僕の詩集No.354【 詩 作 ( 4 ) 】改訂版

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　　　 詩 作 ( 4 )

　　　　　　　　にのみや　あきら

この心の
もやもやを吐く
心が
晴れるまで
吐いて
吐いて
吐きまくる
このもやもやは
どこからやって来たのだ
このもやもやを
吐いて
吐いて
吐き捨てなければ
良い詩は創れない

1996.5.25.作

僕の詩集No.353【 結 論 】再投稿

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　　　結 論

　　　　　　　にのみや　あきら

急ぐな
慌てるな
相手にも
都合がある
考えがある
逸る心を押さえ
相手の返事を
ゆっくり待て
余裕が
余裕を刺激して
素晴らしい結論が
生まれるだろう

1996.5.25.作

僕の詩集No.352【 記 憶 】改訂版

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　　　記 憶

　　　　　　にのみや　あきら

記憶って
便利だなぁ
身勝手だなぁ
薄くすることもできる
濃くすることもできる
都合が悪ければ
忘れること
そして
消すことだって出来る
都合のいいずるい代物

1996.5.24.作

僕の詩集No.349【 自然の判断 】再投稿

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　　　自 然 の 判 断

　　　　　　　　　にのみや　あきら

自然が
判断してくれる
じいっと
待つことだ

自然が
評価してくれる
自分で
行動しないことだ

自然が
結論を出してくれる
焦らないで
我慢することだ

1996.5.12.作

僕の詩集No.344【 弁 解 】再投稿

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　　　弁 解

　　　　　　にのみや　あきら

詩を
創っているから
と言って
美しい心
ばかりとは限らない

詩を
書いているから
と言って
悪を
好まないわけではない

1996.5.5.作