CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-275「フラッシュオーバー 炎の消防隊」(中国)

2023年10月22日 21時42分06秒 | 中国映画
それでも火災は仲間を奪っていく
 ある都市で地震が発生し、化学工場で爆発事故が起きた。火災は瞬く間に周囲の工業団地へ拡がり、付近一帯を巻き込む大規模爆発事故が引き起こされてしまう。
 現場へ急行した消防署長ジャオや通信員ハンらは、命懸けで消火活動や人命救助に奔走する。その頃、ジャオの婚約者ジャンは、半壊した学校内に子どもたちと一緒に閉じ込められていた。
 煙の充満した校舎を逃れ屋上へ避難したものの、そこには想像を絶する惨状が広がっていた。(「作品資料」より)


 化学工場で起こった未曾有の大火災に立ち向かう消防士たちの姿を描いたレスキュー・アクション。

 地震の影響で廃工場で爆発が発生。

 それが化学工場まで波及し、周囲の団地や公共施設まで巻き込んでしまう。

 ジャオ署長率いる消防隊は、被害の拡大を防ぎ、取り残された人々の救助にあたるが、火災は想像以上の惨状を見せていた。

 それにしても火災が起こる工場はある意味恐ろしい場所だったな。

 塩素タンクがあり、水素タンクがありと危険物ばかりを大量に扱っている。

 最初の爆発が、地球攻撃の第一波のような感じで周囲の建物を破壊する。

 その後も消防車をひっくり返す程の衝撃波が起こったりする。

 そんな中での救助活動は、正に生死を賭けた仕事である。

 ジャオ署長は結婚間近であったが、命を落とすかもしれない危険な仕事に結婚を躊躇してしまう婚約者。

 しかし、火災で屋上に子供たちと取り残された際、消防士たちが救助に現れた姿を見て、気持ちが変わったよう。

 こうなるとジャオ署長の運命が気になるところ。

 火災や爆発の危険だけでなく、有毒ガスや有毒水までも対処しなければいけない中、やはり最後は涙を誘うような展開となる。

 しかし、これはちょっと予想外の展開でもあったかな。

 街を壊滅しそうな爆発と火災に立ち向かう消防士たちの仕事ぶりに緊迫感が高まり、惹き込まれる作品だった。

 ミサイル放水機って、本当にあるのか。

 戦争で使用するミサイルよりも有意義なものだな。

/5

監督:オキサイド・パン
出演:ドゥー・ジアン、ワン・チエンユエン、トン・リーヤー、ハン・シュエ、ユー・ハミオン、エルヴィス・ハン、ワン・ゴー
於:シネマート新宿

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