CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-050「DOOR」(日本)

2023年03月04日 00時38分30秒 | 日本映画
それじゃ、歌うたいます
 夫や息子と3人で都会の高層マンションに暮らす靖子。いたずら電話やセールスマンの勧誘に神経質になっていた彼女は、ドアチェーンの間から強引にパンフレットを差し込もうとしたセールスマンの指を挟んでしまう。
 その翌日から、ドアに卑猥な文字を書かれるなど嫌がらせが続くようになり。(「作品資料」より)


 1988年製作、同年に公開されたサスペンス。

 永年行方不明となっていたネガが発見され、今回デジタルリマスターによってリバイバル公開。

 初公開時にも劇場で鑑賞しており、「死霊の罠」と二本立てだったな。

 まだ日本映画は二本立ての時期であった。

 高層マンションに暮らす主婦、靖子が徐々に凶悪化していくストーカーの恐怖に悩まされる姿を描いたサスペンス。

 マンションには勧誘の電話や訪問が多く、神経質になっていた靖子は、ある日ドアチェーンの隙間からパンフレットを入れようとしていたセールスマンの指を挟んでしまう。

 その後、怒りに駆られるセールスマンの山川であったが、靖子の姿を見た時、その美しさに惹かれ、やがて彼女に執着するようになっていく。

 今で言うストーカーとなり、靖子の部屋に何度も電話をかける山川。

 それに脅える靖子。

 ドアに卑猥な落書きをされたり、郵便ポストに体液を包んだティッシュを放り込まれたりする。

 やがて、ドアに鍵をかけずに出てしまったことから、惨劇が繰り広げられることになる。

 それにしても、広い部屋だったな。

 マンションにはプールが併設されていたり、ロビーには自動販売機にも置かれていたりする。

 ロビーでクリーニングを預かっていたりと、まるでホテルのようだったな。

 靖子は部屋にいる時でも外出する時と変わらぬ服装をしており、ラフな格好はしないんだな。

 クライマックスは、部屋に侵入した山川と靖子の壮絶なバトルが繰り広げられる。

 それは鮮血迸るスプラッタな展開。

 山川も、あれだけ痛めつけられながらも、懲りずに手を突っ込むんだな。

 ドアを挟んでの行き違いによって起きたことからストーカーへと発展していくサスペンス。

 スプラッタなバイオレンス要素も強く、話の行き着く先の気になるサスペンスであった。

/5

監督:高橋伴明
出演:高橋惠子、堤大二郎、下元史朗、米津拓人、いしだまさお、高柳幸一、野口寛、島田善宏
於:新宿K‘s cinema

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