CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-049「FALL フォール」(アメリカ)

2023年03月03日 01時10分48秒 | アメリカ映画
今度落ちる時はスマホを持って落ちること
 山でのフリークライミング中に夫を落下事故で亡くしたベッキーは、1年が経った現在も悲しみから立ち直れずにいた。
 親友ハンターはそんな彼女を元気づけようと新たなクライミング計画を立て、現在は使用されていない超高層テレビ塔に登ることに。2人は老朽化して不安定になった梯子を登り、地上600メートルの頂上へ到達することに成功。
 しかし梯子が突然崩れ落ち、2人は鉄塔の先端に取り残されてしまう。(「作品資料」より)


 地上600メートルのTV塔の上に取り残されてしまった女性二人の運命を描いたシチュエーション・スリラー。

 先日鑑賞した「ジョーズ・バケーション」は海上に取り残された夫婦を描いていたが、取り残されてしまった人を描いた作品は多々あった。

 本作は、地上600メートルのTV塔の上に取り残されてしまった女性二人を描いているが、何故にそうなったか。

 冒頭、フリークライミングをしていたベッキーは、夫のダンを落下事故で亡くしてしまう。

 1年以上経っても立ち直れないベッキーを、現場に一緒にいたハンターがTV塔へ登ることに誘う。

 意を決して一緒にTV塔に登ることにしたベッキーであるが、そのTV塔は古く、階段が崩落し、塔の頂上に二人は取り残されてしまう。

 冒頭から高所での危険なシーンが多く、観ているこちらも足が竦むような感覚を味わってしまう。

 TV塔は荒野にポツンと建っているもので、鉄塔といえどかなり古く、随所にガタが来ているようである。

 ハンターは危険な挑戦をしながら、それを配信しており、今回のTV塔のクライミングも後で配信しようと考えている。

 そんな危険なことをする気持ちが理解できないが、取り残されてしまった二人は、何とか救助を求めて、様々なことを試してみる。

 もちろんそこには危険な行動もあり、緊迫感の高まる展開となっていく。

 600メートルの高さだからか、TV塔の電波のせいなのか、スマホの電波も届かない。

 取り残された二人の間にあった秘密が露見してしまうなどの展開もありながら、救助を求めて奮闘するベッキーとハンター。

 こんな状況となった経緯については、共感できないが、緊迫感高まる展開で、面白い一本であった。

 高所恐怖症の人は観られないかもしれないな。

/5

監督:スコット・マン
出演:グレイス・フルトン、ヴァージニア・ガードナー、ジェフリー・ディーン・モーガン、メイソン・グッディング
於:池袋シネマ・ロサ

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