CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-183「マッド・ハイジ」(スイス)

2023年07月27日 00時54分21秒 | スイス映画
これでヨーデルやりな
 チーズ製造会社のワンマン社長でスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定し、スイス全土を掌握する恐怖の独裁者として君臨。
 それから20年後、アルプスに暮らす年頃の女性ハイジは、禁制のヤギのチーズを闇で売りさばいていた恋人のペーターが見せしめのため目の前で処刑され、唯一の身寄りである祖父も山小屋ごと爆破されて殺されてしまう。
 愛する者たちを失ったハイジは、復讐のために戦いに身を投じる。(「作品資料」より)


 児童文学書 「アルプスの少女ハイジ」 をエログロ満載で実写映画化したB級アクション。

 日本ではTVアニメが有名であり、観たこともある。

 そのハイジを全く違った要素で描くということで、「プー あくまのくまさん」のように版権でも切れたのか。

 本作のハイジはすっかり大人の女性に成長しており、最初の登場はペーターと一緒にベッドにいるところ。

 実は、スイスはチーズ製造会社の社長である、マイリが大統領となっており、自社のチーズ以外は違法としており、ペーターはそんな違法なチーズの取引をしていたが、それを当局に知られ、ハイジの目の前で処刑されてしまう。

 ハイジも捕まり、矯正施設へ入所させられるが、そこを脱出すると復讐のため、マイリに立ち向かうことを決意する。

 リベンジ・バイオレンス・アクションである。

 頭が吹っ飛んだり、体が真っ二つにされたりなど、グロい映像も満載、更にエロい映像もあって、Rー18作品になっている。

 キャラに関しては、ハイジにペーター、そしてハイジのおじいさんもおり、更に矯正施設で一緒になるクララも登場する。

 あのロッテンマイヤーも登場するのだが、あとのキャラは原作に関連しているのかは判らなかったな。

 そう言えば、アーデルハイドの愛称がハイジだったんだな。

 ハイジは、矯正施設を抜け出した後、正体の判らない者に鍛えられ、戦士へと変貌する。

 そして、ペーターを殺したクノール将軍、そしてマイリ大統領に立ち向かっていく。

 アクションもそれ程きれている感じではないが、あのハイジが、という設定が面白いB級アクションであった。

 最後にMCUのように〝「クララとハイジ」でクララとハイジは帰ってくる〟と出てくるが、続編なぞあるのだろうか。

/5

監督:ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン
出演:アリス・ルーシー、マックス・ルドリンガー、キャスパー・ヴァン・ディーン、デヴィッド・スコフィールド
   アルマル・G・佐藤、ケル・マツェナ、レベッカ・ダイソン=スミス、レオン・ハーバート
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-182「悪魔の世代」(リト... | トップ | 23-184「1秒先の彼」(日本) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スイス映画」カテゴリの最新記事