僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.1035【 イサム・ノグチ氏 】

2016-08-31 09:50:07 | 
   イサム・ノグチ氏

          にのみや あきら


すべて石で造られた彫刻
作品は静寂そのもの
それでいて観る者に語り掛けてくる
石の作品なのに温かみがあり命がある
話しかけて自分を主張している
不思議な魂が宿っている彫刻

滑り台は
飾り物ではない
子供たちが
オシリで感じるよう
作品なのに実際に滑ってもいい
芸術作品であって
実用的
どの作品を観ても
魅力いっぱい
作品ひとつひとつに
釘付けになる

父は日本人
母はアメリカ人
世界を股に掛けて活躍して来た
東洋と西洋の文化の架け橋
石に宿る魂を抽象的に表現し
観るものの心を打つ
日本とアメリカの間で悩む

自分のお墓は
見晴らしのいい丘の上
石造りの自分の作品の中で
日本とアメリカを思い
永眠している
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の詩集No.1034【 心 ( 11 ) 】

2016-08-30 09:50:04 | 
   心 ( 11 )

        にのみや あきら

心って
どこにあるんだろう
探してみよう
頭かな
胸かな 
それともお尻?
あ、エッチ

心って
なんで出来てるんだろう
考えてみよう
コンニャクかな
鉄かな
それとも電気・水?
ちがうちがう

心って
何色だろう
さあネ~
赤かな
白かな
それとも緑・透明
澄んだ色なら青だよ

柔らかくて赤い色が
若者
硬くて黒い色が
年寄り

どこにいようが
なんで出来ていようが
心は大切な存在
なんと言われようと
いくつになっても
素敵な心でいたい
柔らかく
透明で
純真な心でいたい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の詩集No.1033【 駄洒落詩集 ( 51 ) 】

2016-08-29 12:44:10 | 
   駄洒落詩集 ( 51 )

          にのみや あきら


① 花瓶を扱うには、気持ちが過敏になる。

② 勇敢な行いをした人物の記事が、夕刊に載っていた。

③ 卵の黄身を、君はいくつ食べたの?

④ 雑巾のようなガーゼで、手術に臓器を拭いていた。

⑤ 歯が少なくなっては、話にならないね。

⑥ アラーの文学に凝ってるんだ。アラ~そう。

⑦ このみょうが、妙な味がするよ。

⑧ 野火をたく人が、体調が悪くて開始が伸びたんだ。

⑨ 養子になる人が、婚姻届けの用紙を手に、ヨオ~シ頑張るぞ、と張り切っていた。

⑩ 芝居の六幕目は、肋膜を患っている役者さんが演じた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の詩集No1032【 厳 し さ 】

2016-08-29 09:50:15 | 
   厳 し さ

       にのみや あきら


厳しさは
人間には不可欠
厳しさがあるから
人は
一人前になり
社会で役に立つようになる
厳しさがなかったら
人間はずるいから
怠けて何もしなくなる
それでは生きている意味がない

芸術家の厳しさを見習おう
芸術家の厳しさを身につけよう
切磋琢磨している
芸術家の生き方を盗もう

一般人には
厳しさが足りない
それでは将来は真っ暗
同じ地球で生きているのだ
芸術家と肩を並べるようになろう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の詩集No.1031【 芸 術 ( 5 ) 】

2016-08-28 09:50:09 | 
   芸 術 ( 5 )

         にのみや あきら


芸術の中には
わだかまりがある
そしてそれを元に作品が生まれる
さらにそのトンネルを
抜けると
感動が待っている
トンネルを抜け出た風景こそ
真の芸術
芸術は
ごまかしはしない
裏切りはしない
崇高な精神であるためには
ごまかしや裏切りはもってのほか
芸術は
それ自体が
神様だ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする