CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-184「1秒先の彼」(日本)

2023年07月28日 00時27分58秒 | 日本映画
これでパピコを買ってやってくれ
 郵便局の窓口で働くハジメは、何をするにも人よりワンテンポ早い。
 ある日、彼は路上ミュージシャンの桜子に出会い、彼女のまっすぐな歌声にひかれて恋に落ちる。必死のアプローチの末にどうにか花火大会デートの約束を取りつけたものの、目覚めるとなぜか翌日になっていた。
 やがてハジメは、郵便局に毎日やって来るワンテンポ遅いレイカが“消えた1日”の鍵を握っていることを知る。(「作品資料」より)


 台湾映画「1秒先の彼女」を日本でリメイクしたファンタジー・ロマンス。

 オリジナルは「彼女」であるが、このリメイクでは「彼」になっている。

 郵便局の窓口で働くハジメは、人より何でもワンテンポ早い、ちょっとせっかちな男。

 そんなハジメはストリートミュージシャンの桜子と出逢い、恋に落ちる。

 生まれた宇治の花火大会に一緒に行くはずであったが、気が付くと月曜日になっており、すっかり日曜日の記憶が落ちてしまっている。

 慌てたハジメは、ふとしたことから毎日郵便局にやって来る女性が関係していることを知る。

 その女性、大学七回生のレイカは、人よりワンテンポ遅い女性であった。

 ハジメが働くのは、京都の洛中にある郵便局。

 舞台は京都で、鍵を握る場所は天橋立、そしてハジメの生まれ故郷は宇治である。

 果たして、ハジメが失った日曜日に何があったのか。

 それはレイカが実は、ハジメと少なからぬ繋がりがあったことから判明し、やがてファンタジックな出来事から全てが明らかになっていくという展開。

 かなり非現実的でファンタジックなクライマックスであるが、幼少の頃の思い出から、何となく切ない想いなども表され、ロマンスとして惹き込まれる作品であった。

 京都を舞台にしているということで、その風景も見どころであったな。

 それにしても京都から天橋立、宇治を原チャリで行き来するというのは大変、それにハジメは免停になっていたのではないのか。

 ちなみにハジメの本名は、皇一(すめらぎはじめ)、ワンテンポ遅い女性は、長宗我部麗華と珍しい苗字であるが、他に釈迦牟尼仏(みくるべ)や勘解由小路(かでのこうじ)という苗字の人物も登場し、これがファンタジックな出来事の要因になっている模様。

 あと、先日亡くなった笑福亭笑瓶も出演していたな。

/5

監督:山下敦弘
出演:岡田将生、清原果耶、福室莉音、片山友希、しみけん、笑福亭笑瓶、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉、羽野晶紀、加藤雅也、荒川良々
於:TOHOシネマズ池袋

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