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東京・春・音楽祭「ショスタコーヴィチの室内楽」を聴きに行く

2024年04月02日 | クラシック音楽

東京・春・音楽祭2024、「ショスタコーヴィチの室内楽」の公演を聴いてきた、東京文化会館 小ホール、4,500円、私は後ろの方の座席だったのでホール全体が見渡せた、席から観るとほぼ満員に見えた、人気の演奏家4人の出演であり、金曜日の夜ということもあるだろうがこの小ホールを満員にできるのはたいしたものだ。幅広い年令層が来ていたように見えた。

曲目

ショスタコーヴィチ(1906-1975、68才没)
 チェロ・ソナタ ニ短調 op.40(1934、24才時)
 ヴァイオリン・ソナタト長調op.134(1968、58才時)
 ヴィオラ・ソナタ ハ長調 op.147(1975、死の4日前に完成)

演奏

ヴァイオリン:周防亮介(29)
ヴィオラ:田原綾子(30)
チェロ:上野通明(28)
ピアノ:北村朋幹(33)

周防亮介は、 7歳よりヴァイオリンを始める。2016年ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール入賞など既に多数の賞を受賞している。12歳で京都市交響楽団との共演を皮切りに、サンクトペテルブルク国立アカデミー管弦楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽など多数の内外のオーケストラと共演をしている。

田原綾子は、ソリストとして読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団等と共演。室内楽奏者としても国内外の著名なアーティストと多数共演し、オーケストラの客演首席も務める、Music Dialogue Artist、アンサンブルofトウキョウ、エール弦楽四重奏団、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、Trio Rizzleのメンバーとして活躍中。

上野通明は、幼少期をバルセロナで過ごす。13歳のとき、第6回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールで全部門を通じて日本人初の優勝、その後も多数の受賞歴あり、2021年からはベルギーのエリザベート音楽院にも在籍してゲーリー・ホフマンに師事。更なる研鑽を積みながら、主にヨーロッパと日本で活発な演奏活動を行っている

北村朋幹は、3歳よりピアノを始め、浜松国際ピアノ・コンクール第3位、シドニー国際ピアノ・コンクール第5位入賞など数々の受賞歴あり、ベルリン在住

出演者は皆、若手の第一人者ばかりの豪華メンバーだ

今日の演目はショスタコーヴィチの室内楽だが、あまり聞かない作曲家だ、だからといって彼の曲をわざと拒絶しているわけでもない、機会があれば聞いてみたいと思っている。ただ、難解な曲が多いというイメージがあるので手を出しにくいし、今の私の音楽知識ではまだ楽しめる音楽になっていないだけだ

今日はショスタコーヴィチを聴くというより、出演者の4名の演奏を聴いてみたい、見てみたいという思いの方が強い。田原綾子以外はテレビで見たり、公演会で聞いたりしたことがある演奏家である。いずれも若手のホープと言える存在で既に多くの実績を積んできている。

今日の演奏は北村朋幹が全曲ピアノを担当し、チェロ・ソナタは上野が、ヴァイオリ・ンソナタは周防が、そしてヴィオラ・ソナタは田原が出てきて北村朋幹と一緒に弾くという面白い企画であった。

演目は全く初めて聴く曲で、じっくりと聴いたが難しかったというのが正直なところだ。どうもこういう曲は苦手だ。こういう曲はいくらプロでもさすがに暗譜はできないだろうな、などと思ったりした。ショスタコーヴィチも何かのきっかけで好きになる可能性もあるので今後も聴き続けて行きたい。

さて、今日の夜の公演会前の食事だが、上野駅ナカに軽井沢のブランジェ浅野屋のエキュート上野店というパン屋があるので、そこでバジル&ソーセージサンド496円を一つ買って東京文化会館に行くまでの間で歩いて食べる簡略型とした。ただ、パンはやはり温めないとおいしく食べられないなと思った

お疲れ様でした。