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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-132「修羅の街、飢えた狼たち」(中国)

2021年12月31日 08時23分43秒 | 中国映画
悪党には相当の結末を
 中国南部の村で、土地開発プロジェクトによる立ち退きに最後まで反対していた一家の父親が開発推進派たちに殺害された。
 しかし地元警察は、この事件を事故として処理してしまう。村人の告発書で事態を知った政府は特別捜査班を設置し、公安の敏腕捜査官ソン・イールイをリーダーにして再捜査に乗り出す。
 地元県知事の協力も得ながら捜査を進めるうちに、残虐非道な闇金業者スン・ジービャオの存在が浮上する。(「作品資料」より)


 一部、事実を基にして製作されたクライム・スリラー。

 地方の村で、土地開発プロジェクトが進んでいる中、死亡事件が起こる。

 地元警察は事故と判断するが、政府への告発書によりソン班長をリーダーとする特別捜査班が設置される。

 当然、特別捜査班の面々は疎んじがられ、地元の警察もいい顔をしない。

 さっさと調査を終わらせようと画策し、自殺やら他の事件やらで目をそらせようとする。

 そんな中、ソン班長は裏に何か大きな陰謀があると読み、調査を進めていく。

 暴力沙汰や死亡事件は発生するが、アクションと言う程まではなかったかな。

 どちらかと言えば、ある種黙々、地道に調査を進めていく様が描かれる。

 土地開発を巡って、利権をむさぼる者たちがどんどん暴き出され、徐々に真相に近づいていく。

 あからさまに首謀者だと思われる者がおり、ソン班長たちはどのようにその相手に近づき、悪事を暴き出すのかが興味深い。

 ただ、やはりその首謀者だと思われる者の背後に隠れている者がいるのだろうと思わされ、途中から何となく勘づく感じになっているかな。

 社会の暗部を描き出したような作品で、社会派サスペンスと言った方がいいかもしれない作品である。

 派手さはないが、調査の行方、真相が気になる展開であった。

/5

監督:リュ・ユイライ
出演:チアン・ウー、チャン・ソンウェン、ジン・シージャ
   リー・チアン、イー・ジャオ、ジャオ・ガン、ヨー・ヨンツィー、リウ・リン
於:シネマート新宿

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