斉東野人の斉東野語 「コトノハとりっく」

野蛮人(=斉東野人)による珍論奇説(=斉東野語)。コトノハ(言葉)に潜(ひそ)むトリックを覗(のぞ)いてみました。

断想片々(11) 【「新型コロナウィルス」?】

2020年04月21日 | 言葉
 今更という気もするが、今回の感染症の名称は「新型コロナウィルス」のままで良いのだろうか。この言い方が定着する以前は「武漢ウイルス」、また最近ではトランプ大統領の「チャイナ・ウイルス」の語も耳にした。確かに地名入りの名称の方がイメージしやすく、後々まで印象が残りやすい。

 WHOによる正式名は「コロナウイルス病2019」(=Coronavirus disease 2019)
 ほかに国際ウイルス分類委員会が「SARSコロナウイルス-2」と命名している。WHOが暫定的に「2019新型コロナウイルス」(2019 novel coronavirus。略称は、2019-nCoV)と呼んでいた時期もある(以上ウィキペディア「2019新型コロナウイルス」の項より)。日本での「新型コロナウイルス」という名称は、WHOの暫定名称を厚労省が引き続き使っているためだ。

 いずれ名称変更の必要
 「コロナウイルス」はウイルス学上の分類用語。その新型だから「新型コロナウイルス」となるのだろう。しかし、いずれ近いうちに、さらに新タイプの「コロナウイルス」が登場することは必至である。その時は「新・新型コロナウイルス」、あるいは「最新型コロナウイルス」とでも命名されるのか。紛らわしくはないか。筆者は国際ウイルス分類委員会の「SARSコロナウイルス-2」を採って「SARSコロナウイルス2型」とでもすれば良いと思うが、どうだろう。2003年流行の「SARSコロナウイルス」とは同じコウモリ由来であるし、どちらもウイルスの伝播元は中国大陸だ。呼吸器に重症急性のダメージを与える点も似ている。重要なポイントを、しっかり内包する呼称ではないかと思える。