僕の詩集No.2568【 人 間 ( 56 ) 】

　　　人 間　( 56 )

　　　　　　　　　にのみや　あきら


人間って
悲しい生き物
孤独な生き物
他者と深く繋がりたくても
それがなかなかできない
だから
相手のことを深く理解できない
ちょっとしたことで争いになり
誤解に繋がる
親密な関係に見えても
気持ちがずれて嚙み合わない
そして結果は破綻

人間は
気の毒で哀れな生き物
嘆いてもどうにもならない
賢いようでそうでない
それが人間の姿

僕の詩集No.2567【 全 開 】

　　　全 開

　　　　　　　　にのみや　あきら


物事の出し惜しみは損をする
自分が持っている能力は
全て出し切ること
最大限に出し切って
物事を有利に進めよう
自分に蓄えた能力のフル活用
世の中で役に立たせて
初めて活きてくる

墓場に持って行っても
何の役にも立たない
生きている内に使い切ろう
苦労して蓄積した能力だが
隠してしまうのは勿体ない
全開して役立たせよう

僕の詩集No.2566【 煩 悩 】

　　　煩 悩

　　　　　　　　 にのみや　あきら


心身を煩わせ悩ませる
煩悩に負けるな
迷いや苦しみは
いつでも
何処でも
誰にでもやって来る
それとどう対処するか
シャキッとした気持ちで
生きていれば
迷いや苦悩は逃げてしまう
心を磨き正しく生きる
迷いや苦しみは
心の油断に付け込む
それを
強い心と正義感で押し潰すのだ

煩悩を追い払って
わだかまりのない心で生きよう

僕の詩集No.2565【 人間的魅力 】

　　　人間的魅力

　　　　　　　　　　にのみや　あきら


人間的魅力を身に付けよう
人間的魅力には
容貌の魅力と心の魅力がある
容貌は先天的なものだから論外
心の方は知識・常識を身に付ければ
努力次第で自然に備わる
そう難しいことではない
心の悪を取り払い
常識を磨き正しい心で
普通に生きていれば備わる

人間的魅力を身に付けよう
備わる努力をしよう
自分の人間性のため
ひいては
人生のために

僕の詩集No.2564【 人 間 ( 55 ) 】

　　　人 間 ( 55 )

　　　　　　　　にのみや　あきら

　
人間と人間の関係って
何なのだ
付き合っていても何も生まれない
我がそれを助長している
何て無意味な関係だろう
争いばかりで
建設的でない
付き合いに
何かを求めては
いけないのかもしれないが
ただ知り合っているだけでは
虚しい

人と人の交わりで
何かが育たなければ
本当の人間関係とは言えない