CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-087「オオカミ狩り」(韓国)

2023年04月16日 22時19分26秒 | 韓国映画
旅行運はいいほうだ
 2022年。フィリピンで逮捕された犯罪者たちを乗せた貨物船が釜山港へ向けて出航した。
 船内には凶悪犯罪担当のベテラン刑事約20人を配置、釜山では海上交通管制センターで海洋監視システムを設置するという万全な体制の中、プロジェクト名「オオカミ狩り」と呼ばれる韓比共同護送計画が展開される。しかしその夜、密かに脱走を企んでいた凶悪犯ジョンドゥが、刑事として紛れ込んだ仲間とともに反乱を起こし、船内は武器を手にした犯罪者たちで溢れかえる事態に。
 さらに眠っていた「怪人」が目を覚まし、想像を絶する戦いが幕を開ける。(「作品資料」より)


 フィリピンから韓国へ犯罪者たちが貨物船で護送されることとなり、20人の刑事も同行する。

 しかし、貨物船に紛れ込んだ者たちが手引きし、犯罪者たちは拘束を外すと、反乱を起こし、貨物船を制圧しようとする。

 凶悪なジョンドゥを筆頭に刑事や乗組員たちを無残に殺害する犯罪者たち。

 序盤から容赦ない暴力描写で、血に塗れるシーンが映し出される。

 そこから犯罪者たちと残った刑事たちとの戦いが繰り広げられ、犯罪者の中で、ちょっと見た目おとなし気なドイルは刑事に加担する展開になるのかなと思っていた。

 早々にジョンドゥたちと刑事たちの対決が訪れると思ったら、そこに一人の男が目覚めたことにより、船内は更なる血塗れの殺戮が繰り広げられることになる。

 意外な人物の早々の退場から、ことの裏に、ある企業の存在とプロジェクトが明らかになる。

 貨物船を釜山で監視していたチーム長の正体と目的も露わになっていく。

 本作はドイルを主人公とした話であったんだな。

 果たして、修羅場となった船内でドイルと生き残った者たちは逃げ切れることが出来るのか。

 この貨物船による犯罪者護送の裏に隠されていたものは何だったのか。

 犯罪者たちと刑事たちとの戦いに留まらないサバイバル・アクションで、容赦ない暴力描写と人体破壊のシーンなど、目が離せない作品であった。

 ちょっと、5月に続編が公開される「The Witch 魔女」を思い出させるような話になっていったな。

 確実に続編があるのだろうなと思われる終盤、結末であった。

/5

監督:キム・ホンソン
出演:ソ・イングク、チャン・ドンユン、ソン・ドンイル、パク・ホサン、チョン・ソミン、コ・チャンソク、チャン・ヨンナム、チェ・グィファ
於:新宿バルト9

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