ヒョウモントカゲモドキを飼っている方で
同じ症状が出た方の参考になるかもしれないので、
吐血から亡くなるまでの流れを書いておきます。
■2015年1月15日(木)~ 衝撃 ~
夜中に仕事から帰ってみると、
ヒョウモントカゲモドキを飼っているゲージの中が血まみれ…
(壁から血がしたたり、バトルゲーのような信じられない光景)
心臓バクバクでしたが、とりあえず、ゲージの中を掃除。
ヒョウモントカゲモドキは、元気そうに、
いつも通りその辺を歩き回って掃除が終わるのを待っていました。
口と尻尾の付け根(おなか側)に
わずかに血がついているように見えましたが、
目立った外傷はなく、ついてる血も、
そこから出たものというより、後からついたように見え、
「一体、どこからこんな大量の血が出たのか!!!」と怯えながら、
とりあえずネットでいろいろ検索しながら朝になるのを待ちました。
■2015年1月16日(金)~ 長い一日 ~
子どもたちは朝からブルーに。
だよなあ。
子どもがヒョウモントカゲモドキを手に乗せると
元気そうに子どもの肩や背中を動き回り
「ほんとにこの子の血かなあ…」
「いや、密室状態だったんですから…そうでしょう」
「例えば絵の具がついたとか…」
「血はゲージの中についてたんだから……
絵の具だとしたら、いったい誰が………おまえか??」
という感じで、にわかには状況を受け入れられず、
軽く冗談を言ったりなんかして。
「とにかく早めに病院に連れて行ってあげて!」と言い残し、
子どもたちは学校へ。
トカゲモドキはゲージの中でいつもと変わらず寝たり、
動き回ったりしていました。
途中、動きを止めて、後ろ足を床から浮かせ
「ん?どうした!!!」と思ったら
健康そうな糞様をお産みになりました。
ちょっとほっとした(*´▽`*)
比較的に近くて評判のよさそうな、
爬虫類を診てもらえる病院をネットで探し、電話する。
予約なしで診てもらえるということで、
トカゲモドキの状態を告げて電話を切り、
病院へ行く支度。
電話で「食欲ありますか?」と聞かれたので、
「どうだろう?」と行く前にミルワームをあげようとしたら…
したら……
大きく口を開き、左右に頭を振りながら、吐血!!!
これで血が口から吐き出されたものだと判明。
びっくりして腰が抜けそうでした。
目がうつろで、とてもミルワームどころではなさそうなので、
急いで病院に行く支度を進める。
外出用のゲージに保温用のシートを巻いて、
ゲージの上にタオルをのせて、湯たんぽをのせて、
全体を風呂敷で包んで、抱きかかえて行くことにしました。
※我が家には車も、免許取得者もいないのです。
まあ、大人が私だけだからな。゜゜(´□`。)°゜。
早めに病院に付き、午後の診察1番目で診てもらえることに。
待合室で様子を見てみると
片手の力が入らず、腕を引きずって動くのが見え、
また腰が抜けるほどのショックを受ける(´Д`。)
「しぇんしぇ~、はやく診てくだしゃ~い(゜-Å) 」
先生が優しくトカゲモドキを触るが、元気なくぐったり。
「う~ん、あまりよくないですねえ。ちょっと痩せてるねえ。」と。
口の中を検査すると、検査用の棒をガジッと噛んで放しません!
「お?噛む力はあるんだ。
これならまだ頑張れば回復するかもしれませんよ。
口の中もキレイだし、
うんちも黒ずんだり血が混ざったりしてなかったということは、
胃腸も大丈夫そうだし。」と。
ただ、吐血の原因はわかりません。
コオロギの後ろ足などで喉を傷つけたのか?という話も出ましたが、
そんな感じでもなさそうで、胃腸でも口でもないというと、
どこから血が出ているのか???
ブラックライトで腹部から丁寧に照らし、
血の塊や異物がないか診てもらいましたが、異常なさそう。
先生は時間をかけて、丁寧に診察し、
帰ってからの飼育(看病)について、ご指導してくださいました。
・処方していただいた薬をニードルでちゃんと飲ませましょう。
・こういう時のために、生き餌だけでなく、
いろんな餌が食べられるようにしておきましょう。
(例:
粉末コオロギや
レオパードゲッコーフード)
探せばコオロギのソーセージを売ってるところもあるようです。
好物の餌に薬を注入して食べさせたり、
薬を一緒に混ぜてだんごにして食べさせたりできた方がいいため。
・床はペットシートではなく、できれば砂にしましょう。
・週に一度は沐浴してあげましょう(38度くらいのお湯で)
・保温用ライトだけでなく、紫外線ライトもつけましょう。
(電球が割れてから新しいのを買ってなかった(´∩`。))
・体力が落ちている場合、夜はムーンライトをつけてあげましょう。
・クッキングスケールで定期的に体重を量りましょう。
・たまにカーテンを開けて日光に当てましょう。
(いきなりの直射日光は皮膚炎になることもあるようです)
・サプリメントをあげるのもいいようです。
病院で先生が薬を飲ませようとしてくれましたが、
先ほどの検査用の棒がよっぽどイヤだったらしく、
口を噛み締めて、まったく開こうとしません。
根比べの末に先生が負けて、
とりあえず連れて帰ってリトライすることに。
慣れない旅で疲れただろう、
とにかく薬を飲ませて休ませようと、
急いで家に帰り、ゲージを開けると、
すでにトカゲモドキは動かず、
遠いところへ旅立ってしまった後でした。
■2015年1月17日(土)~ お別れ ~
無事、埋葬の儀式を執り行いました。
今まで 本当にありがとう
君と過ごした日々は忘れません
お世話になった動物病院
ポー・リー動物病院