えることになったわけであります。在職期間わずか4ヶ月。穴があったら入れたい、もとい、入りたい気分とは正にこのことを言うのだと思います。
いずれにしましても、こんなワタシを拾って下さったサンルイスには本当に感謝の言葉しかありません。短い間でしたが本当にお世話になりました。ありがとうございます。

さあ、せっかく手にした再就職先をたちどころに失ってしまい、そこからどういう身の振り方をするか、これまたいろいろ選択肢があろうかと思いますが、ワタシが選んだ道は「もういちど円頓寺でサンバタウンをやり直す」というものでした。
幸いなことにサンバタウン店舗を営業終了後もそのままの状態で残してもらっていたこと。
円頓寺への想い(未練と言ってもいい)を断ち切れないこと。
そして何より、どうしてもこのままでは終われないという気持ちが強かったこと。
こうした要素の数々が、この愚かとも思える茨の道を選んだ理由です。


さて。

現在ワタシは「サンバタウン円頓寺本店」に戻り、まだ乱雑にしてドンガラ状態の店内でパソコンをセッティングし直し、この「ぜじろぐ」の記事をしたためるべくキーボードをぱたぱたと打っております。

正直なところ今のサンバタウンには、経営資源でいうところの「モノ・カネ」は、もうほとんど何も残っておりません。はっきり申し上げると「すってんてん」という言葉が今は一番しっくりきます。
ですが、「何もない」ということは、同時に「何でもできる」ということでもあると思います。
そして店主が開業以来それなりに積み上げてきた知識やノウハウ、これを何とか活かすことにより、面白いサービス内容を創りだしていければと考えています。

これからやらなければならないことは文字通り山ほど控えているわけですが、まずは取り急ぎ、これまでお世話になった皆さまに一言ご挨拶を申し上げる次第です。

営業再開の時期につきましては、一応のところ11月上旬からのスタートを予定しております。
営業内容・営業時間、イベントスケジュール等、詳細情報につきましては改めてご案内させていただきます。



改めまして、どうぞこれからもブラジル音楽工房サンバタウンをよろしくお願い致します。