CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-128「毒娘」(日本)

2024年04月24日 00時08分31秒 | 日本映画

何か変なことがあったら相談してください

 夫と娘と3人で中古の一軒家に引っ越してきた萩乃。家族に恵まれずに育った彼女にとって、自ら築いた家庭で過ごす日々は夢にまで見た幸せな生活だった。

 そんなある日、外出中の萩乃のもとに、娘の萌花から助けを求める電話が掛かってくる。慌てて帰宅すると我が家は荒れ果てており、そこには洋服を切り裂かれた萌花に馬乗りになって大きなハサミを握りしめる見知らぬ少女の姿があった。その少女「ちーちゃん」はかつてこの家に暮らしていたが、ある事件を起こして町を去ったはずだった。

 ちーちゃんの存在は、幸せそうに見えた萩乃たち家族が隠してきた“毒”を暴き出していく。(「作品資料」より)

 

 新婚家庭の家に突然入り込み、家の中をズタズタにする少女、ちーちゃんと巻き込まれることとなった家族の姿を描いたホラー。

 ちーちゃんは、萩乃たちが住む家にかつて住んでおり、その家に執着を持っている。 

 突然、家に入ってくると家の中を荒らし、1人でいた萌花を傷つける。

 その後どうなるのかと思ったが、事態は思わぬ方向へ向かっていく。

 萩乃と結婚した篤紘は再婚で、高校生くらいの萌花と萩乃は血の繋がりがない。

 2人の関係はどこか他人行儀。

 更に篤紘は優しく温和な感じを見せるが、独善的なところがあり、萩乃は逆らうことが出来ない。

 萩乃は抑圧されていくよう。

 そんな2人を見ている萌花は徐々に苛立ちを募らせていく。

 ちーちゃんが現れたことによって、家族が隠していたものが露わになっていく。

 ちーちゃんへの対処と共に、萩乃がいつ篤紘に立ち向かうのか、そして萌花もどういう行動を起こすのかというところも気になる展開。

 毒娘はどちらのことを言っていたのかな。

 もしかするとラストは第2のちーちゃんになるのかと思ったが。

 狂気の少女と家族の闇を描き、興味深いホラーであった。

/5

監督:内藤瑛亮

出演:佐津川愛美、植原星空、伊礼姫奈、馬渕英里何、凛美、内田慈、クノ真季子、竹財輝之助

於:新宿バルト9


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