CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-254「警官の血」(韓国)

2022年11月13日 21時55分04秒 | 韓国映画
黒にも白にも染まってはいけない、グレーゾーンに立っている
 高い検挙率を誇る広域捜査隊の敏腕刑事パク・ガンユンが、警官殺害事件の黒幕として浮上した。
 警官だった父が殉職した過去を持つ新人刑事チェ・ミンジェは、ガンユンの内偵調査を命じられ、ガンユンと組んで動くことに。ガンユンとミンジェは新種の麻薬捜査に乗り出すが、その過程でガンユンは越えてはならない一線を越えてしまう。
 違法捜査を繰り返すガンユンの隣で正義とは何かを追い求めるミンジェは、警察内部の秘密組織とその裏に隠された不正行為、そして父の死の真相に迫るが。(「作品資料」より)


 佐々木譲の小説を韓国で映画化したクライム・サスペンス。

 原作は未読。

 新人刑事のチェ・ミンジェはバカ正直さに目を付けられ、監察のファン・イノより潜入捜査を依頼される。

 標的は、違法捜査と汚職の噂の絶えない広域捜査隊のパク・ガンユン。

 広域捜査隊に配属されるミンジェであるが、ガンユンは彼を常に捜査に同行させる。
 もう早々にミンジェを内偵と疑っているのかなと思う。

 ガンユンに同行することで、彼の操作方法を目にしていくミンジェであるが、やがて警官としてのあるべき姿は何かということを考えるようになっていく。

 最初は捜査対象であったガンユンであるが、その言動に触れていくうちに惹かれていく様子を見せるミンジェ。

 しかも、殉職した父に近しい存在であったことも一因としてあるよう。

 しかし、共に行動する中で、父親の死の真相、そして背後にある組織の存在を知るようになっていく。

 時に逸脱した行為を見せながら、悪党を捕らえようという情熱は強いガンユン。

 果たして、ガンユンは汚職刑事なのか、そしてミンジェはどのような決断を下すのか。

 ミンジェの父親の死の真相については、ちょっと判り辛かった部分もあったが、ことの真相、そしてガンユン、ミンジェが行き着く先が興味深い展開であった。

 ミンジェが警官として成長していく物語でもあるな。
 それは必ずしも白というわけではないが。

/5

監督:イ・ギュマン
出演:チョ・ジヌン、チェ・ウシク、パク・ヒスン、クォン・ユル、パク・ミョンフン
於:新宿バルト9

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