手を触れるな、コンプラ、コンプラ
愛知県幸田町の魚屋「一心屋鮮魚店」の25代目当主で、超伝工業に勤めるサラリーマンの一心太助は、困った人を見たら助けずにいられない性格だ。
そんな太助がある時、何者かによる凶弾に倒れてしまう。天才科学者である大久保専務によって蘇生手術を施された太助は、福祉用のサイボーグ「サイボーグ一心太助」となって復活を遂げる。
そこへライバル企業・大鷲コンツェルンの岩山もサイボーグとなって現れ、太助に襲いかかる。(「作品資料」より)
バカ映画の巨匠と呼ばれる河崎実監督の最新作。
時代劇で有名な一心太助を現代に登場させ、しかもサイボーグにするというSFアクション・コメディ。
愛知県幸田町町村合併70周年記念映画ということでもあるらしい。
そんなわけで、幸田町に魚屋を構える二十五代目当主の一心太助は、超伝工業に勤めるサラリーマン。
AIのエキスパート、宮田仲子がやって来て、彼女に会社や幸田町を案内する。
幸田町の名物や名所と思われるモノや場所を案内するので、観光PR映像になっている感じ。
そんな太助がある日銃弾に倒れてしまうが、仲子の機転と大久保博士の手術により、サイボーグとして復活する。
そんな太助の前に、大鷲コンツェルンが立ちはだかり、サイボーグ同士の争いとなる。
一心太助は救護用サイボーグ、対するのは戦闘用サイボーグ。
果たして太助は戦闘用サイボーグを倒し、大鷲コンツェルンの計画を阻止できるのか。
特撮満載で描かれ、設定から展開まで楽しませてくれる1本。
太助たちがピンチになると、同じく幸田町を舞台にした「超伝合体ゴッドヒコザ」のゴッドヒコザと「突撃!隣のUFO」に出ていた宇宙人が助太刀に現れる。
幸田町ユニバースである。
設定からしてぶっ飛んだ作品であるが、気軽に楽しませてくれる特撮映画であった。
/5
監督:河崎実
出演:小松準弥、西川俊介、中川知香、加山徹、堀内正美、佐野光洋、ぶっちゃあ、大川豊
於:シネマート新宿
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