遅くなってすみません。
事務局長 久世です
第30回活動報告です。
校舎の右手がすぐ海ですが、20m近くの断崖絶壁です。そして2階建ての校舎がほぼ津波にのみ込まれています。
津波の高さの恐怖を感じる場所です。
震災直後、谷川(やがわ)小学校の児童数14人と先生は校庭に集まっていました。
そこに避難してきた住民のアドバイスで、学校より高い所を通る県道に逃げました。
その後、学校が津波に襲われ、崖近くにあった体育館が跡形もなく流され、2階建て校舎もほぼ津波に呑まれました。
子どもたちは住民とともに神社で避難。保護者に会えたのは13日になってからだそうです。
子どもたちは2日も不安な夜をすごしました。どれだけ辛く心細かったことでしょうか。
6月4日の朝日新聞によると谷川の死者は8人、行方不明は23人。震災前には約160人の人口でしたが、
谷川に残ることを決めたのは6世帯15人とのことです。
谷川小学校は7カ月経っても、時間が止まっています。
地震が起き7か月経てば復興が進み街の景色が変わってきますが
谷川小学校は3・11のまま。
久世自身、この地を訪れると、人間の無力さ、自然の怖さを、ここを風化させてはいけない
という気持ち、思いが強くなります。
時間がゆるす限り、谷川小学校を訪れ、風化させない決意をし、
この地震・津波の悲惨さを伝えていきたいと思っています
その後バスは十八成浜へ。
くぐなり食堂の紹介です。
星川料理長のもと
くぐなり食堂班の方の
功績です。
本日のメニューは
きのこ山菜ご飯
いわしのつみれのみそ汁仕立て
味付けたまご
温野菜サラダ
先週、知立の方から無洗米320キロを頂きました。
毎回20キロ使うので、本当にありがたい支援です。
玄米をわざわざ無洗米にしてくださったそうです。
ありがとうございました。
この日、11時30分より仮設住宅で消防訓練がごありました。
邦子さんの魅力ある強引さで 消防の方も一緒にランチ。 おいしいねえと みなさん完食。
たくさんの笑顔、笑い声が談話室に広がりました。
(時間は阿部恭一さんの提案でした。消防訓練で皆さんが仮設に来ている時間だから
くぐなり食堂をやりやすいと。ありがとうございます。)
その横で瓦礫撤去班は本日も元気よく阿部恭一さんと一緒に汗を流していました。
側溝を掘っています。皆さんが「こうしよう、ああしよう」と言ってる所です。
物干し竿を固定する作業です。仮設住宅は布団などを干す場所が限られていて、、
この物干し竿が重宝される時も近し・・・
老人憩いの家(かつての避難所)で、阿部恭一さんとの食事です。
仮設で牛乳パックで座イスを作っているせいこさん。そのお手伝いをするボランティアさんです。
せいこさん、顔がイキイキしていました。
写真はありませんが、
広報班も今回は新たな活動をしました。
足が悪くて仮設まで行けない方のお宅に行き、
一緒にくぐなり食堂の昼食を食べました。
これからは、お届けして一緒に食べる活動も大事になってきます。
31回でも引き継いでしっかりやりたいとおもいます。
最後は毎回恒例の記念写真です。
皆さんの笑顔が素敵です。自然の笑顔です。
また今週も帰ります
おまけ…お迎えの時(日曜、午前7時30分、東別院前)です。
50肩だという代表の久田。
50肩に負けず、活躍を期待しています。